オーロラはなぜできる?見れる場所・シーズン・宇宙から見たら?
オーロラは、色々な色のカーテンのような模様が空いっぱいに
広がってキレイですよね。
一度はオーロラを見てみたい!という方は多いのではないでしょうか。
オーロラは、ローマ神話で「暁の女神・アウロラ」になぞらえて
オーロラと呼ばれるようになりました。
ここでは、オーロラがなぜできるのか、見れる場所やシーズンなどを
ご紹介します。
オーロラはなぜできるの?
*HAGUREBOSHIさんのカナダ・イエローナイフからの撮影映像をお借りしています。
オーロラは、見ているだけでキレイで癒やされますね^^
でもオーロラは、なぜできるのでしょうか。
実は、オーロラができるおおよその原理は分かっていますが、
なぜできるか?という詳細の部分がまだ分かっていません。
オーロラがなぜできるのかという点については、
太陽と地球の磁気が関係しています。
太陽からは、太陽風という電気を帯びている粒子がすごい勢いで
地球に向かって、吹いています。
地球は、方位磁針でS極・N極とあるように、地球自体が磁気を
帯びているため、太陽風の直撃は受けません。
その代わり、太陽風は、地球のまわりを迂回して飛んでいきます。
、その時、地球のまわりを迂回する時に、太陽風のプラズマが
地球の磁場に落ちてきた時に、大気中の粒子と衝突して、発光します。
これが大量に起きたのが、オーロラです。
オーロラができるところは、地球の大気圏・地上100km~500kmのところです。
高度100kmくらいは、ちょうど空気の密度が低くなり、息はできない地球と宇宙空間の境です。
極稀にオーロラ爆発というオーロラ現象が大きく広がるときがあります。
空から天に向かって大きく広がり、色・形がキレイに変わっていく10年に1回あるかどうかという、珍しい現象です。
*2010年4月5日オーロラ爆発の映像・Live!Auroraさんの動画を引用させて頂いています。
オーロラが出来る原理は、分かっていますが、太陽光のプラズマの
動きなどの詳細については、まだ分かっていないところがあります。
オーロラが見れる場所は?よく見える名所は?
オーロラがよく見える地域は、地球の地磁気と太陽風のぶつかって
発光しやすい地帯・緯度60-70度あたりが見えやすいと言われます。
この地帯を、オーロラ帯(オーロラベルト)と呼んでいて、
北極を中心とした楕円形をしています。
オーロラがキレイによく見える場所としては、次のところです。
大きく分けると、アメリカ大陸と北欧ノ2箇所です。
- カナダ・イエローナイフ・・オーロラ帯の真下でよく見えることで有名
- カナダ・ドーソンシティ
- カナダ・ホワイトホース
- アラスカ・フェアバンクス・・観測率が高いと言われる
- ノルウェイ・トロムソ・・北欧のパリと呼ばれる名所
- スウェーデン・キルナ・・スウェーデン王立研究所もあるオーロラ鑑賞の名所
- フィンランド・サーリセルカ
オーロラは、太陽の活動の強弱によって、見られる場所などに変化があります。
実は、1989年に日本の北海道でも観測できたという記録があります。
オーロラを見るときは、事前にオーロラが見えやすい時期・場所を調べていくといいですね。
オーロラが見れるシーズン・時期は?
オーロラは、夜に見えるイメージですが、
実は、オーロラは現象がおきれば、季節・時間を問わず見ることができます。
日中は太陽であかるいので、見えないのです。
そのため、白夜などで明るい時間が多いと、オーロラが見える時間が少ないので、
日照時間が短い時期にオーロラ鑑賞するとよいですね。
また、寒いところで見えやすいイメージですが、オーロラは地上100km以上の上空で
発生している現象なので、地上での気候は関係ないです。
ですので、日没後で、空が曇っていない(天気が悪くない)、太陽活動が活発の
時期に行くと、良く見ることができます。
- カナダ・アラスカ:
冬のシーズン:11月~4月
夏のシーズン:8月中旬~9月下旬 - 北欧:
シーズン:9月下旬~4月上旬北欧は、9月~11月は雪が少ないのでよく見える時期です。
12月・1月は雪が多くなり、1日中太陽が出ず、長時間オーロラが楽しめる時期。2月~3月は日照時間が長くなりますが、寒さが緩和されてくるので、
オーロラが楽しみやすい時期になります。スカンジナビア政府観光局によると、10月・2月・3月がベストなシーズンとのことです。
上記以外の季節は、白夜で夜が短すぎることや、
天候の変わりが激しい季節は空が曇ってしまうので、オーロラ鑑賞に向いていません。
まとめ
- オーロラがなぜできるのかは、太陽から吹く太陽風の粒子が、地球の大気中粒と衝突して発光する
- オーロラを見れる場所は、オーロラ帯があるカナダ北部・北欧ところが見やすい
- オーロラは発生すればいつでも見れるが、日照時間・天気・太陽活動を考慮してみるとよく見える