車の熱中症対策!車内の温度はどうなる?子供のために出来ること

車 熱中症

夏になると気温が急上昇するため、車の熱中症対策が重要になってきます。

すぐに戻るから大丈夫、といった油断から毎年、事故が多発しています。

特に最近の猛暑の影響で、車の室内の温度は灼熱地獄のようになってしまいます。

子供や赤ちゃんを車内に残したまま車を離れるような事はしないようにしたいことろです。

そこで、車の熱中症対策、温度を下げる方法などをご紹介します。

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車の熱中症対策で出来ることは?

夏は、車の中は密閉されて、車の金属の温度が太陽光で温度が上昇します。
炎天下でエアコンを少し切っただけでも、5分ほどでスグに暑くなってしまいます。

そこで、簡単にできる車の熱中症対策をご紹介します。

車の温度を上げない熱中症対策

車の温度は上がりやすく、車に乗っている人の汗をかかせて、水分不足にします。
すると子供や高齢者は、一気に水分を失い、熱中症・脱水症状になりやすいです。

そのため、車の温度を上げないような工夫をすると良いです。

  • 窓にミラーフィルム・断熱カットフィルム・遮光カーテンを付ける

    直射日光を車内に入らなようにすると、車内の気温の上昇が上がりづらくなります。

    窓に断熱フィルム・ミラーフィルム(日光を跳ね返す)・UVフィルム(紫外線防止)を貼るとよいです。
    遮光カーテンも売っているので、強い日差しをシャットアウトするには、遮光カーテンもオススメです。

    また、吸盤で窓に付けるサンバイザーを付けると、直射日光が入りづらくなります。
    サンバイザーは、折りたたみができるものがあり、取り付けが簡単なので便利です。

    ただし、フロントガラス・運転席・助手席の側面ガラスは、透過度70%以上にする必要があります(法律によります)。

  • 停車中の工夫

    炎天下に車を停車すると、車の温度が上昇し、戻ってきた頃には大変なことになっていたりします。

    そこで、停車中は、ハンドル・ダッシュボード・シートに断熱シートやタオルをかけておきます。

    断熱シートを置いておくだけでも、熱が吸収されるので、クルマに乗るときに熱さが和らぎます。

  • 車に乗る時は、水を常備

    車に乗る時は、水を携帯しておくと熱中症対策になります。
    できたら、水の他に、スポーツドリンクか経口補水液という水と塩分・糖分を含んだ、飲み物も用意するとよいです。

    熱中症は、水だけを補給していても、汗で水分と塩分(ナトリウム)が体内から出てしまいます。
    その場合、水を飲んだだけでは、ナトリウムがないと、体内に水が吸収されません。

    そのため、スポーツドリンクでもよいので、塩分(ナトリウム)も取るようにしてい頂きたいです。

    ただ、注意したいのは、飲み物を車内に置きっぱなしにすると、一度開けたペットボトルなどは細菌が発生して、食中毒になることがあります。

    そのため、暑い車内に飲み物を残していく時は、未開封のものにするなど、管理をすることも大事です。

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車を降りる時の熱中症対策

車を降りる時は、一番注意したいです。
子供・赤ちゃんだけを残しまま車を降りるのは、危険ですので大変ですが、一緒にいるようにした方がいいです。

これまで毎年のように事故が続出しており「ほんの少しだから」といった油断が事故に繋がりやすいです。

  • 短時間でも子供を閉じ込めない

    エアコンを付けたままでも、子供を残して車を離れるのは注意してください。

    子供の脱水症状は、急に進みやすいです。
    子供が必要とする水分割合は、大人よりも多く、少しの熱さでも脱水症状になりやすいです。

    また、エアコンを切った状態で、車を離れると、車内は数十分で急上昇します。
    くもりの天気でも、夏の暑い時は、注意が必要です。

  • 日陰に止めるときの注意点

    車を日陰に止めるといいですが、長時間止める時は、太陽の動きを考えて止めるとよいです。

    朝は日陰だったけど、夕方は日陰になっていないこともあるので注意です。

    また、車が全体的に影に隠れない場合は、運転席が日陰になるようにします。

車に載っている時の熱中症対策

エアコンで涼しくなった車内でも熱中症になる可能性があります。

これは「隠れ脱水」といい、肌が太陽光で暑くなり発汗して水分・塩分がなくなっていっても、喉の渇きを感じず、脱水症状になるものです。

車での移動は、トイレをガマンする傾向にあるため、水の補給をしないことが多いことも原因にあります。

また、子供は、肌から水分・塩分が蒸発することが多く、知らない間に脱水症状担っていることがあります。

子供には、定期的に飲み物を飲ませるようにしてください。

  • 水分は意識して取る

    隠れ脱水を防止するためにも、時間を決めて、水分を意識的に取るようにします。

    急いでいると、ついトイレ休憩などなしに進んでしまいますが、水分補給を忘れないようにしてください。

    ドライバーは、運転をすることに集中して交感神経が高まっていて、汗をかきやすくなります。気づかいないうちに脱水していることもあるので、注意が必要です。

    子供には、喉が渇いていなくても少しずつ水分を与えるようにしてください。

  • 定期的なトイレタイムを

    水分が不足してくると、血液がドロドロな状態になります。
    同じ姿勢で、乾燥した車内で、水分が不足すると、エコノミークラス症候群が起こりやすいです。

    エコノミークラス症候群は、血液がドロドロな状態になり、血栓ができて肺の血管が詰まってしまい呼吸困難になることです。長時間の運転・車の渋滞などが続くと、エコノミークラス症候群のリスクが高まるため、敵的なトイレタイムを設けましょう。

夏の車内の温度はどこまで上がる?熱中症にならないために

JAFがエアコンをかけないときの車の温度を測定した結果があります。

7月の曇の天気で、外気温30.4度に対して、車内温度は、42.9度になりました。
そのままにしておくと、午後1時には、車内温度は51.7度にもなったのです。

外の温度がそれほどでなくても、車内の温度は、急上昇することがあるので、注意が必要なんですね。

これはエアコンをかけていないケースですが、エアコンをかけていても、かくれ脱水になり、熱中症になるので、気を付けたいです。

まとめ

  • 夏の車内の温度は、非常に高くなるので子供だけ残すなどしない
  • エアコンをかけていても、熱中症・脱水になる「かくれ脱水」に注意
  • 車に乗る時は、水・スポーツドリンク・経口補水液を常備しておく(一度開けたペットボトルは食中毒に注意)

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