小学生の虫歯の割合は?子供の歯がヒドくなる前に予防する方法

虫歯 小学生

幼稚園から小学生になるなる頃に子供は、歯・乳歯から大人の歯・永久歯に生え変わり始めます。

そして、小学校高学年から中学生になるまでの6年間で20本の乳歯が抜けて、24本の永久歯に生まれ変わるのです。

乳歯から永久歯に生え変わる時に大事なのが、虫歯の予防です。

甘い食べ物の誘惑が沢山ある小学生の虫歯の割合は、予防していてもかなりの割合で虫歯になっている子供がいます。

しかも、虫歯になっていても完治していない子供の割合もかなり多く、小学生の虫歯の状態はあまりよくありません。

永久歯への生え変わる前に虫歯になると、歯並びが悪くなり、歯並びが悪いと噛む力がつかなくなったり、舌の動きが上手く出来ず明瞭な発音ができなくなるといった弊害も出てきます。

たかが虫歯・・と言っても、子供の時の虫歯は、大人になる歯や骨格を作る大事な時期です。

虫歯は出来ると治すのは大変ですが、予防はちょっとしたことで出来ます。

ここでは、小学生の子供の虫歯の割合などの現状と、出来るだけ虫歯を増やさない予防の方法をご紹介します。

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小学生の虫歯の割合は?

小学生の虫歯の割合は、小1~小6までの平均は約54%です(平成25年度)。約半分以上の小学生が虫歯(乳歯)になっている状態です。

そして、虫歯になっている小学生のうち、虫歯治療がされていない割合は、約27%です。

特に、小学校3年生の虫歯になっている割合は、約61%にもなります。

小3、小4をピークに虫歯の割合が増えていき、小6・中学生になるにつれ、虫歯の割合は40%台に減っていきます。

乳歯が虫歯になっても永久歯が生えてくるので問題ない、と考えがちですが、実は正しくないです。永久歯は乳歯の場所に生えてくるため、土台になる乳歯が虫歯になると、歯がぐらつくなどして正しい位置に永久歯が生えてこなくなることがあります。

その結果、永久歯の歯並びが悪くなったり、歯並びが悪くなり、歯科矯正の必要性が出てくることもあります。

歯科矯正は、長期に時間がかかったり、数十万など高額な費用がかかるので子供への負担だけでなく、ご両親にも負担がかかります。

そのため、小学生の虫歯は予防をシッカリ、虫歯ができそうなときは早めの対処をしていただきたいです。

小学生の虫歯がヒドくなる前に予防する方法

小学生になって一番気を付けたいのが、第一臼歯(きゅうし)という奥歯です。

第一臼歯は、別名・6歳臼歯、5~6歳ごろ生えてくる初めての永久歯の奥歯で、かみ合わせで一番大事な歯の1つ。第一臼歯は、大人の歯で言うと親知らずがない状態で一番奥から2番めの歯になります。

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第一臼歯は多くの子供が虫歯になる歯で、分かっていても虫歯なってしまう子供が多いです。

なぜ第一臼歯がそれほど大事かというと、食べ物を噛む大事な奥歯で一生使う歯だからです。子供の時に第一臼歯が虫歯になると噛む力が弱くなったり、噛み合わせが悪くなります。

ある研究機関によると、第一臼歯があるのとないのでは、寿命にも差が出るとも言われています。

ですので、子供の歯磨きは自分でやることも大事ですが、定期的にご両親や、歯医者さんのチェックをしてあげて下さい。

<小学生が虫歯にならない予防のコツ>

  • 歯磨きを徹底する

    歯磨きは虫歯予防に重要な事はご存知かと思いますが、1本1本丁寧に歯を磨くことが虫歯予防に繋がります。

    歯と歯ブラシは直角に当てて、上と横の部分をシッカリ磨きます。歯と歯の間は、歯磨きを小刻みに動かして、歯の間の汚れも取りましょう。

    歯の磨き残しが多いのは、奥歯で歯ブラシが届きにくいところと、歯と歯の間が多いです。定期的に歯医者さんでも確認してもらうとよいです。

    3ヶ月に1回の頻度で歯医者さんに定期検診がおすすめです。新しく生えてきた歯のチェックや、虫歯予防、歯並びの状態を確認することができます。

  • フッ素で歯を守る

    フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯の表面を保護し、虫歯予防ができます。

    また、歯医者さんで、高濃度フッ素を歯に塗ってもらうと、さらに歯の表面を保護できます。フッ素を意識して使うと、虫歯になりづらいので利用して頂きたいです。

  • 甘いもの・炭水化物を食べたらすぐ歯磨き

    虫歯になるのは、甘いものだけでありません。ご飯やパンなど炭水化物も虫歯の原因になります。

    口の中に炭水化物や甘いお菓子が入ってくると、口の中が酸性になります。するとカルシウムなどで出来ている歯は、溶け出してしまいます。唾液は酸性になった口の中を中和してくれるのです。

    しかし、そのまま歯を磨かずに放置していると、そのうちに酸のほうが強くなり、歯が溶けていってしまいます。それが進むと虫歯になっていくのです。

    そのため、ご飯・おやつを食べたら、すぐに歯を磨く習慣を付けることが大事です。

まとめ

  • >小学生の虫歯の割合は、小1~小6までの平均は約54%で、半数以上が虫歯になっている
  • 小学生で気を付けたいのが、第一臼歯という永久歯の奥歯で、最も虫歯になりやすい歯なので注意が必要
  • 虫歯予防は、歯磨き・フッ素・定期検診・食べたらすぐ磨くことが大事です

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