光がまぶしくて頭痛がするのは病気?片目だけ視力低下は要注意
光がまぶしくて頭痛がして、片目だけ見づらくなってませんか?
光がまぶしい・頭痛というと、偏頭痛の病気を疑いが考えられます。
ですが、片目だけ見づらい・視力低下していて平衡感覚がズレてきているほどだと注意が必要です。
頭痛は、片目の視力が低下することで、視神経から脳に負担がかかっているためです。
片目で遠くを見て、どちらかの眼が急激に視力が落ちているかチェックしてみてください。
もし、片目だけ見えづらくなってたら、本当の原因は「眼」にあるかもしれません。
眼に異常があっても片目だけだと、気づかない事が多いです。いつも両目で見ていると、片目が悪くなっても、もう片方の眼と脳が補完して、気づきづらくさせるのです。
10代/20代の方でも、光がまぶしい・頭痛がする・片目だけ見づらい・強い肩こりがあるなら、眼科へ行ったほうがよいです。
ここでは、光が眩しい・頭痛がする症状を起こす、10代・20代に増えている「若年性白内障」についてご紹介します。
光がまぶしくて頭痛がするのは病気?
普段より、異常に光がまぶしいと感じるなら、白内障の病気の疑いがあります。
白内障というと、40代・50代以降の方がなる目の病気と思われがちですが、最近は10代/20代でも若年性白内障になる方が増えているんです。
白内障は、加齢とともに眼の水晶体=眼のレンズに相当する透明な組織、が白く濁ってしまい光が正しく屈折しなくなる病気です。
メガネのレンズに傷が付くと、光がまっすぐ入らず、光が散乱して見えづらくなるのと似ています。
白内障で濁った水晶体は、元に戻すことが出来ず、一般的には手術で水晶体を入れ替えます。
白内障は安全性が高い手術ですが、早めに白内障であることを知るのが重要です。
特に、若い時の若年性白内障は、進行が早く1ヶ月も経つと、視力が急低下して手術などが必要になるので注意したいです。
<若年性白内障の症状とは?>
- 光がまぶしい
太陽が光がまぶしいのは誰にも感じますが、若年性白内障のまぶしさは、普段の生活でまぶしい感じを持つことが多いです。
室内の蛍光灯・液晶テレビ・スマホ・パソコン画面などのライトも異常なまぶしさを感じます。
夜の車のライトや、日差しが逆光になると全く目の前が見えなくなることもあります。
- 頭痛がする
頭痛は、水晶体が濁ることで片目だけ見づらくなり、片目に負担がかかり頭痛になることがあります。
また、水晶体が厚くなると、眼圧が高くなり、眼の奥に圧力がかかります。
そのため、眼の奥に鈍痛がする、頭痛がすることがあります。
- 強い肩こり
強い肩こりは、これまで肩こりをしてなかったのに、急に肩こりが気になるようになります。
片目だけに負担がかかるため、顔の周辺の筋肉が緊張状態になり、肩こりが起きます。
若年性白内障の方は、非常に強い肩こりが出ることが多いと言われています。
- 平衡感覚がおかしくなる
若年性白内障は、急に片目だけ視力が落ちるため、平衡感覚が鈍ります。
まっすぐ前を歩いているのに上手く歩けない、バランスが上手く取れないといった、以前とは違った違和感を感じるようになります。
若年性白内障は、進行が早いため、眼科に早めに行って診断を受けることが大事です。
若年性白内障の原因は?
若年性白内障の原因は、詳しく分かっていません。
白内障は、加齢による40代以降の目の病気と知られていますが、先天性で生まれつき白内障の赤ちゃんもいて、誰もがなりうる眼の病気です。
若年性白内障の原因は、怪我による眼への外傷による水晶体のダメージによるもの、アトピー性皮膚炎の合併症、喘息薬の副作用、ステロイド薬の長期服用などの因果関係があると言われています。
また、紫外線を沢山浴びていると眼に負担をかけることで白内障の発症原因になることがあります。
部活動などで、帽子・サングラスなどをせずに、ずっと外で活動していると紫外線が眼にずっと入っている状態が白内障を引き起こすキッカケになる可能性もあります。
ただ、原因不明の若年性白内障も多いです。
若年性白内障は、加齢性の白内障と違い、水晶体の濁りが複数箇所に起きることで、進行が早いとされます。
1ヶ月程度で眼の視力が急激に悪化します。
突然、光がまぶしい・頭痛がする・片目の視力が落ちるといったことで、対処が遅くなってしまうケースもあるので、早期発見・早期治療を目指して頂きたいです。
光がまぶしい・頭痛がする白内障は治るのか?
白内障は、現時点では濁った水晶体を元に戻すことはできないです。
そのため、白内障になったら、現状を維持させる点眼か、水晶体のレンズを交換する手術が必要になります。
白内障と分かったら、点眼液で水晶体の濁りの進行を遅くすることができます。
ですが、点眼液による治療は、根本原因を治すものではありません。いずれ水晶体が濁りがヒドくなり、手術する可能性はゼロではないです。
ただ、日常生活に支障がなければ、点眼液で様子を見ることも出来ます。
手術は安全性が高いですが、リスクもあります。そのため、手術をせずそのまま水晶体を維持したい場合は、早めに白内障を検査して、治療を始めることが重要です。
レーシックと白内障のチェック
レーシックは、眼の角膜を削って光の屈折を変えて、視力を上げる手術です。
ですが、レーシックを受けると、本来眼が持っていた光の屈折率が変わってくるので、白内障になると治療が大変になります。
白内障の検査には、OTC(3次元画像解析装置:眼のCTスキャン)という機器を使って眼球のカーブなどを測ります。
そのとき、レーシックを受けていると、角膜を削っているため、普通の人の眼のデータを使えないため、レーシック用に検査データを補正する必要があります。
レーシックを受けたら白内障になりやすい訳ではありません。
ですが、レーシックを受けている方は、眼科に行くときには、検査前にレーシックをしている旨を早めに眼科の方に伝えておくとスムーズに検査が進みます。
また、レーシックの方の治療実績のある眼科に行くようにするとよいですね。
まとめ
- 光がまぶしくて頭痛がするなら、強い肩こり・片目の視力が落ちていないか眼の病気を疑ってみる
- 若年性白内障は、進行が早いため疑いがあったら早めに眼科で診断を受ける
- レーシックを受けている方は、レーシックの方の治療実績がある眼科に行くと良い