若い女性の脳梗塞の前兆は?30代でも多い危険な初期症状とは

若い女性の脳梗塞

若い女性で脳梗塞になる方が増えていると思いませんか?

芸能人の方など有名人で30代女性が脳梗塞になる方が目立ちますよね。

女性は35歳~、男性は20代後半から脳梗塞になる方が多くなっていきます。年齢は男性の方が若いですが、脳梗塞になる男女比は女性のほうが若干多いです。

女性が脳梗塞で重症化しがちなのは、女性ホルモンの関係や貧血などで、体の不調が日常的なので脳梗塞の前兆に気付きにくいのです。

特に、若い方の脳梗塞は「動脈解離による小脳梗塞」になる傾向があります。

「小脳」は首の後ろ側にある運動機能を司る脳で、脊髄・延髄に繋がる動脈に血栓が出来ることで、小脳梗塞になります。

小脳は、神経細胞が集中しており、大きさは約10%なのに、重さは脳全体の約10%を占める重要な脳の部位です。

そのため、小脳梗塞になり小脳にダメージがあると、運動機能に影響があり、麻痺などの後遺症が残ることがあります。

脳梗塞はいち早く前兆に気づき、治療をすることが大事です。初期症状から約4時間半以内に血栓を溶かす治療(t-Pa)を行えば、脳梗塞の発症リスクが抑えられます。

そこで、若い女性がなりやすい脳梗塞の前兆、危険な初期症状についてご紹介します。

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若い女性の脳梗塞の前兆は?

若い女性の脳梗塞の前兆は、顔の麻痺、腕の麻痺、ろれつがまわらないことがあげられます。

さらに、若い方に多い動脈解離による小脳梗塞の初期症状は、背中から後頭部への激痛、激しいめまい、吐き気、歩けなくなることがあげられます。

動脈解離の小脳梗塞は、心臓から脳に通っている動脈に亀裂が生じて、脳への血液を止めることで脳へ血液が行けなくなり発症します。

そのため、約7割の方が、急に後頭部から背中にかけて激しい痛みを感じることがあります。

ただ、激しい痛みがあれば病院に行くと思いますが、激しい痛みがないこともあります。

めまい、吐き気なども小脳梗塞の前兆ですが、女性によくある貧血も同じ症状になるため、見過ごされやすいです。ちょっといつもより調子が悪いかも?と思って放置されると危険なこともあります。

男性は、貧血などはあまりないので、症状に敏感ですが、女性の場合は気付きにくいです。女性ホルモンの影響で、貧血などで体調が左右されやすく、脳梗塞の前兆を放置しがちなのです。

そこで、他の小脳梗塞の前兆を知って、早めに病院で診断を受けるようにして頂きたいです。

<若い女性の脳梗塞の前兆とは?>

  • 体のバランスが取れない、歩けない

    小脳は、体を動かす運動機能を持っています。

    そのため、小脳の働きが悪くなると、体のバランス感覚がおかしくなることが多いです。

    歩こうと思っても、フラフラしてまっすぐに歩けない事があります。

    まっすぐ歩けない、立ち上がっても上手くバランスを保てないといった症状があれば、危険なサインです。

    早めに病院での診察をしてもらうことが重要です。

  • ヒドイめまい

    世界がグルグルと回るようなめまいがする時も注意が必要です。

    小脳の働きが低下すると、バランス感覚がなくなり、ヒドイめまいに襲われることがあります。

    めまいは、貧血など女性に多い症状で、見過ごされやすいです。

    小脳梗塞の前兆によるめまいは、貧血のめまいとは違い、かなり激しいめまいになることが多いです。

    乗り物に乗っていないのに、グルグルと回るめまいがしたら、すぐに病院に行って頂きたいです。

  • 後頭部の激痛

    小脳梗塞では、小脳に血液が行かなくなるため、急に後頭部に激痛になることがあります。

    小脳は後頭部の首の付け根のほうにあるため、後頭部が痛くなります。

    後頭部の激痛は、硬いもので叩かれたかのような痛みを感じる事が多いです。

    後頭部の頭痛は、単なる頭痛とは違って「突然」「激痛」が続くことが特徴です。

脳梗塞の前兆は、ろれつがまわらない、軽いめまいなどだと、体調が悪いだけかも・・と重い、見過ごされがちです。

脳梗塞は、いつもと違うな?と思ったら、すぐに病院での検査・診察をすることが発症リスクを減らします。

検査して問題なかったら恥ずかしい、といった考えは後で公開することになるので、ぜひ早めに病院で診断をして頂きたいです。

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女性の脳梗塞の危険な初期症状とは?

脳梗塞の初期症状は「F.A.S.T」という特徴的な前兆の症状があります。

FASTは、Face、Arm、Speech、Timeの頭文字で、脳梗塞の初期症状のサインを意味しています。

脳梗塞の初期症状は、女性も男性も同じですが、女性の場合、貧血などの症状と勘違いしやすいので注意が必要です。

<脳梗塞の初期症状「FAST」>

  • Face:顔のマヒ

    顔にマヒが起きると、顔の片側だけが動かない、顔がゆがむといった状態になります。

    顔のマヒは、梗塞により顔の筋肉の一部が動かせなくなることで発症します。

    唇を「イー」という形にして、両側の唇の口角が上がるかどうか、鏡でチェックしてみます。

    顔のマヒが起きている時は、片側の口角が上がっておらず、アンバランスな形になっています。

    顔のマヒは、歯医者で麻酔をした時のように、顔の一部に感覚がなくなったような感じがすることもあります。

    体が疲れ切っていると、顔がピクピク動いて、顔が一部動かせないことがあります。顔の動きがおかしいな?と思ったら、脳梗塞の他の症状と合わせて確認してみてください。

    脳梗塞は、早めの治療(=発症から4時間半以内)が発病・後遺症が残るかのポイントになります。

  • Arm:腕がマヒ

    脳梗塞の前兆では、片腕の力が入らない、動かせないことがあります。

    腕のマヒが起きているかは、両腕を水平に前に出して、手のひらを上にして静止できるか、確認します。

    腕が麻痺していると、片方の腕が上がらず両腕が上がらないか、伸びません。

    両腕を水平に上げられても、静止が出来ず、片腕が下に落ちたりバランスが取れなくなります。

    また、手のひらをずっと上に保っていることができずに、手のひらが下を向いていってしまう時もマヒが起きている可能性が高いです。

  • Speech:話せない・ろれつが回らない

    脳梗塞の前兆では、舌が上手く動かせなくなり、話が上手くできなくなります。

    ろれつが回らないかは「パピプペポ」「ラリルレロ」の発音が上手くできるか確認します。

    パピプペポ、ラリルレロは、舌を使って発音をするため、舌を上手く動かせないと発音できないです。

    上手く話せるかどうかは、1人だと上手く話せているか分からない時があります。そのため、1人ではなく、誰かに聞いてもらうとよいです。

  • Time:発症から約4時間30分以内

    脳梗塞は、前兆の症状が出てから、約4時間30分以内にt-Paという治療薬を投与すると、発症リスクが下がることが知られています。

    脳梗塞の早期治療は、脳への血液が止まっている状態を改善することです。脳梗塞は血管に血液のかたまり(血栓)が出来て、血液の流れを止めてしまうことが原因です。

    そこで、t-Paという治療薬で、血管を詰まらせている「血栓」を溶かすことで、脳梗塞の発症を止めるのです。

    t-Paにより血栓を溶かし血流を元に戻すには、脳梗塞の前兆が発症してから約4時間30分以内に投与することで効果を発揮します。

    そのため、FASTの脳梗塞の初期症状が発症したら、発症時刻を覚えておくことが大事です。

    具合が悪くなり、119番するときや、病院で診断を受ける時は、出来るだけ発症時刻を伝えるようにします。

    携帯電話があれば、誰かに電話するなどすると、電話の発信時刻を記録することができるので、携帯電話・スマホを利用すると便利です。

    天気予報(177番)、時刻確認(117番)などに電話してもよいと思います。

    ただ、時間を気にしすぎてあせるのも禁物です。さらに具合が悪くなることもあるので、出来るだけ落ち着いて、ムリしないで誰かに助けを求めるなどして頂きたいです。

脳梗塞は、若い女性・男性でも、突然に発症することがあり、脳梗塞の前兆・初期症状を知っておくだけでも、発症リスクを減らす事ができます。

若い方は、特に脳梗塞の中でも、小脳梗塞を発症しやすいため、小脳梗塞の前兆症状を知識として知っているだけでも、素早い対処ができます。

脳梗塞の前兆の症状があったら、4時間以内に、迷わずに119番に電話するか、病院での診察をして頂きたいです。

まとめ

  • 若い女性の脳梗塞は、動脈解離による小脳梗塞になる方が多い
  • 動脈解離による小脳梗塞の前兆は、後頭部の頭痛・歩けなくなる・めまい・吐き気がある
  • 危険な脳梗塞の初期症状はFASTがあり、4時間30分以内に治療をすると発病リスクが減らせる
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