朝の電車での下痢・腹痛の対策は?過敏性腸症候群の関係は
毎日、朝の通勤電車で下痢にならないか、腹痛にならないか、
不安になりませんか?
朝起きて家を出るまでは、お腹の調子は問題ないのに、
いざ、電車に乗ってから急にお腹の調子が悪くなり、
途中下車して、トイレに行くことありますよね。
特に、朝は駅のトイレは、混んでいて、下痢がひどいと、
本当に待っていられなくなります。
ずっと待っていると、会社にも遅刻しそうになり、本当にきつい思いをしますよね。
このような経験をすると、トイレがない所、トレイにすぐいけない
シチュエーションになると、すごいストレスを感じるようになってしまいます。
そこで、通勤電車の下痢歴15年の私がこれまで対策してきたことをご紹介します。
朝の電車で下痢・腹痛にならないためには?
朝の電車で下痢・腹痛にならないようにするには、
いくつかのポイントがあります。
体調を整え、出来るだけ朝、家でトイレに行っておくと、
外出しても、少し楽になります。
腹痛になるパターンを知っておくことが大事です。
私(サイト管理人)の場合は、朝起きてから約30分経つと、
トイレに行きたくなるパターンが多かったです。
通勤は、朝起きて、すぐ出かけ、10分くらい歩いて駅に行き、
電車に乗る→20-30分くらい経つとトイレに行きたくなる
→途中下車でトイレに行く、といったパターンでした。
家から駅まで歩く時に、10分くらい歩くので、
腸が刺激されトイレが近くなってしまうことがありました。
そのため、混んでいる駅の中のトイレでなく、
駅の外にある空いているトイレを探しておくと安心です。
<トイレに駆け込まなくなる朝の習慣を作る>
- 朝トイレに行きたくなるパターンを知っておく
トイレに行きたくなるパターンにならないよう、
通勤時間を早くしたり、早起きをするといいです。また、あえて早めに起きて朝食を取って、家でトイレに行ってから
出勤するのもよいです。ただ、毎日同じように生活はできませんので、
さらなる回避策を考えておくのも大事です。 - 前日の夜と朝:水分は最低限・食物繊維を取る
水分は体にとっては非常に大切なものですが、
あまり大量に飲み過ぎないように気をつけます。特に、アルコールは飲み過ぎると、翌日の朝に
かなりの確率で下痢になりやすいです。そのため、寝る前と朝の水分補給はコップ1杯くらいに
しておくといいです。ただし、あまり飲まないのも体に悪いです。
夏場は、熱中症の危険性があるので、寝る前は少しだけ多めにとって下さい。また、夕飯もあまり遅くにとると、次の日に響くことが多い傾向があります。
夕飯は、できたら、21時前にして、その後は
あまり間食はしないようにするといいですね。また、食物繊維が多い野菜などを多めにとっておくとよいですね。
- お腹にカイロを貼る
朝にトレイが近くなる場合は、お腹が冷えていることが多いです。
特に、自律神経失調など体温が低めだったり、
体温の上下、体の部位で温度差がある(手先だけ冷たいなど)方は、
お腹が冷えていないかチェックしてみてください。もしお腹が冷えているようなら、
小さいカイロをいつも持っておき、危なそうな時に、お腹に貼るといいです。小さい「貼るカイロ」がおすすめです。
お腹に貼るときは、直接、お腹の肌に貼ると火傷をするので、
シャツなどの上からカイロを張ってください。夏場は暑いですが、体は暑くて汗をかいていても、
お腹だけ冷たいことがあるんですね。また、電車内では冷房が効いていて、お腹をさらに
冷えやすくしているので、注意が必要です。そんな時に、カイロは、かなり強力な下痢対策になると思います。
長期で旅行するときなどにカイロは持って行くと便利ですね。
それでも電車の中で下痢が止まらない時の対策は?
本当にキツイ時は気休め程度かもしれませんが、
深呼吸をしていると、楽になることが多いです。
深呼吸は、ゆっくりすることがポイントです。
数時間は2,3秒で、後は息をゆっくり吐くようにします。
すると、副交感神経が高まり、リラックスでき、
トイレに行きたい緊張状態が緩和されます。
深呼吸しているときは、息を吐いた時にゆっくりと
深呼吸のした回数を心のなかで唱えると気が紛れます。
肺ではなく、おへその下辺りを意識した
腹式呼吸を意識するといいです。
朝の駅のトイレは、非常に混んでいることが多いです。
時間帯によりますが、早い時間帯なら、空いているので、
問題無いですが、混んでいる時間だとトイレ待ちが長くなり、困ることが多いです。
そこで、遠くなる場合もありますが、駅の外のトイレを
探しておくのもいいです。
ドトールコーヒーやマクドナルドといった、朝から営業している
お店のトイレを使わせてもらうことも有効です。
できたら、チェーン店で定休日がなく、朝からやっているところで、
トイレが数箇所あるところがいいです。(特に穴場的なトイレ)
また、コンビニのトイレも利用できるところがあれば、
チェックしておくといいですね。
ストッパなどの薬は、効果的に効く方とそうでない方も
いるので、まずは自分にあった薬を常備しておくといいです。
ストッパは、水なしでその場で飲めて、即効性があるのが特徴です。
女性用・小中学生用もあります。
ストッパは、自律神経に働きかけ、副交感神経を高めて、腸の動きを沈静化します。
緊張状態から緩和されるため、突然の下痢を抑えられます。
ただ、人により効果がある・なしがあるので、試してみて頂きたいです。
また、危なそうな気配があるようなら、早めに薬を
飲んでおくと、早めに対策ができて、気分的に安心できます。
- ストッパ下痢止めEX(ライオン)
- ストッパエル下痢止めEX(ライオン) ・・女性用
- 小中学生用ストッパ下痢止めEX(ライオン)・・小中学生用
- ピタリット(大正製薬)
- トメダインコーワフィルム ・・錠剤でなくフィルム状で飲みやすい
朝の下痢は、過敏性腸症候群(IBS)?男性にしか効果がない?
朝の電車で下痢になるのは、過敏性腸症候群(IBS)という病気が
関係していることがあります。
これは、緊張してストレスが溜まるなどしたときに、
脳から下痢を引き起こす指令が出てまうことが原因になります。
過敏性腸症候群は次のような特徴があります。
- お腹の調子はよいのに、電車など特定のことをすると下痢になる
- 下痢になったキッカケが不安になり、繰り返し起こる
- 下痢を短期間で繰り返し、トイレに何度も行くこともある
- 通勤中、通学中、車に乗った時、試験中に限って下痢になる
現在は、薬で緩和できることもあるようですが、
男性のみに効く薬で、女性は対象外になっています。
2015年6月から男性も女性も使える過敏性腸症候群の薬が処方できるようになりました。
下痢型の過敏性腸症候群の薬で「塩酸ラモセロトン」が男性しか使えませんでしたが、女性も使えるようになりました。
もし、男性で朝の電車で下痢・腹痛に悩まされている場合は、
お近くの過敏性腸症候群の治療病院に行くことをおすすめします。
参考:病院検索・医療健康の総合情報サイト:過敏性腸症候群(IBS)を診療できる病院
http://www.cocokarada.jp/hsearch/0007/00/top.html
ただ、過敏性腸症候群の薬は、効果が出る方とそうでない方がいるようです。
やはり、お腹を冷やさないことなど、自分の下痢になりやすいパターンを
回避できる対策を考えておいたほういいですね。
通勤ラッシュの電車や、車、試験中、トイレがないところ、トイレにすぐいけない所が、
ストレスになる方は、ご自分にあう対策を見つけてくださいね。
まとめ
- 朝の通勤電車などでの下痢は、自分のパターンを知っておき対策
- お腹を冷えないようにすること、夕飯の時間・水分などを調整
- 過敏性腸症候群の疑いがある男性なら、病院を受診する