高血圧を気にしすぎると上がりやすい?脳梗塞などの病気が不安な方へ
高血圧を気にしすぎると、さらに血圧値が上がると心配になりませんか?
血圧は緊張すると、交感神経の働きで、さらに上がりやすくなります。
特に、血圧を測る時に、腕に巻いたカフが締まっていき、血圧値が出るまでの時間は、結構緊張します。
血圧の測定中ほど、イヤな瞬間はないですよね。
わたしも血圧が高いと分かってから、色々心配してしまうことがありました。
また、自分が血圧が高いと意識してからは、気がつくと脳梗塞や心筋梗塞になるかも?と不安になりがちです。
1人で夜寝る時に、血圧のことを考えると、眠れなくなることもあったりします。
血圧のことで不安になると、冷や汗が出て、手が冷たくなり手汗がベットリとなります。
そこで、高血圧を気にしすぎる悪循環から開放する対策についてご紹介します。
目次
高血圧を気にしすぎると上がりやすい?
高血圧を気にしすぎると、さらに血圧は上る可能性があります。
高血圧を気にしすぎる方も多いようで、血圧に不安を感じすぎるのを「血圧不安症」と言うようです。
あまり心配し過ぎは、血圧にも体にも良くないんですね。
ですので、心配になっている原因をなくし、血圧のことを考えないようにすることが大事です。
とは言っても、血圧のことが気になって仕方がなくなると、どうしようもないですよね。
では、まず落ち着いて、心配なことを1つずつ片付けていきます。
そこで、高血圧を気にしないようになるには、次のことが大事です。
- 信頼ができる病院・医師で診断を受ける
- 一人になった時に血圧のことを心配しないようにする
まず高血圧と診断されたら、病院の担当医に「高血圧が心配」ということを相談してほしいです。
「こんなことを聞いたら、笑われるかも・・」と思って相談しないままだと、心配は消えません。
「病は気から」とも言います。
心配のまま生活していると本当に病気になってしまうかもしれません。
ですので「心配症なので話を聞いてください」ということで、まずは医師に相談して頂きたいです。
もし、それでも心配が収まらないなら、別の病院・医師に相談してもよいかもしれません。
信頼できる医師の診断
あなたが信頼がある病院に行って、診断してもらうことが大事です。
チョット心配かも?と思っている先生に診てもらうと、後になって診断結果を信じられなくなります。
ですので、最初に信用がおける先生に診てもらうことが大切です。
血液検査
血液検査の結果を担当医に診てもらいます。
<高血圧の時にチェックする検査項目(例)>
- HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)
HbA1cは、糖尿病のリスクがあるか確認できます。
過去約2-3ヶ月の血糖値を目安が分かります。 - 中性脂肪・コレステロール
中性脂肪が多いと、血液がドロドロになりやすいです。 - 尿酸
尿酸値が高いと、痛風などの高尿酸値疾患になるリスクがあります。
他の血液検査の結果を病院の先生に診てもらい、問題ないか確認してもらいます。
心電図
血圧が高いと、心臓にも病気がないか心配になるかと思います。
心電図で不整脈などがないかも確認します。
脳のMRI/MRA
脳のMRI/MRAを取ってもらい、脳血管に異常がないかチェックします。
MRAは、脳出血の原因になる血管のコブなどがないか、脳血管が確認できます。
脳のMRI/MRAを取ったら、データをCDでもらっておいてください。
またMRI/MRAを取ることになったら、過去のデータと比較でき、その後の診断に役立ちます。
脳梗塞の前兆はないか?
脳梗塞は、前兆の症状(TIAと言います)が出ることがあります。
TIAは、数分~24時間程度続きます。TIAがなくなると、何事もなかったようになります。
<脳梗塞の前兆症状(TIA)>
- 片側の手・足がしびれる
感覚が鈍る感じがします。 - 片側の体がマヒする
体の半分が動かなくなります。
手で持っているものを落としてしまうなど。 - めまい・ふらつき
世界がグルグル回る感じで、めまい・ふらつきが起きます。 - 視野が狭くなる・見えなくなる
視野の一部が欠ける、見えづらくなるなど。 - ろれつが回らなくなる
口の筋肉が上手く動かなくなります。
「パピプペポ」といった口を使う発音が上手くできなくなります。
脳梗塞の前兆症状は、必ず出るわけではないのです。
そのため、MRI/MRAでも確認が必要です。
医師に相談するときはメモを用意
医師に相談する場合は、何を話したいのか事前にメモを用意しておくと良いです。
メモを持たずに質問をすると、意外と上手く話せないことが多いです。
また、実際にメモを書いてみると、不安に思っていたことが頭のなかで整理されます。
不安に思うことを文字に書き出してみると、意外と頭がスッキリするんですね。
そして、話したい内容をまとめて、聞くことができます。
医師の診断をシッカリ受けて、高血圧でも脳梗塞などのリスクはほぼないと分かれば、かなり安心できます。
また、不安に思うことは、先生に質問しておくことで、気持ちも楽になります。
血圧が気にならなくなる自宅での対策は?
病院で先生から「問題ありません」と言われたら、安心できるでしょうか。
ただ、家に帰って、一人になると、なんとなく心配・・という方もいるかもしれません。
そこで、血圧のことなど心配をなくす対策をご紹介します。
深呼吸する
血圧を下げて心配事を思い出せなくするのが「深呼吸」です。
深呼吸は、体をリラックスさせて自律神経を整えてくれます。
いつでも・どこでも・誰でも出来るのがメリットです。
- 呼吸は、鼻から息を吸って、口から吐き出します。
- 体はリラックスさせ、仰向けで寝るか、あぐらをかいて座ります
- 息を吸うのに4秒間、吐くのに10秒間かけます。
- 吐くごとに心のなかで数を数えます。
- 1から始めて10まで行ったら、また1に戻ります。
上手くやろうなど、余計なことは考えずにやるのがコツです。
寝る時に深呼吸をすると、心配せずに寝ることができます。
体を温める
体が冷えていると、自律神経が不安定になりがちです。
体を温めることで、副交感神経を優位にさせて、体をリラックスさせます。
- 冷たいものでなく、暖かいものを飲む・食べる
- シャワーでなくお風呂にしっかり入る
- 部屋を暖める、冷たくしすぎない
- 睡眠をしっかり取る
- 手足が冷えないようにする
急に寒い場所に行くと、血圧も上がりやすくなります。
冷え性の方は、体を温めるグッズなども使うとよいですね。
お笑い番組を見る・楽しむ
血圧が気になっているのに、お笑いなんて・・と思うかもしれません。
ですが、あまり血圧や病気のことを考えると、緊張して交感神経優位になり体によくないです。
ですので、お笑い番組などを見たり、趣味のことをして「笑う」といいです。
笑うとリラックスして、血圧が安定するのでぜひ生活に「笑い」を取り入れてみてください。
大笑いする必要はないので、まずは気分が楽しくなる趣味などを始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 高血圧を気にしすぎると、血圧がさらにに上る可能性がある
- 高血圧が心配な時は、病院の診察をしっかりして安心させる
- 一人になって不安な時は、深呼吸・体を温めることで自律神経を調整する
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タグ:高血圧