冷え性で汗っかきを改善する!ほてり・のぼせを克服する方法
冷え性なのに汗っかきだと、体温調整に困りますよね。
体は冷えているのに、手や足に汗をかいたり、
下半身のほうは冷えているのに、頭は汗をかくなど、
体調がおかしいことがあります。
冷え性の方は、全体に冷えている方だけでなく、
手足の部分的なところが冷えたり、
逆に、一部だけ暑くて汗をかくことがあります。
これらは、すべて冷え性によるものです。
では、冷え性の原因から対策を考えていきましょう。
冷え性の原因は2つある
冷え性の原因は、大きく分けて2つあります。
1.体内に熱を作ることが出来ない
2.作った熱を体のすみずみまで運べない
体内に熱を作ることが出来ないのは、
食事の偏りや量が少ないため、熱のエネルギー源がないこと、
筋肉が少ないため、熱を作ることができないことがあります。
女性でダイエットの食事制限などをしていると、
エネルギーが作られず冷え性になりがちです。
また、筋肉が少ないと食事でとったエネルギーが
熱に変換されません。また、運動不足だと、
筋肉が働かず、食事のエネルギーが熱にならないのです。
次に、作った熱を体に運ぶことが出来ないのは、
自律神経の不調で体温調整がうまく行っていないことがあります。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、
緊張すると交感神経が、リラックスすると副交感神経が優位になります。
熱は血流を通じて手足の先まで運ばれるので、
血流が悪いと、手足が冷えてしまうのです。
自律神経の乱れは、様々な原因があります。
・冷暖房などで温度変化に体がついて行かないケース
・筋肉量に比べ脂肪が多い
・貧血気味
・女性ホルモンの乱れ
・ストレスが多い
女性が多いケースでは、筋肉量に較べて脂肪が多いこと、
女性ホルモンの乱れが多いです。
熱が作り出せないところでもありましたが、
女性は筋肉が少なく、脂肪が多めになりがちです。
女性ホルモンの乱れも、自律神経の大きく関わっていて、
生理不調があると、自律神経も乱れてしまい、冷え性になります。
冷え性なのに汗っかきなのを改善する
冷え性なのに汗っかきになる原因は、
熱がしっかり作られていないことと、
熱を体のすみずみまで運べていないことがあります。
そこで、対策したいのは次の点です。
1.冷え性になる食べ物を食べない
体に熱をシッカリ作るには、まず熱を作る
食べ物を食べることです。
体に熱を作る食べ物は、暖かい食べ物・タンパク質、
鉄、ビタミンなどが含まれるものです。
ご飯・味噌汁といった和食や、全粒粉のパンとスープなど
体に熱を作り出す食べ物を食べましょう。
朝にヨーグルト、バナナ、フルーツ類、などは
体が冷えるので控えるようにします。
まずは、体が冷えない食べ物を控えるところから
始めるといいですね。
2.筋肉を増やす
筋肉を増やすというと、筋肉モリモリな感じが
してしまいますが、最小限で筋肉を作って
余計な脂肪をなくすイメージです。
体に一番負担がかからないのが、ウォーキングです。
ただ、歩くだけでなく、少し早めの歩きがいいですね。
特に足のももの筋肉が少し増えるだけでも、
代謝がアップするので、足のももを意識して
足を使って歩くといいです。
どうしても冷え性の汗っかきが治らないなら?
冷え性の汗っかきの状態は、食事や運動で
ある程度、改善できますが、なかなか治らない方もいます。
・手のひら、足の裏が暑くて眠れないなら・・
手のひら、足の裏だけが熱いのは、血液の流れが
とどこおっていて、熱がたまっている状態です。
布団から足の裏だけを出して寝るようなことは
かえって冷え性を悪化させます。
そのため、手や足のストレッチ、足湯・手湯をして、
手足の血流改善をしてみるといいです。
冷え性の漢方も効果的です。
・頭がのぼせて熱いなら・・
これも血流がとどこおって、熱がたまっている
状態です。
首を回すなどのストレッチをしたり、
上半身の血行を改善してみてください。
もし、手足が冷えて顔がほてるようなら、
女性ホルモンの影響も考えられます。
40代を過ぎた女性の場合、女性ホルモンが減少するために、
更年期障害の症状も考えられます。
あまりにヒドイようなら、婦人科を受診してみて
いただきたいです。
まとめ
・冷え性の原因は2つある
・基本は食べ物と運動で改善する
・40代を過ぎてあまりにひどいなら婦人科へ