健康診断で血圧を下げる方法 一時的に高い値が出てしまう方へ
血圧は普段はそれほど高くないのに、健康診断で血圧を測ると異常に高くなってしまいませんか?
血圧は、1日の中でも変化していて、緊張したり、
運動をするとすぐに血圧が高くなってしまいます。
特に高血圧の方は、血圧が高いと思うと、測るときに緊張して、更に血圧が上がってしまいますよね。
私もリラックス時の血圧は、120/80くらいなのですが、健康診断になると、150/95などの高血圧になってしまい、健康診断はいつも、高血圧と診断されていました。
そこで、健康診断で血圧を下げて高血圧に診断されてない方法をご紹介します。
健康診断で血圧を下げる方法は?
健康診断だけ高血圧になってしまう方は、すぐに緊張したり、思いつめてしまう方が多いと思います。
緊張すると、交感神経が優位になり、血液から酸素を体中の細胞に届け、外敵から逃げれられるようになります。
これは、人間の本能的なものなので、
変えることはできません。
ですので、健康診断で血圧を測るときにいかにリラックスできるかがポイントになります。
また、健康診断で高血圧に診断される方は、普段、緊張すると血圧が高くなりやすい傾向であるため、やはり高血圧予備軍とも言えます。
そのため、普段から血圧をあげないような生活をおくることが大事です。
血圧は、年齢とともに上がっていくため、いずれ高血圧になることが予想されます。
今は高血圧でないとしても、将来のために、血圧を上げない努力をしておくのが大事です。
一時的に血圧を下げる方法は?
健康診断のときだけ血圧を下げるには、いくつかポイントがあります。
これは私の経験談によるもので、誰もが当てはまるとは言えませんので、その点をご了承ください。
<一時的に血圧を下げる方法とは?>
- 深呼吸の練習をする
血圧を測るときに、いかにリラックスするかがポイントです。
それには、深呼吸が大変有効です。深呼吸は、腹式呼吸がいいですね。
腹式呼吸とは、お腹を膨らませて大量の酸素を取り入れる呼吸法です。
お腹のおへその下当たりを意識して、息を吸います。
息を吸う時間より吐く時間を長くします。息を吐く時間10秒以上、息を吸う時間は2,3秒を繰り返します。
息を吐く回数を「いち、に、さん・・」と心のなかで数を数えると、余計なことを考えずにリラックス状態になれます。
深呼吸は、健康診断で血圧を測るときにするとよいです。ですが、すぐにできないことがあるので、できたら、事前に自宅で練習しておくといいですね。
- ベルト・ネクタイなど体を締め付けるものを外す
ベルト・ネクタイなど体を締め付けている服・ものを外すと血圧が下がることがあります。
お腹や首が少しキツイ状態だと、血管が押し付けられているので血圧が上がりやすいです。シャツなどもきつ目の服を着て、体を締め付けると大動脈などを締め付けることになります。血圧を測る時はゆったりした服装にしたほうがいいですね。
血圧測定時には、ベルト・ネクタイを外し、ゆったりすることが大事ですね。
- 床が冷たい時はスリッパ・靴下を履く
寒暖差があると血圧は上がりやすいです。
そのため、血圧測定時に床が冷たいところに裸足のままでいると、血圧が急上昇しやすいです。
ですので、血圧測定時は、靴下を履くスリッパを履いて、足から冷えないようにするといいです。
人間ドックなどでは、スリッパ着用するかと思いますが、靴下などを履いて足元が冷えないようにしたほうがいいですね。
寒暖差があると、血圧が下がりやすいので、スリッパを履いて温度に慣れてから血圧測定するのもよいです。
できたら足元が暖かい状態で血圧を測るほうが安定します。
また、暖かい部屋から寒い部屋、外に出る時は、上着を羽織る、靴下を履くなど、寒暖の差に注意したいです。
ちょっとした行動で、朝にゴミを捨てに行くなどでも、血圧の乱高下が起きる可能性があるので、注意したいですね。
- 血圧測定待ちがないときに計測する
健康診断では、血圧を測るときに、順番待ちで
列ができていることがあります。すると、待ち時間に血圧が高くなったら・・と
余計なことを考えてしまい、緊張して血圧が高くなります。そのため、血圧を測るときは、順番待ちがないときに
測るようにしたいです。どうしても順番待ちをしないといけないときは、
深呼吸をして待っているといいです。 - 測定前に看護師さんに血圧が高いと言う
測定するときに、看護師さんい血圧が高いことを
事前にいうと、すこし楽になります。さらに、いつも最初は高くなるので、深呼吸していいですか?と
言ってから、深呼吸をした後、血圧を測ってもらうのも有効です。看護師さんと少しコミュニケーションを取ることで、
リラックス出来る効果もあります。 - 血圧測定中は、外を見る
血圧測定中は、深呼吸して、血圧のことは
できるだけ考えないようにします。血圧は意識すればするほど緊張して上がってしまいます。
測定している所も見ないようにして、緊張せず、リラックスします。
- 測定前に塩分を取らない
暑い夏場はおすすめできませんが、測定前は
塩分が高い飲み物・食べ物は控えたほうがいいです。特に、味噌汁、醤油、ラーメンなどのスープ、塩鮭などは、
できるだけ避けたほうがいいです。コンビニ弁当など既製品には、味付けが濃いものが多く、
塩分をとっていないつもりでも、食べていることが多いです。できるだけ塩分を含まない健康的な食生活を
健康診断の直前は、食べたり飲んだりしないほうがいいです。寝る前と起きた時は、水分をとって、血液の粘度を下げて、
サラサラ血になるようにします。関連記事 - 軽く運動をする・よい睡眠を取る
余裕があるときは、健康診断の直前に軽い運動をするのもよいです。
血圧を測る前に少し歩いて、ホッと一息ついたところで血圧測定するのもいいです。
歩くと血圧が上がってしまいますが、階段や坂道を上がるほどの運動はせず、体をリラックスさせる程度がおすすめです。
また、質の高いよい睡眠を取ることで、リラックスして、交感神経が高まりを抑えられます。
特に、質の良い睡眠にウォーキングは効果的です。
通勤などでいつもより遠回りして歩いて帰るなどすると、軽い疲労から、良い睡眠が取れ、リラックス状態になりやすいです。
デスクワークが多い方や、精神的に疲れている方も、体を動かすことで、リラックス状態になれるのでおすすめです。
健康診断だけ血圧が高くなる方は、リラックスできることを念頭においてやってみていただきたいです。
ただ、普段は血圧が高くない方も健康診断で血圧が上がるというのは、高血圧予備軍なのは間違いなので、普段から高血圧のことを注意して生活できるといいですね。
塩分を抑える、軽く運動する、といった些細なことでも、高血圧の抑止につながるので、これからの健康を考えて、生活していただきたいです。
まとめ
- 健康診断だけ高血圧になる方は、測定時にリラックスをする
- リラックスには、腹式呼吸を使った深呼吸が有効
- 測定前に運動や塩分を控えることで、血圧の上昇は抑えられる