子供の運動神経が悪い原因は?遺伝の関係・鍛える方法

子供 運動

子供の運動神経が悪いと親としても歯がゆいですよね。

最近の子供は外で遊んだり、からだを動かすことが
なくなったので、運動量が足りないと言われてます。

それで、運動が上手く出来ない子供が増えています。

そこで、子供の運動神経が悪い原因や鍛える方法についてご紹介します。

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子供の運動神経が悪い原因は?

子供の運動神経が悪い原因は、いくつかあります。

  • 1.運動をするための筋肉量が少ない

    運動やスポーツをするには、走ったり、ボールを投げたりといった
    筋肉がある程度ついていないと、体がついてきません。

    特に、大事なのは、体幹と股関節周りの筋肉です。

    体幹というのは、おおまかに言うと背中の周りの筋肉。
    人間は体幹を使って、早く走ったり、ジャンプしたりします。

    股関節周りの筋肉は、歩いたり走ったりするのに
    足をしっかり動かすための筋肉です。

    体幹と股関節は、どんな運動をするのにも必要な筋肉です。

    スポーツで「腰を落とす」「腰を入れる」といった場面で
    意識されるのがこれらの筋肉になります。

    体幹・股関節の筋肉を意識して使うことで、運動の基本となる
    体が作られます。

  • 2.運動の経験が少ない

    運動をするには、脳から適切に指示が手足に出て、動く必要があります。

    体を動かすことを多く経験していると、ボールを投げたり、早く走ったりするコツのようなものが脳に記憶されていきます。

    このような運動に関する記憶は、脳の「小脳」と言う部分に記憶され、記憶されたものは、無意識に動かせます。

    運動が苦手な子供は脳の小脳に運動の記憶が入っておらず、運動の経験が少ないことで、運動神経がないように見られてしまいます。

    これは、運動経験を積んでいくことで、小脳に運動の経験が記憶され、運動神経はよくなっていきます。

    例えば、最初は、自転車に乗れなくて、練習していくと、いずれ乗れるようになります。その後は、ブランクがあっても自転車にまた同じように乗れるのは、小脳の記憶のお陰です。

    運動ができるというのは、「小脳」に運動の記憶がたまっていることが大事です。

子供のうちに、色々な運動を経験しておくと、大人になるに連れて運動神経も良くなっていきます。

小脳に運動を覚えさせ、筋肉を付けて動けるように体を動かすことが大事なんですね。

運動神経は遺伝する?

運動神経は、遺伝すると思いがちですが、特別な能力を除けば、遺伝はしません。

運動神経は生まれた時は、ほとんど皆同じ状態です。

およそ3歳~8歳くらいまでを「ゴールデンエイジ」といい、運動神経などをたっぷり吸収する時期があります。

ゴールデンエイジの期間で、様々な運動・スポーツをやると
運動をする小脳などが発達して、8歳以降にやることが、
他人よりもうまくなると言われています。

特に、5感を使ったもの、音楽・絵画なども同じく
3歳ー8歳の間に経験したものはたくさん吸収していくので
色々なスポーツや音楽をするのに向いています。

海外では、この時期に2つ以上のスポーツをやらせて、
偏りがない運動神経が優れた子供を育成しているところもあります。

そのため、運動神経がない、というのではなく、
「運動神経を育てる」というように考えていただきたいです。

ゴールデンエイジを過ぎてしまった子供でも、
10代であれば、練習を重ねることで、
ゴールデンエイジほどの吸収力はないですが、上達しやすいです。

親がスポーツをやっていると、子供もスポーツをやるといった、環境面での影響が大きいと思われます。

ですので、子供の運動神経がないと思っている方は、子供に体を使った運動をさせてあげていただきたいです。

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子供の運動神経を鍛えるには

子供の運動神経を鍛えるには、自宅や近所の公園でできる運動を取り入れるとよいです。

スポーツクラブなどがあれば、子供が嫌がらない限り、参加させてみるのもいいです。

チームプレーなど、友達・仲間ができることも大事であり、積極的に運動をするようにもなります。

運動神経を鍛える方法としては、幼稚園や小学校で習う体育の内容が参考になります。

<運動神経を鍛える簡単にできる練習、訓練>

  • 走る:運動の基本で、体幹・股関節の動きを鍛えます
  • 前転、後転などのマット運動:バランス感覚
  • ダンス:リズムに合わせて体を動かす
  • 逆立ち:バランス感覚を鍛える
  • 縄跳び:跳躍力、リズム感を鍛える

大人がやるようなストレッチもよいですが、止まってやる運動よりも、できるだけ体を動かす運動、手足や体全体を使った運動をするほうが効果的です。

また、親から子供が運動が出来ない点についてネガティブな発言をするのはよくありません。

子供ができるところを上手く褒めるといいです。

子供自身がやる気を出させることで、さらに子供の運動神経は発達していくのですね。

まとめ

  • 子供の運動神経が悪いのは、筋力と運動の経験の少なさが原因
  • 運動神経は遺伝子しない
  • 3歳ー8歳のゴールデンエイジに運動させると運動神経が高まる
  • ゴールデンエイジの子供はできるだけ運動の経験値を高めるとよい

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