血糖値が低い時の症状は?頭痛から意識低下までの数値の目安
血糖値が低い時の症状により、倒れてしまうことがあるので注意です。
急激な血糖値低下で、意識がもうろうとなると、考えることができなくなります。
そのため、血糖値が低い時の症状を知っておくと、事前に倒れないような対策が打てます。
血糖値が低くなると、同じ症状になることが多いです。
ですので、症状を把握しておくだけでも、危険なサインが分かり、対策できるんですね。
糖尿病の方や低血糖になりやすい方は、血糖値の低い症状を確認しておきたいです。
そこで、低血糖時の症状と血糖値の数値の目安、対策についてご紹介します。
血糖値が低い時の症状は?頭痛から意識低下までの数値の目安
血糖値が低い時の症状と、血糖値の数値は次のとおりです。
血糖値の目安(mg/dL) | 症状 |
---|---|
50~60 | 頭痛・空腹感・冷や汗・手足の震え・脱力感・不安・動悸 |
30~50 | めまい・目のかすみ・強い脱力感・疲労感・眠気・生あくび |
~30 | 意識低下・気が遠くなる・昏睡(こんすい)、けいれん等 |
「低血糖」は、血糖値が60mg/dL以下になることです。
低血糖になるのは、糖尿病の方で血糖降下剤・インスリン投与で血糖値を下げている方がなりやすい症状です。
食事前に運動したり、激しすぎる運動をする、食事を抜くなどすると、血糖値が低くなりやすいです。
血糖値が低くなると、空腹感・冷や汗・手足の震え・脱力感が出る方が多いです。
さらに、空腹感・冷や汗などの症状から頭痛や、不安を感じたり、動悸がおきることがあります。
血糖値が30~50mg/dLになると、強い脱力感からめまい・眠気など力が抜けたようになります。
さらに、血糖値が30mg/dL以下になると、気が遠くなり、意識がもうろうとしてきます。
血糖が低くなる時は、血糖値の数値が50~60mg/dLでの症状である、空腹感・冷や汗・手足の震えなどで、血糖値を上げるようにしたいです。
場合によっては、血糖値の低下は思ったより早く下がることがあります。
もう少ししたら血糖値を上げようと思っていると、脱力感・意識もうろうとなり、倒れてしまう危険性があります。
ですので、「低血糖」の血糖値60mg/dL以下の症状が出始めたら、早めに血糖値を上げて頂きたいです。
血糖値が低い時にすることは?
血糖値が低い時にすることは、血糖値を上げて血糖値を正常範囲にすることです。
血糖値を上げるには、ブドウ糖や砂糖などを飲むことで解消されます。
ブドウ糖・砂糖を食べて、血糖値を上げた時は、しばらく落ち着くまで安静にします。
気分が落ち着くまで、横になるか、座って待ちます。血糖値が下がっても、あわてないことが大切です。
10分~15分くらい経っても症状が変わらない時は、病院の受診をおすすめします。
血糖値が低くなる事も考えて、持ち運びができる、ブドウ糖の錠剤・砂糖スティックなどを携帯しているといいですね。
低血糖と貧血の違いは?
低血糖の症状と、体調が悪い症状を勘違いすることがあります。
よく間違えやすい症状として、貧血があります。
貧血は、血液に含まれる鉄分(ヘモグロビン)が減少して、酸素を脳に送れなくなることで起きます。
貧血の症状は、冷や汗・手足の震え・めまい・立ちくらみ・頭痛・脱力感などです。
体調が悪いときは、貧血の症状と血糖値が低い症状を間違えることがあるんですね。
糖尿病治療をしている方は、血糖値が正常値なのに、ブドウ糖・砂糖を食べると更に血糖値が上がることになります。
ですので、低血糖の症状を把握しておくことは大事なのですね。
血糖自己測定器・持続血糖測定器
血糖値が低くなることを確実に把握するには、血糖値の測定器を持っておくと良いです。
- 血糖自己測定器
血糖自己測定器は、指から血液を取り血糖値を計測できる機器です。
少量の血液で数10秒で、現在の血糖値が分かるので、かなり便利です。
費用はインスリン治療を受けている方は保険適用になりますが、それ以外の方は保険が効かないです。
そのため、使用したい方は担当の医師に相談して頂きたいです。
- 持続血糖測定器
持続血糖測定器は、24時間ずっと一定間隔で血糖値を計測できる機器です。
機器をズボンのベルトなどに付けて、お腹等に付けたセンサーから血糖値を計測します。
血糖自己測定器は、計測したい時にだけ血糖値が把握できますが、持続血糖測定器は24時間、寝ているときも計測が可能です。
就寝時の血糖値・早朝血糖値の低下など、気づきにくいタイミングでの血糖値を計測できます。
ですので、1日の間でどのタイミングで血糖値が下がりやすいか知るのに便利です。
ただし、持続血糖測定器は病院から貸与で、データは医師が確認するため、ずっと付けたまま過ごすことは難しいです。(長くて5日間程度)
持続血糖測定器で血糖値が下がる生活パターンを知り、血糖自己測定器を使って自分で血糖値が下がっていないか確認するようにします。
血糖値が下がる時は、生活パターン・個人差があるため、まずは持続血糖測定器で把握して頂きたいです。
そして、血糖自己測定器とブドウ糖錠剤などを携帯し、血糖値の低下で倒れないようにしていただきたいです。
まとめ
- 血糖値が下がる時は食事を抜いたり、食事前の運動、激しすぎる運動をした時に起きる
- 血糖値が下がる症状は、頭痛・手足のしびれ・空腹感・脱力感の症状がある(血糖値60mg/dL以下)
- 血糖値が下がり始めたら、ブドウ糖・砂糖などを携帯しておき食べて安静にする
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