目の疲れを解消・充血を直すには?冷やす・温めるのはどちらがいい？
パソコンやスマホを見る機会が増えて、眼が疲れたり充血する方が増えています。
疲れ目・充血してくると、目に負担がかかり視力低下や目の病気などにかかるリスクが高くなります。
特にスマホは、目と距離が近いことや、見ている時間が長いので疲れ目に気付かずに熱中してしまいますよね。
すると後になって、眼の疲れや視力低下に気付くことになります。
視力低下したり、眼が疲れると、集中力が落ちて、仕事や勉強に支障が出るばかりでなく、大事な眼の健康を失うことになりかねません。
また、パソコン・スマホのやり過ぎは、ドライアイなどの病気になることもあり、注意が必要です。
最近は、涙の量は変わらず目が開けていられない・開けているのがつらいといった新しいドライアイも登場しています。
そこで、目の疲れを解消し、充血した眼を改善する方法をご紹介します。
目の疲れを解消・充血を治すには?
目の疲れを解消・充血を治すには、人工涙液を付けて、蒸しタオルなどで温めるのがよいです。
目の疲れは、長時間パソコンなどの近くを見ていて眼のピントを調節する筋肉が凝り固まったことで起こります。
ずっと同じ画面を見ていると、他の遠くの物をみると目のピントが合いづらくなることも眼の筋肉が固まっていることが原因です。
目の充血は、眼の血行が悪くなり血管が膨張したり、ゴミ・ホコリが目に入り目の細胞に炎症ができて赤くなることが原因です。
眼の血行が悪いとは、姿勢が悪いことなどからも充血を起こすこともあります。
そこで、目の疲れを解消し、充血を治す方法は次のことをしてみてください。
- 人工涙液をさす
本来は眼の健康を取り戻すには、涙の成分で眼を洗い流すことがよいですが、現在の技術では涙と同じ成分の目薬を作ることが出来ません。
涙の成分は、ナトリウム・カリウムや脂分・ムチンなど複雑な成分で構成されていて、
その代わり、人工涙液という涙の成分に似せて作った目薬をさすとよいです。
人工涙液は、薬局で売っている「人工涙液」と書いてある目薬のことです。特に、防腐剤が入っていない目薬を選びます。防腐剤は、目に負担がかかるため不使用の人工涙液を選ぶといいです。
人工涙液により、眼の表面にあるゴミを除去し、充血の元になっている炎症の原因物を洗い流すことが出来ます。涙の成分で眼が潤ってくることで疲れた眼がリフレッシュする効果があります。
- 温めた蒸しタオルで目を押さえる
目の疲れは、眼の筋肉の疲れからきています。そこで、蒸しタオルを眼に当てて筋肉をほぐし、目の周りの血行を良くするとよいです。
温めることで眼の充血も血行が良くなり、炎症している目の細胞の代謝が良くなり充血が改善されます。
目の充血は眼の傷ついた細胞を修復する時に起きる反応の１つで、通常は一時的なものですぐに改善することが多いです。
蒸しタオルは、湿らせたタオルを電子レンジで500Wなら40秒くらいで温まります。
後は、リラックスしながら横になり、蒸しタオルを目の上に乗せるだけです。テレビなどの音はなくして、リラックスするとよいです。
お風呂上がりにやってもいいですね＾＾
温めた蒸しタオルを継続しても、なかなか治りづらい充血は、様子を見て広がるようなら眼科の受診をおすすめします。
- ルティンを摂る
ルティンは、カロテノイドの１つで、目の水晶体・黄斑（眼の奥の視神経が集中するところ）を作っている成分です。
ルティンはとても高い抗酸化作用を持ち、目を外部刺激から守ってくれています。
ルティンの成分は、自分の体では作れない成分で、ほうれん草・ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれています。
紫外線やパソコン・スマホのブルーライトで目に入ってくる光をルティンが吸収してくれるのです。そのため、紫外線・パソコン・スマホのやり過ぎで目の疲労を感じる方は、ルティンを含むtべものを食べるといいです。
もし、野菜などでルティンを補給が難しいようなら、サプリメントで摂るのもいいかと思います。
眼を冷やす・温めるのはどちらがいい？
暑い時期は、眼を冷やすと気持ちいいですが、眼の血行が悪くなるため疲れ目には逆効果のことが多いです。
目の周りを冷やすと、血行が悪くなり、眼から出ている脂分もあまり出なくなることで、涙が出づらいです。また、眼の筋肉も固くなるため、かえって疲れが出ます。
ですので、疲れ目・充血などの症状は、眼を温めるとよいです。
ただし、目の周りにケガをしていたり、腫れている場合は、眼を冷やすこともあります。その場合は医師の指示で行って下さいね。
ブルーライト軽減メガネをかけても目の疲れは取れない？
ブルーライトを軽減するメガネが人気になっています。
ブルーライトとは、パソコンやスマホから出る紫外線に近い波長の長い光のことを指します。波長が380～495nm（ナノ・メートル）で、青色をして目に見える光としてはエネルギーが最も高い光です。
ブルーライトはエネルギーが高いため、人体への影響が懸念され、ブルーライトのメガネが人気なんですね。
ですが、ブルーライトと目の疲れは関係ありません。
目の疲れは、近くを長時間見ていることで起きるので、ブルーライトのメガネをしても関係ないのです。
そのため、ブルーライトのメガネを使うときは、パソコンを長時間見つめ続けずに、定期的に遠くも見て、眼の筋肉をほぐすとよいです。
目の充血用目薬は逆効果になることがあるので注意
目の充血をとる目薬は、一時的に血管を収縮させて充血を改善します。そのため、一時的には充血を取る効果はあります。
しかし、充血を取った後に、血管が拡張してさらに悪化することもあります。
目の充血用目薬は、あまり使い過ぎないよう説明書を読んで使ってくださいね。
まとめ
- 目の疲れ・充血は、人工涙液で涙を増やし、眼の周りを温めると改善する
- 眼を冷やすと気持ちいいが、眼の疲れに対しては逆効果になるので注意
- 目薬は、防腐剤を使っていない人工涙液を使うと目に負担が少ない