血圧の数値が低いと危ない?改善する食べ物・対処法とは
血圧の数値が低い20代・30代の若い女性が増えています。
やせ型で食事をしっかり取らない女性は血圧が低くなりやすく、40歳以下の女性の5人に1人は低血圧気味と診断されています。
血圧が高いと健康に悪いといえますが、血圧が低いのは健康に良いといえるのでしょうか?
血圧が低くても日常生活には支障がない方も多く、病気として扱われない事が多いです。自覚症状がなければ、低血圧では病院に行く必要がないとも言われることもあります。
ですが、低血圧だと朝起きるのがつらい、めまい、フラつき、動悸、息切れなどの症状が起きやすいとよく言われます。
また低血圧は、疲れやすい、風邪を引きやすい、頭がボーっとする、といった症状もあり、日常生活に支障が出てくることもあります。
低血圧は、冷え性・自立神経失調症・不定愁訴などの体質も関係していることもあり、できたら改善しておきたいところです。
そこで、血圧が低いと診断される数値・基準値、低血圧によい食事などをご紹介します。
血圧が低い!数値はどれくらいから危険? 基準値は
血圧が低いと診断される基準値の数値は、上の血圧が90mmHg以下(収縮期血圧)なら低血圧と診断されます。
ただ、低血圧の基準値は、上の血圧が男性:105mmHg以下、女性:100mmHg以下とする場合もあるようです。
下の血圧(拡張期血圧)についての基準は特にありません。
<血圧が低い原因と症状とは>
- 本態性低血圧
本態性低血圧は、原因がハッキリしない低血圧のことを言います。
体質的に血圧が低く、遺伝的要素も関係があるとされています。
本態性低血圧は、自覚症状が出る方と出ない方がいます。本態性低血圧で、何かしらの症状がある場合を「本態性低血圧症」といいます。
本態性低血圧症は、めまい・頭痛・倦怠感・耳鳴り・不眠・冷え性などの症状です。これらの症状は、低血圧が原因かどうかハッキリしないことが多いです。原因は自立神経失調症が関係していることが多いです。
血圧は、交感神経と副交感神経による自律神経によってコントロールされています。交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、血圧の調整が上手くいかないと、自立神経失調症となり、血圧が低下します。
本態性低血圧症が疑われる時は、一度病院で医師の診察を受けて頂き、健康上問題ないことを確認して安心して頂きたいです。
- 起立性低血圧
起立性低血圧は、立ち上がった時にクラクラするといった貧血・めまいが起きる症状です。
立ち上がった時にくらくらするのは、健康な方でもよく起きる症状です。座っていた時に血液が下半身に集まっていて、急に立ち上がると脳に血液がいかずに、一時的に脳に血液(酸素)が不足するためにクラクラします。
体は脳に血液が行かないと判断すると、血液をすぐに脳に送るようになり、すぐにクラクラした状態はもどります。ですが、脱力感がとれなかったり、目の前が真っ暗になる、気を失う時は、病院で検査を受けたほうがよいです。
起立性低血圧の中では、病気が原因になっているものもありますので注意が必要です。
糖尿病の影響による自律神経障害、副腎機能不全、大動脈弁狭窄、脊髄癆(せきずい・ろう)、降圧剤使用時などで起立性低血圧が起きることがあります。
これらの病気は起立性低血圧以外ですでに自覚症状が出ていることも多いかと思われますが、心配のようなら主治医に相談するとよいと思います。
- 症候性低血圧(しょうこうせい・ていけつあつ)
症候性低血圧は、病気が原因で低血圧の症状がでる場合です。起立性低血圧の症状と重なる点があるかと思います。
既往症があれば、低血圧の症状が出ることがあるということで、健康診断などで問題がなければ気にしなくても大丈夫です。
<症候性低血圧が関係する病気>- 心臓の病気
不整脈、心筋梗塞、肥大型閉塞性心筋症、大動脈弁狭窄、心タンポナーデ等 - ホルモン分泌異常
恒常性機能低下、アジソン病など - 肺の病気
肺梗塞、肺性心等
- 心臓の病気
あまりに血圧が低いと、もしかして病気かも?と思って心配される方も多いです。
低血圧は、遺伝的に体質的に血圧が低いことが多いのと、食生活・睡眠などが不規則食べ物をシッカリ食べていないことが原因のことも多いです。
特に、女性で20代・30代でやせ型で食が細い方、冷え性、自立神経が失調気味、心配性の方は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで血圧が低くなることもあります。
症状がヒドイようであれば、病院で主治医の先生に相談してみるとよいかと思います。
血圧が低いと起きる症状とは?
血圧が低いと全身に血液(酸素)が行かなくなり、体のあちこちで不調になることがあります。
体のどの部分に血液が不足すると、体調不良になるかご紹介します。
原因 | 症状 |
---|---|
脳への血液循環が不十分 | 立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、血の気が引く、乗り物酔い |
全身の血流循環が悪い | 動悸、息切れ、胸が痛い、 |
胃腸の血液循環が悪い | 食欲がない、胃もたれ、胃下垂、下痢、便秘、下痢と便秘を繰り返す、吐き気 |
肺への血液循環が悪い | 息苦しさ、過呼吸、空気が薄いと感じる |
部分的に血液循環が悪い | 顔が青白い、下肢静脈瘤、頭痛、眼の疲れ |
これらは、低血圧の症状ではなく、他の病気による影響も考えられます。
気になる症状がある場合は、病院で医師の診断をしてもらうことをおすすめします。
低血圧と朝に起きれないのは関係ある?
低血圧と朝に起きれないのは関係がある可能性があります。
ただし、血圧が低い方は、全員が朝に起きづらい訳ではないです。
寝ていてから起きて立ち上がった時にフラフラする・気分が悪くなる時は、低血圧が関係する病気「起立性低血圧症」の可能性があります。
起立性低血圧症は、寝ている状態から立ち上がった時に血圧が安定せず、脳へ十分な血液がいかないことでフラフラします。
起きた直後にフラフラするケースと、起きてから10分くらいたってからフラフラしてくるケースがあります。
こうした起立性低血圧症の場合は、しばらく横になって血圧が安定してから静かに起き上がるようにします。無理に起きて動き回ると、転倒などの危険性があるので注意です。
起立性低血圧症は、子供・女性・降圧剤などの薬を飲んでいる方に起きる傾向にあります。
朝に起き上がれない原因は、血圧が低いために体質的なことや、疾患の影響も考えられます。
そのため、できるだけ早めに病院で医師の診断を受けて頂きたいです。
低血圧を改善する食べ物・対処法とは
低血圧になる方は、朝食を始めご飯を3食分しっかり食べられていない、事が多いです。
<低血圧を改善する食べ物は?>
- バナナなどの果物
低血圧だと朝が弱くて、あまりやる気が起きず、食欲もないことがあります。
ですが、元気が出るには脳に栄養を送る必要があります。そのため、まずは朝に何か食べることをおすすめしたいです。
バナナは、栄養価に優れていて、糖分がブドウ糖として脳にすぐにエネルギーに変わり、元気が出やすいです。
トリプトファンといった気分が安定する成分も含まれていて、朝起きた時の気持ちに余裕も出てくるのではないかと思います。
糖質が多いので、血糖値が急上昇するため、食べ過ぎには注意が必要です。
- 豆腐の味噌汁
タンパク質は体を作る栄養素として重要のため、タンパク質不足になると、元気がなくなりがちです。
血圧が低い方はタンパク質不足の方も多いと言われているので、良質なタンパク質を取るようにするとよいですね。
タンパク質とは、動物性と植物性があります。、動物性タンパク質はは卵・肉・魚等、植物性タンパク質は大豆・お米などに含まれています。
また、血圧が低いのは塩分が不足していることもあります。塩分は多く取ると血圧が高くなるので控えたいですが、低血圧の方は多少は取ったほうがよいです。
そこで、おすすめしたいのは「豆腐の味噌汁」です。
豆腐は、良質なタンパク質があり、味噌汁はほどよい塩分があるため、お味噌汁を飲むことで、低血圧の予防・対策になると思います。
お味噌汁を飲むと、体も温まるので、冷え性や自立神経失調気味の方にもオススメできます。
- 玄米(白米・発芽玄米)
毎日、お米(玄米)を食べることで植物性タンパク質がとれます。
できたら玄米を食べることをおすすめしたいです。玄米には、ビタミン・ミネラル・食物繊維など多くの栄養素が一緒に取れるメリットがあります。
白米は、玄米からビタミン・ミネラルなどの栄養素をほぼ取り除いた状態で、糖質ばかりになっているため、できたら玄米をおすすめしたいです。
白米に慣れていると、最初は玄米の味が合わないかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
玄米が苦手なら、発芽玄米もよいです。発芽玄米は栄養素は玄米に劣るものの、味は白米に近いです。
毎日でも、数日おきでもご飯をしっかり食べられるようになると、自立神経失調症などの改善が見込めて、低血圧も気にならなくなることもあります。
低血圧だと朝は食欲がないことが多いですが、少しずつでも朝食を食べて、三食をシッカリ食べられるようになるといいですね。
まずは好きなものから食べてもよいかと思いますので、朝に空腹に感じる→朝ごはんを食べる→習慣ができる、ようになると、体調も良くなっていきます。
できるところから、始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 血圧が低い値の基準は、収縮期血圧・上の血圧が90mmHg以下だと低血圧と判断する
- 血圧が低い原因のほとんどは、遺伝などの体質で問題ないことが多いが、気になる症状があれば病院へ。
- 良質なタンパク質、多少の塩分を毎日取ることで、低血圧の体質は改善する