足の裏の汗が多い原因は?ニオイを抑える方法・対策は?
足の裏の汗でニオイが気になると、お座敷や靴を脱ぐときに非常にストレスになりませんか?
足のニオイは、ワキガのニオイ同様、非常にきついニオイを発するので、誰でも気になってしまいますよね。
女性は、ストッキングなどを履いているため、汗をかいて、ニオイが出やすいです。
また、靴・靴下を履いていると、汗とニオイが多く出て、ニオイも悪化していきます。
夏は特に、汗をかきやすく、暑くても靴を脱ぎたくても脱げない・・ことになり、さらに汗をかいてニオイを増やす悪循環になり、ストレスがたまりますよね。
そこで、足の裏の汗の原因とニオイの対処法などをご紹介します。
足の裏の汗が多い原因は?
足の裏に汗が出やすい原因は、汗が出る「汗腺」が密集しているためです。
ワキの下、頭皮など体毛がある場所や、手のひら・足の裏には、汗腺が発達・密集しています。
汗腺が密集していると、少し温度が上がるだけでも、体の中でも大量の汗がでやすい場所になります。
原因1 足の裏は、靴下・靴・ストッキングで覆われているため足の裏にある汗腺は、エクリン汗腺といい、手のひらなどにもあります。
手のひらは、汗をかいても蒸発しやすいですが、足の場合は、靴下やストッキング・靴などで汗で密閉されるためです。
足は靴下などで密閉されるため、温度が上がり、さらに汗をかきやすくなります。
かいた汗も密閉されていて蒸発せず、湿気をおびてきて、それを感じることで汗をかきやすい環境を作ってしまいます。
通常の体温調整に使う汗に加えて、エクリン汗腺から出る汗は、緊張・ストレスによる「精神性発汗」が多いです。
ストレスを感じると、手のひらに汗をかくと思いますが、手のひら同様、足の裏もストレスで汗をかきやすいです。
足に汗をかくというストレスが、さらに足に汗をかかせてしまいます。
手汗と同様に、汗をかきたくないという不安・ストレスが、さらに足の裏の汗をかかせるという悪循環になっているのです。
精神性発汗の場合、緊張・ストレスをなくすことで、足の裏の汗を減らすことが出来ます。
もし、足の裏の汗が、ニオイが出て嫌だ、という気持ちのストレスから出ているとしたら、足のニオイを予防することで改善ができます。
足の裏のニオイを抑える方法・対策は?
足の裏のニオイは、体臭の中でも独特で、ワキなどの体臭の対策とは、異なります。
体が汗でニオイがするのは、汗+皮脂+細菌の繁殖によるものです。汗自体は99%が水、1%が塩分で、ニオイは無臭です。
ですが、汗と皮脂が混じって、黄色ブドウ球菌・真菌と言った細菌が繁殖すると、きついアンモニア・インドール臭がします。
一方、足の裏の汗のニオイの原因は、靴・靴下が関係しています。
靴下・靴を履いた状態で、足の裏に汗をかくと、汗がこもって、雑菌が繁殖して、イヤな足のニオイは独特なものになります。
ニオイの成分は、イソ吉草酸(いそきっそうさん)という脂肪酸が足のきついニオイを作っています。
イソ吉草酸は、一度出るとなかなか取れづらく、人によって分泌量が違います。イソ吉草酸の分泌量は、遺伝的要素もあります。
イソ吉草酸は、毎日お風呂で足をキレイに洗っていないと、角質層に染みこんで、ニオイが足に定着します。
ですので、足のニオイが気になる方は、毎日足をキレイに洗うことが大事です。
足のニオイを防ぐ洗い方は?
足、足の裏はキレイに洗っているつもりでも、意外と洗えていない方が多いです。
足の先は近くで見えづらく、足の裏までしっかり見れないので、洗い残しが多いのです。
<足のニオイを防ぐ洗い方 3つのポイント>
- 足の指の間までシッカリ洗う
足の指の間は、指1本ずつしっかりと洗うことが大切です。
足の指の間のイソ吉草酸は、足をしっかり広げて洗うようにしないとキレイに洗えません。
皮膚に付いたイソ吉草酸は、頑固なので毎日コツコツと洗うことが大切です。
- 足の爪の中も洗う
足の爪の間にも、イソ吉草酸がたまることがあります。
足の爪も洗いにくいかと思いますが、石けんを泡立てて洗うようにして下さい。
- 使用済み歯ブラシで足の指を洗う
どうしても足のニオイが消えない時は、使用済み歯ブラシで、足の指を洗うといいです。
そうすると、足の指の間や、足の爪の間もキレイに掃除できます。
また、足を洗う石けんもボディーソープでなく、固形石けんを使うといいです。
ボディーソープは、洗浄力が強すぎて、お肌にいる細菌を一掃してしまい、お肌によくないためです。固形石けんは、程度な洗浄力で洗えるので、おすすめです。
まとめ
- 足の裏の汗は、汗腺が密集しているために、汗をかきやすい
- 足は、靴下・靴・ストッキングで密閉されるため、足のニオイは独特なニオイになる
- 足のニオイの原因・イソ吉草酸は、毎日足をキレイに洗うことで予防できる