中学生の平均身長は?平均体重・伸ばす方法・止まる原因は?
中学生になると思春期になり身長が急に伸びる時期があります。
それが大人の身長をほぼ決める最後の背が伸びる成長のピークになります。
成長のピークは、男子で12歳~15歳、女子で10歳~12歳に間に成長ホルモンの分泌が多くなり、急に背が伸びる事になります。
この背が伸びる成長ホルモンが出る時期に、成長を妨げることをしていると背が伸びないことになります。
すると、最終的な大人の身長をほぼ決定づけてしまうことになるので注意が必要です。
この時期に背が伸びなくなるのは、一部の成長ホルモンがでない病気や生活習慣が問題になることが多いので、中学生の生活は背の高さを決める大事な時期です。
背の高さだけでなく体格などもつくられるので、大人になる準備をしっかりしていただきたいと思います。
ここでは、中学生の平均身長、平均体重、身長を伸ばす方法や止まってしまう原因についてご紹介します。
目次
中学生の平均身長は?平均体重との関係は
中学生の平均身長、平均体重は次のようになります。
中学生の男子の平均身長・平均体重(2015年度)
年齢 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|
12歳 | 152.6 | 43.9 |
13歳 | 159.8 | 48.8 |
14歳 | 165.1 | 53.9 |
成長ホルモンが多く出る子供は、10cm以上/年も伸びることもあります。
*高校生 男子の平均身長についてはコチラをご覧下さい。
中学生の女子の平均身長・平均体重(2015年度)
年齢 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|
12歳 | 151.8 | 43.6 |
13歳 | 154.9 | 47.3 |
14歳 | 156.5 | 49.9 |
女子は、小学校・高学年(9歳~11歳)の時期に成長ホルモンが多くでて、6cm~7cm/年の身長が伸びやすいです。
*小学校の男子・女子の平均身長についてはコチラをご覧下さい。
中学生の男子・女子の12ヶ月別の平均身長は?
中学生の時期は、1年間でもかなり身長が伸びるので、1ヶ月ごとの平均身長を表にしました。
1年毎の平均身長から相加平均にて求めています。
1ヶ月毎 中学生 男子の平均身長・平均体重(2015年度)
年齢 | ヶ月 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|---|
12歳 | 0ヶ月 | 152.6 | 43.9 |
1ヶ月 | 153.2 | 44.3 | |
2ヶ月 | 153.8 | 44.7 | |
3ヶ月 | 154.4 | 45.1 | |
4ヶ月 | 155.0 | 45.5 | |
5ヶ月 | 155.6 | 45.9 | |
6ヶ月 | 156.2 | 46.4 | |
7ヶ月 | 156.8 | 46.8 | |
8ヶ月 | 157.4 | 47.2 | |
9ヶ月 | 158.0 | 47.6 | |
10ヶ月 | 158.6 | 48.0 | |
11ヶ月 | 159.2 | 48.4 | |
13歳 | 0ヶ月 | 159.8 | 48.8 |
1ヶ月 | 160.2 | 49.2 | |
2ヶ月 | 160.7 | 49.7 | |
3ヶ月 | 161.1 | 50.1 | |
4ヶ月 | 161.6 | 50.5 | |
5ヶ月 | 162.0 | 50.9 | |
6ヶ月 | 162.5 | 51.4 | |
7ヶ月 | 162.9 | 51.8 | |
8ヶ月 | 163.3 | 52.2 | |
9ヶ月 | 163.8 | 52.6 | |
10ヶ月 | 164.2 | 53.1 | |
11ヶ月 | 164.7 | 53.5 | |
14歳 | 0ヶ月 | 165.1 | 53.9 |
1ヶ月 | 165.4 | 54.3 | |
2ヶ月 | 165.6 | 54.8 | |
3ヶ月 | 165.9 | 55.2 | |
4ヶ月 | 166.2 | 55.6 | |
5ヶ月 | 166.4 | 56.0 | |
6ヶ月 | 166.7 | 56.5 | |
7ヶ月 | 167.0 | 56.9 | |
8ヶ月 | 167.2 | 57.3 | |
9ヶ月 | 167.5 | 57.7 | |
10ヶ月 | 167.8 | 58.2 | |
11ヶ月 | 168.0 | 58.6 | |
15歳 | 0ヶ月 | 168.3 | 59.0 |
1ヶ月毎 中学生女子の平均身長・平均体重(2015年度)
年齢 | ヶ月 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|---|
12歳 | 0ヶ月 | 151.8 | 43.6 |
1ヶ月 | 152.1 | 43.9 | |
2ヶ月 | 152.3 | 44.2 | |
3ヶ月 | 152.6 | 44.5 | |
4ヶ月 | 152.8 | 44.8 | |
5ヶ月 | 153.1 | 45.1 | |
6ヶ月 | 153.4 | 45.5 | |
7ヶ月 | 153.6 | 45.8 | |
8ヶ月 | 153.9 | 46.1 | |
9ヶ月 | 154.1 | 46.4 | |
10ヶ月 | 154.4 | 46.7 | |
11ヶ月 | 154.6 | 47.0 | |
13歳 | 0ヶ月 | 154.9 | 47.3 |
1ヶ月 | 155.0 | 47.5 | |
2ヶ月 | 155.2 | 47.7 | |
3ヶ月 | 155.3 | 48.0 | |
4ヶ月 | 155.4 | 48.2 | |
5ヶ月 | 155.6 | 48.4 | |
6ヶ月 | 155.7 | 48.6 | |
7ヶ月 | 155.8 | 48.8 | |
8ヶ月 | 156.0 | 49.0 | |
9ヶ月 | 156.1 | 49.3 | |
10ヶ月 | 156.2 | 49.5 | |
11ヶ月 | 156.4 | 49.7 | |
14歳 | 0ヶ月 | 156.5 | 49.9 |
1ヶ月 | 156.6 | 50.0 | |
2ヶ月 | 156.6 | 50.2 | |
3ヶ月 | 156.7 | 50.3 | |
4ヶ月 | 156.7 | 50.4 | |
5ヶ月 | 156.8 | 50.6 | |
6ヶ月 | 156.8 | 50.7 | |
7ヶ月 | 156.9 | 50.8 | |
8ヶ月 | 156.9 | 51.0 | |
9ヶ月 | 157.0 | 51.1 | |
10ヶ月 | 157.0 | 51.2 | |
11ヶ月 | 157.1 | 51.4 | |
15歳 | 0ヶ月 | 157.1 | 51.5 |
中学生で身長を伸ばす方法は?
成長期に身長が伸びるとは「骨」を成長させることです。
骨は思春期の時期を中心に成長し、伸びていきます。
大人になった時の身長は、10代前半の成長期の伸びで決まります。通常は、10代後半以降~20代以降では、身長は伸びません。
中学生で身長を伸ばすのは、男子と女子で違いがあります。
- 中学生の男子は、成長ホルモンが多く出やすい時期です。そのため、12歳~15歳に時期に成長を妨げない生活習慣を取ることが大事です。
中学生の女子は、中学生ではすでに成長ホルモンが出終わった時期です。ですので、無理に身長を伸ばそうとしないようにしたい時期でもあります。
成長ホルモンの分泌がピークになるのは、男子なら12~15歳、女子なら9~11歳くらいとされています。
ですので、中学生の男子は背が伸びる時期、女子は背が伸びた後になりやすいのです。
早い時期に成長ホルモン分泌がピークになると、小学生・中学年・高学年から背が急に伸びることがあります。逆に成長ホルモンのピークが遅く出ると中学生後半に急に背が伸び出すこともあります。
成長ホルモンのピークが早く出すぎたり、遅く出すぎると低い身長のまま大人になることがあります。
大人になったとき「低身長」になる目安は、18歳で男子が160cm未満・女子が148cm未満の場合です。「低身長」とは統計的に身長を計算した時に身長が小さい方から約2%の方を「低身長」としています。
低身長になる方は、約40%の方が、思春期が遅く、声変わりや体格が大きくなるのが遅れる方と言われています。
そのため、毎年の身長・体重を測ってみて、あまりに伸びが遅いと感じる時、思春期が明らかに遅れていると感じる方は、専門医にみてもらうとよいかと思います。
成長ホルモンが出る時期は、個人差があるので身長が低すぎかも?と心配しないで大丈夫です。。
通常の場合は、ほぼ心配ないケースが殆んどなので、焦らずに思春期になるのを待つのも大事です。
身長が急に伸び始めるのは「思春期」が関係しています。
思春期には、男性ホルモン・女性ホルモンが多く出始める頃で体の変化を感じる時期でもあります。
男子なら声変わり、女子なら胸が少し膨らみ始める頃です。
思春期に次の身長であれば、85%の確率である程度身長が伸びると言われています。
- 男子:思春期開始時に135cmあれば、85%の確率で大人の身長は160cm以上になる
- 女子:思春期開始時に132.5cmあれば、85%の確率で大人の身長は150cm以上になる
成人で男性160cm、女性150cmという身長は、平均よりも低いですが、極端に低い身長というわけではないので、中学生の段階では心配しなくても大丈夫かと思います。
中学生の身長が止まる原因は?
中学生は年齢的に男子が急激に背が伸び始め、女子は背が伸び率が下がる時期です。
個人差がありますので、時期はずれますが、目安としては、男子は12歳~15歳、女子は9歳~11歳が最も背が伸びる時期です。
身長が止まると感じるのは、中学生の女子が多いと思います。
これは、成長ホルモンの分泌が落ち着いてきている状態で身長も2cm/年程度の伸びになります。
最終的な大人の身長は、15歳~18歳になることが多いので、思春期から10代後半までは、できるだけ背の伸びを抑制する原因をなくすことが重要です。
ただ、特別なことをしなくても健康的な生活を送っていれば身長は順調に伸びます。
<中学生の背の伸びが止まらないためのポイント>
- 睡眠をシッカリ取る
睡眠は、成長ホルモンを分泌する大事な要素です。
寝る子は育つ、というのは本当で、十分な睡眠をとって頂きたいです。
睡眠中には、成長ホルモンが多く分泌され、背だけでなく体の成長を進めるホルモンが活動します。昼間に寝るよりもしっかりと夜に寝ることで、ホルモンの分泌がスムーズに行われます。夜は早く寝ることで、背を伸ばす事ができます。
最近は、スマホ・ゲームなどで睡眠が妨げられることが多いですが、大人になって背を伸ばしたいなら、早めに寝て背を伸ばすことが大事です。
- 栄養
偏食も健康な体を作るのに妨げになる要因です。
背を伸ばすには牛乳を飲むといい、というイメージがありますが、牛乳(カルシウム)と背を伸ばすのは直接は関係ありません。
カルシウムは、骨を作る成分の1つで、骨の全体を作っているのはタンパク質です。骨を形作る意味では、カルシウムは必要な栄養素なので、牛乳を飲んでも良いかと思いますが、脂肪分が多いので肥満には注意しが方がいいです。
お肉や野菜があるご飯をシッカリ食べるようにすれば基本的な栄養素は揃います。
- 適度な運動
運動は筋肉・骨格を作る大事な要素になります。
バスケ、バレーボールをやれば背が伸びるという根拠はありません。そのため、適度な運動をしていれば、代謝が行われ、成長が進むため背も伸びることに繋がります。
背を高くするには、体の代謝を良くして体に必要な栄養素を取ることで、大きくなることが出来ます。
あまりに運動不足だと、筋肉の衰えなどで体の成長が遅れることがあります。背を伸ばすには、適度にスポーツや運動をすることをおすすめしたいです。
身長が伸びる食品・栄養は?
中学生で身長が伸びる食品・栄養素は、タンパク質・カルシウム・亜鉛・アミノ酸などです。
身長が伸びる食品・栄養素のポイントは次のとおりです。
背を伸ばす要因 | 栄養素 | 主な食品 |
---|---|---|
骨を作る | タンパク質、カルシウム、マグネシウム | 鶏肉ささみ、牛肉・豚肉・鶏肉のモモ肉・ヒレ肉、マグロ、ヒラメ、タラ、豆腐、牛乳、チーズ、ヨーグルト、納豆、小松菜、干しエビ、豆腐、大豆、枝豆、ほうれん草など |
成長ホルモン分泌 | アミノ酸、亜鉛 | 肉類など、牡蠣(カキ)、ウナギ、牛モモ肉、納豆、ホタテ、鳥レバー、アーモンドなど |
成長因子 | アミノ酸、亜鉛、炭水化物、ビタミンB6、ビタミンB12、カルシウム | 肉類、にんにく、マグロ、カツオ、鶏ひき肉、 |
その他 | ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ミネラルなど | 緑黄色野菜など |
<食べ物で身長を伸ばす方法は?>
- 骨を作る
中学生で身長を伸ばすには、「骨を伸ばす・成長させる」ことが最重要です。そのため、骨を作る原料になる、タンパク質・カルシウム・マグネシウムを取ることが大事です。
中でも大事なのは「タンパク質」です。
タンパク質は、骨・筋肉を作る原料になり、骨の成長を促します。
成長期で身長が伸びる時期は、タンパク質をしっかり取ることで身長が伸びていきます。
タンパク質は、高タンパクで低脂肪(低カロリー)の食品がよいです。脂肪が多いと、肥満になり成長のエネルギーが背を伸ばすことに使われなくなります。
カルシウムは、骨の原料に使われ、骨を丈夫にします。
カルシウムは、牛乳などの乳製品から取れますが、牛乳が嫌いな方が増えていて、カルシウム不足になりがちと言われてます。
また、マグネシウムは、カルシウムの体内吸収をよくするために必要な栄養素です。カルシウムとマグネシウムは、豆腐などを食べて、合わせて食べておきたいですね。
中学生で背を伸ばすポイントは、高タンパクで脂肪が少ないタンパク質を上手に取ることです。脂質(脂身)が多すぎには注意です。
タンパク質は、1日に体重1kg当たり1.25~2.0gを目安に食べるといいですね。(体重50kgなら、62.5g~100g目安)
カルシウムも1日700mg目安で、乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)・豆腐・納豆・ほうれん草などから取るといいです。
- 成長ホルモンを作る・分泌させる
成長ホルモンを分泌させるには、アミノ酸・亜鉛が必要です。
成長ホルモンは睡眠中に分泌して骨を伸ばし・成長させます。
成長ホルモンは「骨を作る命令を出す」ことなので、タンパク質・カルシウムなどを取っても成長ホルモンが出ないと背が伸びないです。
ですので、成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸・亜鉛を食べて、睡眠をしっかり取ることで背が伸びるんですね。
- 成長因子(ソマトメジンC)の生成
成長因子「ソマトメジンC」とは聞き慣れないですが、成長ホルモンの指示を受けて、骨を作る作用がある物質です。
ソマトメジンCは、成長ホルモンより直接的に骨を成長させる働きがあります。
そのため、ソマトメジンCの生成をするアミノ酸、亜鉛、ビタミンB6、ビタミンB12を取るようにしたいです。
その他、体の成長をさせるエネルギーになる炭水化物、体の組織を調整するビタミン類などの野菜も食べておきたいです。
これら全部を食べようとすると大変です。そこで、脂身の少ない肉類・魚をおかずにして、ご飯・野菜(サラダ)・味噌汁を中心とした和食を食べるといいですね。
和食だとカルシウムが不足する可能性があるので、ヨーグルト・チーズ・牛乳なども食べるようにしたいですね。
脂肪が多く、カロリーが高くなりすぎないよう注意したいです。
ストレッチで身長は伸びる?
身長を伸ばすストレッチをすれば、身長は約1.2cm~1.6cmは伸びます。
ただ、ストレッチして身長が伸びても、一時的に伸びただけなので注意です。
ですので、背を伸びた記録を残したい時は、身体測定などする前にストレッチをするのもいいですね^^
身長が伸びるストレッチの方法は、鉄棒などでぶら下がったり、背骨などを伸ばしたりするだけです。
背骨は骨と骨が「軟部組織」という伸び縮みする組織があります。
猫背や姿勢が悪いと、背骨の「軟部組織」が縮んでしまうんですね。背骨もそれに従って曲がってしまい、身長が低くなるのです。
そのため、鉄棒にぶら下がったり、背を伸ばすストレッチをすると、軟部組織が伸びて背が伸びてみえるのです。
実際に、1日の間でも、1cm~2cmほど身長は変わっています。寝ていると背骨が伸びていますが、起きて動いていると、背骨の軟部組織は縮まってきて、身長が低くなるのです。
ですので、朝起きた時の身長が高くて、夕方・夜の身長は低くなる傾向があるんですね。
身長を測るなら、朝早めの時間帯がいいですね^^
睡眠時間はどれくらいがいい?
成長ホルモンがしっかり出る睡眠時間は、8~9.5時間くらいがオススメです。
あまり寝過ぎは良くないですが、背を伸ばすには、9時間くらいは寝ておきたいところ。
9時間も?と思うかもしれませんね。
朝7時に起きるなら、夜の10時には寝てないといけません。
実は、部活などスポーツをやっている方は、これくらいの時間に寝ていることが多いです。
そのため、運動をしていると背が伸びやすいともいわれているんですね。
運動してお腹が空いてご飯をシッカリ食べ、良く眠ることで、体が大きく背が高くなるんですね。
部活などのスポーツをやっていなくても、早めに寝ることはソンはないです。成長期の背が伸びている時期だけでも早寝してもいいかもしれません^^
まとめ
- 中学生の平均身長は、男子は152.3cm~165.0cm、女子は151.8cm~156.5cm。
- 中学生の平均体重は、男子は43.9kg~54.0kg、女子は43.7kg~49.9kg。
- 背を伸びる時期は個人差があり、身長を伸ばすには睡眠・栄養・運動をばらんすよくとることが大事