トイレを我慢すると血圧上がる? 寝起きに気を付けたい便意・尿意

トイレをガマンすると血圧が上がるでしょうか？

トイレ後は血圧は下がるでしょうか？

トイレ前後は、血圧が変動しやすく注意が必要と言われています。

まだ大丈夫かも…？と思うと、ついトイレをガマンしちゃうことありますよね。

立ち上がってトイレにいくのが面倒なことがあります。

ですが、高血圧の方・高齢の方がトイレで倒れてしまうことがあるので注意したいです。

たかがトイレ…と言いたいですが、便秘・尿のガマンしていると体に負担がかかるのです。

便意・尿意は、体からの大事なサインです。

そこで、トイレを我慢すると血圧が上がるか？血圧を上げないトイレの行き方についてご紹介します。

トイレを我慢すると血圧上がる? 寝起きに気を付けたい便意・尿意

トイレを我慢すると、血圧は上がります。

便意・尿意を我慢すると、交感神経が優位になります。

すると、カテコールアミンというホルモンが分泌され、血管が収縮し、血圧が上がります。

我慢していた便・尿をトイレですませると、スッキリ感・開放感がありますよね。

トイレ後に開放感があるのは、ストレスが解消されるためです。

そのため、トイレ直後は、血圧が下がります。

実は高齢・高血圧の方は、トイレ直後の血圧低下で、失神してしまうことがあるのです。

ですので、トイレ中もトイレ後も、血圧の変動を抑えるためゆっくり便・尿をすることが大事です。

特に、寝起き直後は、血圧が安定しないため、排便・排尿には注意したいです。

トイレの我慢は出来るだけしない

トイレの我慢はしないようにします。

便意がある時に我慢ばかりしていると、脳からの排便サインが送られなくなり、便秘になります。

便秘になると、便が大腸にいる時間が長くなり水分が失われて固くなります。

便が硬いと、トイレで排便時に「いきみ」がちになります。排便時のいきみは、お腹に力が入り、血圧を急上昇させます。

高血圧の方は、できるだけ便秘にならないようにしたいですね。

トイレの寒さに注意

トイレは部屋の温度に比べ、室温が低い事が多いです。

暖かい部屋・暖かい布団から出て、寒いトイレに行くと体温が下がり、血管が収縮します。

すると血圧が急上昇しやすいです。

トイレに行くときは、暖かい上着を着る、靴下・暖かいスリッパを履くなど、体温を下げないようにしたいですね。

特に、首元、足首を冷えないようにすると、体温の急低下を防げます。

排便時はいきまない

排便時の「いきみ」は、トイレで血圧が上がる最も危険な行動です。

どうしても便が出ないと、いきみがちになるかもしれません。

便が固いのは、大腸に水分が少ないためです。1日の中で水分を取るようにすると便が柔らかめになります。

水分は、水・ミネラルウォーターがよいです。

お茶・コーヒーは、カフェインが入っていると利尿作用があり、逆に水分が減ってしまいます。

ジュースも糖分が入っているものは避けます。

少し前かがみになる

高血圧の方は、お腹に力を入れすぎずに、便を出します。

洋式トイレで、姿勢良く座っている方は少し「前かがみ」になるといいです。

便が出ない時は、少し前かがみになると大腸と肛門が出やすい位置になります。

トイレに姿勢良く座っていると、大腸が圧迫されて、便の通り道がせまくなってしまうのです。

上手く排便出来ない方は、トレイの姿勢を変えてみるとよいですね。

和式トイレより洋式トイレ

高血圧の方は、和式トイレで長時間いきむと血圧が上がるとされています。

和式トイレに慣れていても、両足で座っていると、かなり足・腰に負担がかかります。

さらに排便をしようと力を入れると、体中で力むことになり、血圧が急に上がります。

そのため、トイレは和式より洋式ですますようにしたいです。

トイレ直後も気を抜かない

排便・排尿が終わると、フーっと一息つくと思います。

ですが、排便・排尿直後は、緊張していた状態がリラックスした状態になり、血圧がさがります。

高齢の方や高血圧の方は、トレイ直後に血圧低下による失神で、倒れることがあります。

ですので、トイレが終わって安心しきらないでくださいね＾＾

寝起きのトイレも注意

寝起きのトイレは、血圧が安定しない状態のため注意したいです。

睡眠中は血圧が下がっていますが、起きると血圧が上がります。

目を覚ました直後は、交感神経・副交感神経が乱れています。

そのため、血圧が不安定になるのです。

ちょっとしたキッカケで、血圧が急上昇したり、急降下したりしやすいんですね。

寝起きのトイレは、ゆっくり落ち着いて行きます。出来たらしばらく待ってから、トレイに行くと良いです。

朝の血圧測定は、排便・排尿した後に計測します。

まとめ