歯医者さんおすすめの歯磨き粉 研磨剤なしの歯周病・口臭を予防
40代以降の約80%が歯周病になっているのをご存知ですか?
歯周病は、虫歯よりやっかいな存在で歯の寿命を短くする歯の病気です。
55歳を過ぎると葉の半分が中度の歯周病になっているとも言われてます。歯周病が進行すると歯茎や歯を支える骨が細菌で解けて、歯が抜けてしまうことになります。
歯周病の予防は、いかに口内の細菌・雑菌をなくすかがポイントです。
虫歯予防と似ていますが、歯周病は歯茎と歯の間に細菌が入り込んで悪さをするため、通常の歯磨きでは十分に取れないことがあるのです。
年齢が進むに連れ、細菌への抵抗力も弱まることで、高齢になると歯の健康は、歯周病との戦いになります。
ここでは、歯周病を予防する・進行を食い止める方法・歯医者さんがおすすめする歯磨き粉などについてご紹介します。
歯医者さんおすすめの歯磨き粉とは?40代以降の方のオーラルケア
歯磨き粉は、成分により歯磨き粉を付けないほうがよいとの意見もあります。
ですが、40代以降になったら、歯周病対策の歯磨き粉を使って、歯の健康を保つほうが歯が長持ちします。
というのも、40代以降の方は、年齢とともに歯肉が下がってきて歯周ポケットが出来やすいためです。歯周ポケットとは、歯と歯茎のスキマのことで、歯周ポケットに細菌が溜まることで歯周病になります。
歯周病は、歯周ポケットに入った細菌(プラーク)が歯肉・歯を支える歯槽骨を溶かしていき、歯がグラグラになり、やがて歯が抜けてしまいます。
さらに、歯周病は、細菌が隣の歯に伝染ることで、1本だけでなく周りの歯も根こそぎ悪くするため、放っておくと多くの歯を同時に失うことになります。
ですので、最初は歯周病のことがピンとこないかもしれませんが、年齢とともに歯の寿命と関係してくる病気で、早めの対策が必要なのです。
<歯周病予防でおすすめの歯磨き粉の特徴とは?>
- 歯周病を予防する成分が入っていること
- 発泡剤が入っていない
歯磨き粉には、歯を磨きやすいよう泡立つ発泡剤が入っている物が多いです。発泡剤は泡立って、歯が洗えているような感触を出すために入っています。
発泡剤は、口内には刺激が強いので入っていないほうがよいです。
成分は、ラウリル硫酸Na(ナトリウム)という界面活性剤が多いです。ラウレス硫酸ナトリウムは、台所洗剤ほどの洗浄力があり口の中に入れるには刺激が強いです。シャンプーにも使われていることが多いので注意です。
- 研磨剤が入っていない
研磨剤は、歯が削れる原因になるので入っていないほうがよいです。
成分は、炭酸ナトリウム、ケイ素が多いです。
研磨剤が入っていると、歯の着色が取れる効果があります。歯の着色は歯科医院ではをチェックしてもらった時にキレイにしてもらえます。毎日の歯磨きで大事な歯を削るよりよいかと思います。
歯周病予防では、歯磨き粉に歯周病の原因のプラーク・歯垢を取る成分が入っていることが大事です。
できたら、医薬部外品の歯磨き粉を使うほうがより確実です。(医薬部外品:医学的に効果が認められた成分が入っている)
歯磨き粉の成分 | 効果 |
---|---|
ε(イプシロン)-アミノカプロン酸 | 歯周病予防・口臭予防 |
塩酸クロルヘキシジン | 歯周病予防 |
塩化セチルピリジニウム(CPC) | 歯周病予防、虫歯の発生・進行予防、口臭予防 |
塩化ナトリウム | 歯周病予防、虫歯の発生・進行予防、口臭予防 |
オウバクエキス | 歯周病予防・口臭予防 |
カンゾウエキス | 歯周病予防・口臭予防 |
クマザサエキス | 歯周病予防・口臭予防 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 歯周病予防・口臭予防 |
酢酸トコフェロール(ビタミンE) | 歯周病予防・口臭予防 |
硝酸カリウム | 知覚過敏防止 |
ゼオライト | 歯石の沈着予防 |
デキストラナーゼ | 歯垢除去、歯石の沈着予防 |
トラネキサム酸 | 歯肉の出血予防、歯周病予防 |
トリクロサン | 歯周病予防、虫歯の発生・進行予防、口臭予防 |
乳酸アルミニウム | 知覚過敏防止 |
ヒノキチオール | 歯周病予防 |
フッ化ナトリウム(フッ素) | 虫歯の発生・進行予防 |
プロポリス | 歯周病予防 |
モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素) | 虫歯の発生・進行予防 |
ラウロイルサルコシンナトリウム | 虫歯の発生・進行予防 |
歯医者さんおすすめの歯磨き粉は、次の歯磨き粉がいいです。
歯科専門の歯磨き粉で、レビュー件数を見ていただくと分かる通りかなりの人気です^^
ちょっとお値段が高いですが、歯周病予防をしたい方は、チェックしてみてくださいね。
研磨剤なしの歯磨きで歯周病・口臭を予防するには
歯周病を予防して、歯の健康を保つには、歯磨きをしっかりすること、歯周病予防の歯磨き粉などを使うといいです。
- 歯ブラシはやわらかめ
歯ブラシは、歯と歯茎に傷を付けないよう毛先がやわらかめの物を使うようにします。
歯ブラシが固いほうが歯が磨けている感じがしますが、歯茎を傷つけて出血させたり、歯肉を削ってしまうことがあるので注意が必要です。
- デンタルフロス・歯間ブラシを使う
デンタルフロス・歯間ブラシは、歯と歯のスキマをキレイに掃除する道具です。歯の隙間に挟まった食べ物カスを除去し、細菌・プラークの繁殖を抑えることが出来ます。
歯間ブラシ・デンタルフロスを使うと、歯磨きだけの場合と比べて、プラークの除去効果は60%→86%程度にアップして、歯周病予防がより効果が高まります。
歯間ブラシは歯の隙間のサイズを選べます。歯の隙間に歯間ブラシを入れて、キツく感じない程度のサイズにするとよいです。
歯間ブラシで、もし一番小さいサイズでも歯の隙間に入らない時は、デンタルフロスを使います。
デンタルフロスは、慣れないと歯の隙間に入れづらいので鏡をみて練習するといいです。あまり使い慣れない時は、歯医者さんに行って、使い方を指導してもらうといいかもしれません。 - デンタルリンス
デンタルリンスは、歯周病予防・口臭を予防できる歯をゆすぐ、口内洗浄をする液体です。
薬用のデンタルリンスを使って、歯磨き後に仕上げとして使うとさらに効果的です。
デンタルリンスは、歯周病が進んでいる方や、歯磨きがシッカリ出来ない方などに向いています。
特に旅行中・外出中など、歯磨きができない時の歯周病予防に携帯用のデンタルリンスを使うと便利です。
まとめ
- 歯周病は、40代以上になると80%の方がかかっていて、虫歯よりたちが悪い
- 歯周病が進行すると、歯茎・歯を支える歯槽骨が解けて、歯がグラグラしてきて、最後は抜けてしまう病気
- 歯周病予防には、歯科医がおすすめする余計な成分が入ってない歯磨き粉などを使うと良い