小学生の身長・体重の平均は?グラフから高い・低いをチェック

小学生の男の子・女の子の身長・体重の平均をチェックすることはお子さんの成長を見る上で大事です。

平均の身長から低い・高いだけでなく、毎年どのように伸びているのか、伸びていないかを確認するのが大事です。

子供の身長・体重の成長は、幼児期が一番大きく、小学生から少しゆるやかになります。
その後、思春期を過ごす時に、身長が一番伸びて、10代後半にかけて最終的な身長になっていきます。

小学生は、思春期を早く迎える子どもと遅く迎える子供で身長にも差が出てきます。
小学生の時期にあまりに身長が伸びない時は、低身長に関する病気の事も考えられます。

小学生の身長・体重を毎年チェックしていき、お子さんの成長に問題ないか1年に1回は確認しておきたいです。

ここでは、最近の小学生の身長・体重をグラフにしてみましたので、お子さんの成長をチェックして頂きたいです。

小学生の身長・体重の平均は?

小学生の身長・体重の平均は次のとおりです。
（2015年度の厚労省のデータより）【2017.10.9更新】

小学生 男子の平均身長（cm)と平均体重（kg) 2015年度

年齢	身長(cm)	体重（kg)
6歳	116.5	21.3
7歳	122.5	23.9
8歳	128.1	26.9
9歳	133.5	30.4
10歳	138.9	34.0
11歳	145.2	38.2

参考情報小学校男子は女子に比べて思春期が遅いため、身長が伸びる時期が遅いです。
なかなか身長が伸びないな・・と不安になりますが、中学生にかけて身長が急激に伸びていきます。

＊中学生の男子の平均身長についてはコチラを参照下さい。

小学生 女子の平均身長（cm)と平均体重（kg)

年齢	身長(cm)	体重（kg)
6歳	115.5	20.8
7歳	121.5	23.4
8歳	127.3	26.4
9歳	133.4	29.7
10歳	140.1	34.0
11歳	146.7	38.8

参考情報小学生の身長は、40年前と比べると2～3センチ程度高くなっていて、体重も2～3キログラム重くなって体が大きくなっています。
ここ10年くらいでは、身長は男子・女子とも横ばい、体重は男子・女子とも少なくなっており、スリムな体型になっていることが分かります。

＊中学生の女子の平均身長についてはコチラを参照下さい。

小学生の身長が平均より低いのは心配？

小学生になるとお子さんの身長が、平均身長より低くなると心配になりますよね。

子供の身長は、成長ホルモンが一番活発になる思春期に伸びると言われています。
いつ思春期になるかは、子供によって異なります。ですので、お子さんの身長が伸びないといって焦る必要はありません。

身長は乳幼児期に最も大きくなり、思春期になるまでの身長の伸びは少し落ち着いてきます。

小1～中・高学年は、身長の伸びは、5～7cm/1年くらいです。

そして、思春期になると、身長の伸びが最も大きくなり、男子で10cm/年・女子で8cm/年くらいになります。

ただ、年間であまりに身長が伸びない時は、大人になっても低身長になることがあります。

ごく一部の子供に成長ホルモンが十分にでない病気などがあり、背が伸びないことがあります。その場合は、公益財団法人・成長科学協会に地区ごとに相談出来る窓口があるので相談することも出来ます。

ただ、成長ホルモンの出方は子供によって変わるので、偏食がないか・睡眠が十分かなどの通常の生活に問題ないかを確認・見直すことも大事です。

特に睡眠は、昔から「寝る子は育つ」と言われるように背を伸ばすのに重要なことです。成長ホルモンが出る時間帯なので背を伸ばす・体を作るのは寝ている時です。
出来るだけ夜更かしはせず、早寝早起きをすることで健康な体が作られます。

牛乳・カルシウムは背を伸ばす？

牛乳・カルシウムを飲むと背が大きくなる、骨が丈夫になると言われていますが、本当でしょうか。

牛乳に多く含まれるカルシウムは、骨を作る成分の1つです。骨はタンパク質から作られていて、カルシウムはその中に入って骨を丈夫にします。

建物で言うと、建物を組み立てている鉄筋がタンパク質、建物を丈夫にするのがカルシウムです。

ですので、カルシウムだけを多くとっても、骨は丈夫になりますが、身長は伸びません。

できるだけ偏りのない栄養素を取って、運動すること、睡眠をしっかりとる普通の習慣で、子供の身長を伸ばすことができます。牛乳を沢山飲むことはしなくてもよいです。

牛乳には脂肪分が多いため肥満につながることがあります。また、日本人に多い「乳糖不耐性」という乳製品を消化するのが難しい体質だと、お腹を壊したりすることがありますので注意したいです。

まとめ