高校生 男子の平均身長・体重 伸ばす方法は?親の遺伝との関係は
高校生の男子は、背が伸びて体格が大人になる思春期の大事な時期です。
男子は女子よりも思春期が遅いので背が伸び始めるのが遅いです。ですが、身長の伸びは女子よりも多く10cm/年以上も伸びることがあります。
男子の思春期は、11歳~16歳ごろでこの時に背が急激に伸びる最後のスパートがかかります。
思春期は個人差があり、早めになる男子、遅めになる男子があるので年齢は前後します。
思春期の始まりの目安は声変わりと言われますがあまり正確でなく、声変わりに気がついた頃には思春期は後半になっていて身長の伸びはラストスパートになっていることが多いです。
思春期の5年間は急に背が伸びるようになり、11歳~16歳までは大人になるまでが背が伸びる大きなチャンス。
思春期が終わった16歳以降は、背が伸びる幅は年々減っていき、15歳~18歳くらいまでは最終的な身長です。
もし高校生で背が低いと感じているならできるだけ成長を伸ばす生活をしたいところですよね。
ここでは、高校生 男子の平均身長と体重、背を伸ばす方法などについてご紹介します。
高校生 男子の平均身長・体重は?
高校生 男子の平均身長と体重は、次のとおりです(2015年度)
年齢 | 身長(cm) | 体重(kg) |
---|---|---|
15歳 | 168.3 | 59.0 |
16歳 | 169.8 | 60.6 |
17歳 | 170.5 | 62.5 |
高校生の15歳~18歳までは約1~2cm/年と落ち着いてきています。
このデータは平均のため、平均身長よりも低い男子は、思春期が遅い場合もあるので目安として捉えて下さい。
高校生男子の身長を伸ばす方法は?
思春期に身長の伸びるのは、成長ホルモンが分泌されるためで、骨などの骨格が急成長します。
成長ホルモンは、思春期にかけて分泌が最も多くなり、10代後半にかけて減っていきます。
身長を伸ばすためには、いかに成長ホルモンの分泌を多くすることと抑制するものを排除することが大事です。
そこで、成長ホルモンを分泌させて、背を伸ばすためにできることをご紹介します。
<高校生 男子の身長を伸ばす方法>
- 睡眠をしっかりとる
睡眠は、成長ホルモンを分泌させ、背を伸ばすのに大事なことです。
睡眠と聞くと、軽視しがちですが体を作ったり・再生させる唯一の重要な人間の活動です。
人間は覚醒状態では体を維持することが精一杯で、成長をすることに使うエネルギー・余力はありません。
「寝る子は育つ」と言いますが、これは本当のことなんですね。
さらに睡眠は、できたら「良い質の睡眠」を取ることをおすすめしたいです。
深い睡眠を取るほど成長ホルモンが出るので、良い質の睡眠が重要なんです。
夜にスマホ・ゲームなどで交感神経が高ぶったまま寝ると、浅い睡眠で、熟睡できず成長ホルモンの分泌が抑制されます。
ですので、ホンキで背を高くしたいのであれば、夜はスマホやパソコンはそこそこにして、熟睡出来るようにしてくださいね。
- バランスの良い栄養を取る
体は食事でとった栄養素から出来てます。食べ物や飲み物の栄養素が体に吸収され、体を作っていきます。
そのため背を伸ばすためには、しっかりとバランスの良い栄養を取りたいです。
牛乳を飲めば背が伸びるというのは、正確ではありません。
確かに牛乳にはカルシウムが含まれていて、骨もカルシウムで出来ています。しかし骨の全体を作っているのは、タンパク質です。
タンパク質の骨の枠が出来て、その中をカルシウムで埋めていくイメージです。成長過程においては、骨が伸びていく時にカルシウムも使われるため、カルシウムを取ることは背を伸ばす要因にはなります。
ですが、牛乳を飲んだからといって背が伸びることにはなりませんので注意して下さい。
バランスの良く肉・野菜を食べていれば栄養不足で背が伸びないということはないので、普通に食事をすれば問題ないです。
毎日朝食を食べるかについては、高校生と全く食べない高校生に比べて、毎日食べる高校生の方が平均身長は0.5cmほど高いです。
- 適度な運動をする
運動をすると、しない人よりも背が伸びやすい傾向にあります。
運動はバスケやバレーボールなどの競技をする必要はないです。バスケをしたからといって身長が伸びることはありません。
ですが、全く運動しない高校生に比べて、毎日運動する高校生の平均身長は、約1cm高いことが分かっています。
毎日する部活動やスポーツをすることで、身長が伸びる傾向があるんですね。これは、運動をすることで食事を沢山食べる、筋肉・骨などが鍛えられる、良い睡眠が取れることに影響があると思われます。
運動は、部活動に入っていなくても、ジョギングなど自分で出来ることをしていれば、背を伸ばす効果が期待できると言えます。
背を伸ばす方法といっても、ごく当たり前のことでがっかりしたかもしれませんね・・^^
でも、一番大切なのは「睡眠」です。かといって授業中に寝てばかりいてはいけませんが、背を伸ばすことができるのは、11歳~16歳くらいで、18歳くらいには最終的な身長が決まってしまいます。
高校生で身長が伸びなくて悩んでいる!という方は、がんばって頂きたいです。
身長は親の遺伝との関係あるの?
よく身長は親が背が低いので、自分も背が低いかも・・と思うことがあります。
身長は親から遺伝するのか?という点については、「ある程度は影響がある」といえます。
身長だけでなく、顔や体格なども遺伝的に親から引き継がれるものが多いです。ですが、必ずしも全て遺伝で決まるわけではありません。
身長も、睡眠・栄養バランス・運動の要素が加わることで、後天的にある程度変えることが出来ると言えます。身長の差が大きい兄弟がいるのもそのためです。
ここでは、親の身長から子供の身長の目安を算出する計算をご紹介します。
お父さん・お母さんの身長をもとにおおよそ成人した時の身長を求める計算は次のとおりです。
あなたの身長=(お父さんの身長+お母さんの身長)÷2+6.5(cm)
誤差は±5cmで、この計算式はあくまでも目安です。
例えば、お父さんの身長170cm、お母さんの身長150cmなら、次のようになります。
身長=(170+150)÷2+6.5=166.5cm(±5cmの誤差)
睡眠・栄養バランス・運動の要素も加味すると、上下することもありますので、参考までに計算してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 高校生男子の平均身長は、168.3cm~170.7cm、平均体重は58.9kg~62.8kg。
- 身長を伸ばすには、成長ホルモンの分泌を出すために睡眠・栄養バランス・運動を大切にする
- 身長は親の遺伝の影響を受けるが、後天的な要素もあるので参考までとする