赤ちゃんの出生時の平均身長・体重は?グラフで大きい・小さいを見る
赤ちゃんの出生時の身長・体重は平均より大きいか小さいか気になりますよね。
赤ちゃんが生まれると、よく生まれた時の体重が話題になります。
出生時の平均身長・体重は、その後の成長にも影響がある傾向もあるとされるからでしょうか。
食べ物が不足していた時代は、出生時の体重は低かったのですが、食べ物・栄養が豊富になってきて出生時体重は増えてきました。
ですが最近は、体重が少ない、小さい赤ちゃんが増えています。
「大きく産んで小さく育てる」のが流行っているからでしょうか。
時代とともに赤ちゃんの出生時体重・身長も変化しているようです。
そこで、赤ちゃんの出生時の平均身長・体重、成長の推移、低体重児・巨大児についてご紹介します。
目次
赤ちゃんの出生時の平均体重・身長は?
赤ちゃんの出生時の平均体重・身長は次のとおりです。
<赤ちゃん出生時 身長・体重・頭囲(2010年)>
出生時平均 | 平均身長(cm) | 平均体重(g) | 平均頭囲(cm) |
---|---|---|---|
男の子 | 48.7 | 2980 | 33.5 |
女の子 | 48.3 | 2910 | 33.1 |
*厚労省による調査結果より。
参考までに、20年前の1990年の出生時の平均体重・身長は次のとおりです。
<赤ちゃん出生時 身長・体重・頭囲(1990年)>
出生時平均 | 平均身長(cm) | 平均体重(g) | 平均頭囲(cm) |
---|---|---|---|
男の子 | 49.6 | 3150 | 33.5 |
女の子 | 48.9 | 3060 | 33.1 |
最近になり、体重・身長ともに小さい赤ちゃんで生まれている傾向があります。
男の子も女の子も平均身長・平均体重ともに少なくなっています。生まれた赤ちゃんが小さくなっているということですね。
昔は妊婦さんは栄養をたくさん取るようにしていたのが、最近は高齢出産や、スタイル維持のために「小さく産んで大きく育てる」ことの影響となっているようです。
グラフで見る出生時の身長・体重は大きい?小さい?
男の子・女の子の出生時体重の割合は次のとおりです。
赤ちゃんの出生時の体重が、どのくらいの割合生まれているかを示しています。(2010年度厚労省調査)
体重の割合が7%より大きければ、全体の90%以内に入っています。
7%以下だとやや大きい・小さい方に入ります。
男の子の場合、2450g以下だとやや小さいと言えます。女の子の場合は、2410g以下だと小さい方と言えます。
また、男の子の体重が3500g以上、女の子で3410g以上だと大きい方と言えそうです。
<男の子の出生時体重の割合>
男の子の出生時体重 | 割合 |
---|---|
2100g未満 | 3% |
2100g~2450g | 7% |
2450g~2720g | 15% |
2720g~3000g | 25% |
3000g~3270g | 25% |
3270g~3500g | 15% |
3500g~3760g | 7% |
3760g超 | 3% |
<女の子の出生時体重の割合>
女の子の出生時体重体重 | 割合 |
---|---|
2130g未満 | 3% |
2130g~2410g | 7% |
2410g~2660g | 15% |
2660g~2940g | 25% |
2940g~3180g | 25% |
3180g~3410g | 15% |
3410g~3670g | 7% |
2670g超 | 3% |
出生時体重が小さい:低出生体重児
WHOの基準では、出生体重について次の基準があります。
出生時体重が、2500g未満の場合「低出生体重児(LBW)」といいます。※infant:乳幼児
出生時体重が、1500g以下の場合「極低出生体重児(VLBW:Very low birth weight infant)」といいます。
出生時体重が、1000g以下の場合「超低出生体重児(ELBW:Exterminary low birth weight infant)」といいます。
以前は、体重が2500g未満の新生児を「未熟児」と呼んでいました。
ですが、出生時体重が2500g未満の新生児は、1980年台は約5%だったのが、2009年には約9.6%になり増加傾向があります。
最近は100人中約9人が低出生体重児で、珍しくなくなっています。
出生時体重は低くても、出産の週数が予定通りで初期診断に問題がなければ、問題ないことが多いと言われています。
ただし、2500g未満の新生児が生まれた時は、保護者は市町村に届ける必要があります。(母子健康保険法による)
出生時体重が大きい:巨大児
出生時体重が、4000g以上の場合「巨大児」といいます。
巨大児の出産は、難産になりやすく注意が必要とされています。
生後の1ヶ月~1年までの身長・体重の推移
赤ちゃんが生まれてから、生後0ヶ月~12ヶ月(1歳)までの身長・体重の推移は次のとおりです。
男の子 0歳~12ヶ月の平均身長・体重の推移グラフ
男の子は生後0ヶ月~7ヶ月くらいまでの身長・体重の増え方がスゴいですね。
特に、生後3ヶ月には生まれてから約2倍ほどの体重になります。
赤ちゃんは、すぐ重くなるんですね^^(おんぶ・抱っこが大変なワケです)
身長は3ヶ月位までが一番伸びがすごく、4ヶ月目以降もぐんぐんと成長していきます。
1歳になると身長は約1.5倍ほど伸びます。
男の子 0歳~12ヶ月の平均身長・体重の推移
男の子平均身長・体重 | 平均身長(cm) | 平均体重(kg) |
---|---|---|
0歳0ヶ月 | 48.7 | 2.98 |
0歳1ヶ月 | 55.5 | 4.78 |
0歳2ヶ月 | 59.0 | 5.83 |
0歳3ヶ月 | 61.9 | 6.63 |
0歳4ヶ月 | 64.3 | 7.22 |
0歳5ヶ月 | 66.2 | 7.67 |
0歳6ヶ月 | 67.9 | 8.01 |
0歳7ヶ月 | 69.3 | 8.30 |
0歳8ヶ月 | 70.6 | 8.53 |
0歳9ヶ月 | 71.8 | 8.73 |
0歳10ヶ月 | 72.9 | 8.91 |
0歳11ヶ月 | 73.9 | 9.09 |
1歳0ヶ月 | 74.9 | 9.28 |
*厚労省による調査結果より。
女の子 0歳~12ヶ月の平均身長・体重の推移グラフ
女の子は、男の子のほど大きくなりませんが、同様に3ヶ月位までに体重が2倍近くなります。
1歳になると、約3倍くらいの体重になります。身長は約1.5倍にまで成長していきます。
女の子 0歳~12ヶ月の平均身長・体重の推移
女の子平均身長・体重 | 平均身長(cm) | 平均体重(kg) |
---|---|---|
0歳0ヶ月 | 48.3 | 2.91 |
0歳1ヶ月 | 54.5 | 4.46 |
0歳2ヶ月 | 57.8 | 5.42 |
0歳3ヶ月 | 60.6 | 6.16 |
0歳4ヶ月 | 62.9 | 6.73 |
0歳5ヶ月 | 64.8 | 7.17 |
0歳6ヶ月 | 66.4 | 7.52 |
0歳7ヶ月 | 67.9 | 7.79 |
0歳8ヶ月 | 69.1 | 8.01 |
0歳9ヶ月 | 70.3 | 8.20 |
0歳10ヶ月 | 71.3 | 8.37 |
0歳11ヶ月 | 72.3 | 8.54 |
1歳0ヶ月 | 73.3 | 8.71 |
*厚労省による調査結果より。
赤ちゃんの身長・体重が小さいなら?
赤ちゃんの身長・体重が平均より小さくても、健康体であればそれほど気にしなくてもいいです。
赤ちゃんは生まれてから、1ヶ月で体重は2倍になり、すくすく育っていきます。
1年後には体重は、生まれた時の約3倍にもなります。
ですので、生まれてから育児でのびのび育つよう子育てして頂きたいです。
医師の診断で健康で問題なければ、成長ともに、見守ることも大事です。
赤ちゃんと一度しかない楽しい日々をお過ごしください^^
まとめ
- 赤ちゃんの出生時の平均身長・体重は、男の子が48.7cm・2980g、女の子が48.3cm・2910g。
- 男の子は出生時体重は2450g以下、女の子は2410g以下だと小さい方と言える。
- 出生時体重が2500g未満だと「低出生体重児」と分類される。