脱水症状の兆候をチェックする方法 爪・舌・体温などの症状は?
夏で気温が上がると、脱水症状・熱中症になる方が多くなります。
脱水症状は、気温が高いとなりやすいのに、毎年のようになる方がいるのは、不思議に思うかもしれません。
でも、水分をとっていても、知らない間に脱水症状になっていたら・・びっくりしませんか?
実は、脱水症状は、気づかないうちに脱水症状になる「隠れ脱水症状」になることがあるんです。
高齢者や子供などを中心に、脱水症状になることが多く、健康な大人でも知らない間に脱水症状になることもあります。
特に高齢者や子供は喉が乾きを感じる前に脱水症状になることもあるので注意したいです。
ほとんどの隠れ脱水症状になる前に、体に、脱水症状の兆候があります。
熱中症・脱水症状になる前に、体から出ている脱水症状のサインをチェックしていただきたいです。
ここでは、高齢者や子供の脱水症状の兆候をチェックして、脱水症状にならない方法をご紹介します。
脱水症状の兆候をチェックする方法
脱水症状は、気づかないうちに脱水している「隠れ脱水症」があります。
隠れ脱水症状になっていると、突然、脱水症状・熱中症になり、倒れたりすることがあり危険です。
脱水症状が出る前に、経口補水液などの水分・塩分を取るようにして頂きたいです。
脱水症状の兆候は、体に出るサインをチェックすることで事前にわかります。
<脱水症状の兆候をチェックする方法>
- 親指の爪を押して2秒以内に赤みが引かない→脱水の疑いあり
指先には毛細血管があり、水分が不足すると、血流が悪くなります。
親指の爪を押して赤みが出ても、すぐに回復しなくなります。目安は、2秒程度で戻らなければ、脱水症状の疑いありです。
- 手を触って、手が冷たい→脱水症状の疑いあり
脱水になると、指先同様、血流が悪くなるため、体温が下がります。
手などの末端神経の体温が低くなってきます。
手足の先が冷たいと感じたら、脱水の疑いがあります。
- 口の中が乾く・つばが出ない→脱水の疑いあり
脱水症状になると、唾液などの水分もなくなってきます。
舌が乾いていたり、ツバが出ない時は、脱水の疑いがあります。
- 腕の皮膚をつねってみて、皮膚が3秒以内に戻らない→脱水の疑いあり
通常、腕などの皮膚には、水分が多く含まれています。
脱水症状になると、皮膚の水分もなくなるため、つねっても皮膚がつねった状態の形から元に戻りにくくなります。
3秒を目安に皮膚が戻らなければ、脱水の疑いがあります。
1つの脱水症のサインで分かりづらい時は、複数の脱水症サインをチェックしてみてください。
脱水症状は徐々に進行していくので、疑わしい時は、早めに経口補水液などの水分を飲むようにしてください。
脱水症状と熱中症の違いとは?
熱中症の初期症状が、脱水症状です。
熱中症は、体温を下げるために汗をかこうして、汗がでなくて、どんどん体温が上がる症状です。
熱中症は、重症化すると非常に危険です。誰もがなる可能性があるので、暑い夏は外出時だけでなく、室内にいるときも注意が必要です。
熱中症を防止するには、脱水症状の兆候を見逃さないようチェックして、対策することが大事です。
脱水症状をチェックする方法
脱水症状になると、上記のような脱水の兆候に加えて、明らかな脱水症状として体調不良が出てきます。
脱水症状には、2種類の脱水症状のタイプがあり、水分・塩分(ナトリウム)のどちらが減ることで、症状が変わってきます。
水分は補給していても、塩分が足りないと、脱水症状になることがあるので、注意が必要です。
どちらの症状が出たとしても、経口補水液などで水+塩分の補給をすることが大切です。
熱中症にならない水分補給の方法はコチラを参照下さい。
- 水分を失うと出る症状
体内に水分を失うと、血液中の水分が不足し、ドロドロ血になり、血流が悪くなります。
そして、体内の臓器に水分・酸素が行き渡らくなり、次のような症状がでます。・めまい、立ちくらみ
脳への血流が行かないと、めまい、立ちくらみになります。
場所によっては、倒れてけがをすることもあるので注意が必要です。・微熱・熱中症
体温を下げるために、汗をかきたくても汗の元になる水分が不足すると、微熱がでます。
微熱は放っておくと、ドンドン熱が上がり、熱中症の症状になります。・心拍数増加、不整脈、頻脈
水分が不足すると、血液がドロドロになり、心臓がムリヤリ血液を送ろうとして、心拍数が増加します。
また、不整脈や、頻脈(1分間に100回以上の脈)になり、危険が伴うことがあります。 - 塩分(ナトリウム)が不足すると出る症状
・足がつる・こむら返り
ナトリウムが不足すると、筋肉が正しく動かなくなり、足をつったり・こむら返りを起こします。
脱水症状は、水分・塩分(ナトリウム)が両方なくなることがあり、上記の症状が複数出ることがあります。
症状が多いほど、危険なため、早めの対策が必要です。
まとめ
- 知らない間に水分・塩分が蒸発する「かくれ脱水症状」がある
- 隠れ脱水症状は、爪や皮膚・口の中・体温などで兆候をチェックすることが出来る
- 熱中症は、脱水症状の初期症状。重度の熱中症になる前に対策を。