高麗人参茶は妊娠して飲んでも大丈夫?副作用と効能とは
高麗人参は、滋養強壮や疲労回復・血行促進といった効能があり、
昔からお茶などにして、医薬品として飲まれており、
「アジア最強の滋養成分」とも言われているようです。
高麗人参茶は、血行に良いとのことで、冷え性・アンチエイジング・美肌に
効果があると評判になっていて、女性にも人気のお茶です。
ただ、高麗人参茶は、副作用が強いため、妊娠・不妊に関しては
慎重に飲むかどうか判断して頂きたいです。
高麗人参茶は妊娠して飲んでも大丈夫?
高麗人参は、朝鮮人参・オタネニンジンとも言われ、
朝鮮半島・中国東北部に生息するウコギ科トチバニンジンの
多年草の根を乾燥させたものです。
生のまま乾燥させたものを「白参(はくじん)」、
蒸して乾燥させたものを「紅参」(こうじん)といいます。
昔から、健康の万能薬として飲まれて高値で取引され、
エキスや粉にして、そのまま飲んだり、お茶にして飲みます。
高麗人参の主成分は、ジンセノイドというサポニン配糖体、
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ペプチドグルカンなど。
これらの有効成分が複合的に働くため、健康全般に効果が高いです。
一般的には、疲労回復、血行促進、免疫力向上、更年期障害の改善などの
効果があると言われてます。
ですが、高麗人参茶を妊娠した女性が飲むのは、副作用の関係もあるため、飲まないようにして下さい。
高麗人参茶は、血流を良くしますが、血圧も上げてしまいます。
血流が上がり過ぎると、妊娠高血圧症候群になり、
胎児への影響があるため、高麗人参茶は控えるのがよいです。
また、妊娠を希望している方が飲むときも、妊娠・着床した後に、
血管を通じて胎児を育ているときに、血圧が高いと、
流産リスクが上がるため、控えたほうがいいです。
薬を飲んでいる場合も、高麗人参茶の成分との相性もあるため、
医師と相談して頂きたいです。
どうしても飲みたい場合は、医師と相談の上、
分量を調整して飲んでください。
高麗人参茶を自己判断で飲むことは、やめておいたほうが良いです。
高麗人参茶の副作用は?
高麗人参茶は、ジンセノイドのサポニンという糖類が複数結合したもので、
末梢血管を広げ、血行を良くする働きがあります。
高麗人参茶の作用は、分量によりますが、人によりかなり強い作用があり、
副作用に注意する必要があります。
- 女性ホルモンと同じような作用をする
- 高血圧になる・心臓疾患に注意
- 血糖値が下がる
高麗人参茶には、血糖値を下げる作用があるため、
糖尿病でインスリンを売っている時に飲むと、
血糖値が下がりすぎて、脱力感などがあり、気を失う場合もあるので注意が必要です。
高麗人参茶の成分のジンセノサイドは、女性ホルモンのエストロゲンと
似た構造で、同じような働きをしてしまいます。
更年期障害にはよいですが、妊娠・妊活をされている方は、注意が必要です。
エストロゲンは、卵胞ホルモンと呼ばれ、排卵にかけて上昇する
女性ホルモンのため、ホルモンバランスの乱れにつながる可能性があります。
高麗人参茶の血行促進の効果は高すぎて、高麗人参茶の副作用として、
血圧が上がってしまうことがあります。
そのため、動悸がしたり、不眠、頭痛、めまいなどがする場合があります。
血圧が上がりすぎて、心臓疾患、脳出血のリスクもあるため、
高血圧の方は、注意が必要です。
妊娠時は、妊娠高血圧症候群になるリスクもあります。
まとめ
- 高麗人参茶は、妊娠中・妊活中の方は控えたほうが良い
- 高麗人参茶には、ジンセノイドにより女性ホルモンに影響を与える
- ジンセノイドは、血圧を上げ、妊娠高血圧症候群になるため、妊娠中は控える