目の紫外線対策は大丈夫?意外と知らない病気・予防の方法
紫外線で目の病気になる方が増えています。
紫外線は、肌への影響もありますが、目に入りすぎると、
危険な事が多いです。
紫外線が影響する目の病気の1つ「白内障」も1000万人以上います。
特に、40代以降の方で、急増しています。
紫外線は、登山、スキー、屋外スポーツで強く目にはいるほか、
普段の生活だけの予防も大事です。
また、の紫外線対策として、サングラスが挙げられますが、
紫外線カットと書かれているサングラスなら、どれでも安全性が高いわけではありません。
そこで、紫外線の目の病気や、予防法、サングラスの選び方をご紹介します。
目の紫外線対策はどうしたらいい?
目の紫外線対策は、紫外線が外出しないで、家の中にいれば大丈夫と思っていませんか?
紫外線は、太陽から発せられる光の成分で、波長により、目に見えるものと眼に見えないものがあります。
紫外線は、目に見えないので、意外と気づきにくいのが怖いところです。
紫外線には、種類があり、UVA、UVB、UVCの3種類があります。
UVCは、太陽から地球に届く時にオゾン層でほぼ吸収され、地上には届かないので、安全です。
UVAは、地上に届く紫外線の約90%で多いですが、短期的には、人体にはそれほど強い影響はないです。
UVBは、地上に届く紫外線の約10%で、人体に及ぼす影響は強く、肌に日焼けを起こしたりする紫外線です。
屋外でゴルフ・テニスなどスポーツしたりする場合は、目にUVBが強い作用を及ぼすので注意です。
UVBは、非常に強い光のため、目の黒目で約40%が吸収されますが、残りの60%が水晶体に吸収されます。
その結果、眼の表面の角膜、水晶体に負担がかかり、目の異常を引き起こすのです。
UVAも、低刺激ですが、室内にいても、反射をして目に入ってくるので注意が必要です。
窓をあけて、屋外の太陽光が見える状態だと、波長が長いため、知らない間に目に負担をかけていることがあります。
目の紫外線による病気は?
目に紫外線が当たることで起きる病気は、白内障・翼状片(よくじょうへん)があります。
- 白内障
白内障は、40代以降になる方が多く、1000万人以上のかたが白内障と言われています。
白内障は、目の水晶体(レンズ)の部分が濁ってしまうことで起きる目の病気です。
白内障の症状は、ものがぼやけて見える・異常に光が眩しく感じる・2重・3重に見えるようになります。
光が眩しいといった症状は、白内障の進行状態や人によって異なるので注意して下さい。
白内障は、手術しないと根本的に治すことはできず、目薬で進行を遅らせる処置が取られます。
ですので、早めに眼科を受診して、目薬で進行を遅らせる事が大事です。
白内障の根本治療は、目の水晶体を人工の水晶体に入れ替える手術をします。
白内障の手術は、15分~30分くらいで終わるので、負担はそれほどありませんが、できたら、手術を避けるよう目の紫外線対策をシッカリしておきたいところです。
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白内障は、老眼と勘違いしやすいので、治療が遅れることがあります。
老眼は、目のピント調整が上手くできなくなることで、近くのものに焦点があわなくなる症状が出ます。
しかし、白内障は、目のピントはあっても、物がぼやける・二重にブレて見えるといった特徴があります。
- 翼状片(よくじょうへん)
翼状片は、白目の細胞が異常増殖して、黒目も覆い被せてしまう目の病気です。
翼状片は悪性の目の病気ではないのですが、悪化すると、視力低下などをまねきます。
翼状片も、目に紫外線が大量に入ってくることで、白目の細胞が異常になると言われています。
対策は、目の紫外線対策をしっかりすることが大事です。
目の紫外線を守るサングラスの選び方
目のUV対策・紫外線対策では、サングラスが大事です。
帽子をかぶったり、日陰にいても、UBAなどの紫外線が反射して目に入ってくるので、確実に紫外線をカットするサングラスがオススメです。
でも、紫外線対策のサングラスは、何でも良いわけではありません。
そこで、紫外線対策のサングラスの選び方をご紹介します。
- UVカット・紫外線透過率の低いものを選ぶ
UVカットのサングラスには、紫外線をどれだけ透過(通す)かどうかの表示義務があります。
そのため、UVカットのサングラスの紫外線透過率をチェックしてみてください。
紫外線透過率 10%なら、紫外線を90%カットするという意味です。
紫外線透過率が1%など、目に入ってくる紫外線をできるだけカットするサングラスを選ぶといいです。
- 色が濃い=紫外線をカットするわけでない
紫外線透過率で、見落とされがちなのが、色が濃いと紫外線をカットしてくれると思ってしまうことです。
見つけたサングラスが似合っていたり、かっこよさで選ぶと、レンズの色が濃いと紫外線がカットされると思い込んでしまうのです。
レンズの色が濃くても、紫外線をカットする量が多いわけではありません。
そのため、紫外線透過率をしっかりみて、チェックすることが大事です。
- 肌への密着度が高いものを選ぶ
サングラスには、レンズの表面が小さくておしゃれなものがあります。
ですが、サングラスが目の周りにしっかり覆いかぶさっていないと、サングラスの周りから紫外線が大量に入ってくるので注意です。
そのため、顔とレンズの間にスキマができないようなサングラスを選ぶことが大切です。
朝方、夕方には、太陽光が横から入ってくることで、目に集中的に紫外線が当たることがあります。
そのとき、サングラスが目の周りを覆っていないと、紫外線が直接目に入ってきてしまう場合があります。
特に屋外で、仕事をする方は、朝方・夕方の紫外線に注意して頂きたいです。
まとめ
- 目の紫外線対策は、屋内・日陰にいてもしっかりやる
- 目に紫外線が当たると、白内障・翼状片と言った病気になりやすい
- サングラスは、紫外線透過率・肌への密着度が高いものを選ぶ