アキレス腱が太くなる!コブ・しこりの原因はコレステロール?

アキレス腱が太くなる・コブ・しこりがある
アキレス腱が太くなり、コブ・しこりができる原因はコレステロールかもしれません。

ふと気づくと、アキレス腱が太くなってきたのです。

しばらく放置していたら、コブがポコッとできてきたんですね。

最初は、何かにぶつけたのかも?と思っていたら、どんどんコブが大きくなってきたんですね。

健康な人のアキレス腱は約6mm。

ですが、アキレス腱の太さが9mm以上あると、コブ・しこりの病気の可能性があります。

もし、運動などでぶつけた覚えがなく、アキレス腱が太くなり、コブ状になっていたら病院に行っていただきたいです。

そこで、アキレス腱が太くなった・コブ・しこりができる原因と対処法についてご紹介します。

スポンサーリンク

アキレス腱が太くなる!知らない間にできるコブ・しこりの原因は?

知らない間に出来るアキレス腱が太くなる・コブ・しこりは、コレステロールによる「黄色腫(おうしょくしゅ)」の可能性があります。

スポーツや新しい靴を履いて足の痛みを感じる時は、その他の病気を参照ください。

「黄色腫」は、血中コレステロールが多くなると、皮膚の下にたまっていき、コブ状のしこりになります。

アキレス腱の太さは、9mm以上になると「黄色腫」の可能性があります。

痛みはある場合とない場合があり、炎症が起きていると痛みがあることがあります。

コレステロールによる黄色腫は、アキレス腱以外に、手の甲・ひじ・ひざ、などに現れることがあります。

コレステロールの基準値は?

コレステロールが多いかどうかは、血液検査のLDLコレステロール値で診断します。

LDLコレステロール値:180mg/dL以上

LDLコレステロールは、別名「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

本来コレステロールは、体の細胞膜などを作るために必要な物質です。

ですので、コレステロールが多いからといって不健康とは言えません。

ですので、健康診断などで検査する「総コレステロール値」だけで良いか悪いかは判断できません。

善玉・悪玉コレステロールの違い

総コレステロール値では、判断できないため、「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」の数値を確認します。

コレステロールは、体中の細胞膜などを作るために、血液の中に溶け込んで体中を回っています。

体中の細胞に血管を通して、コレステロールを配って回っているのです。

血中コレステロールには大きく2種類あります。

  • 善玉コレステロール(HDLコレステロール)
    古くなった細胞が分解され、血液を通して回収されるコレステロール
  • 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)
    血中にある、新しく作られる細胞の材料になるコレステロール

細胞の新陳代謝が進むと、たくさんの細胞が分解され、より多くコレステロールが血液に溶け込みます。

新陳代謝が進んでいるのはよいことなので「善玉コレステロール」と言います。

新しく細胞を作るために血液にあるコレステロールは、細胞が作られれば減ります。ですが、新陳代謝が悪く、新しい細胞ができないと、血液中にコレステロールが余ってしまいます。

スポンサーリンク

そこで、血液中に余ったコレステロールを「悪玉コレステロール」と呼んでいるのです。

悪玉コレステロールが増えると、血管の内側のカベに張り付いていきます。

そして、時間がたると悪玉コレステロールは、酸化して超悪玉コレステロール「オキシステロール」という物質に変化します。

オキシステロールは、血管の細胞を刺激して炎症を起こす悪さをします。

血管の細胞を刺激すると血管が傷ついて動脈硬化につながるのです。

家族性コレステロール血症

遺伝でLDLコレステロールが多くなることが分かっています。

二親等以内の家族でコレステロールが基準値異常でコレステロール値が高くなることを「家族性コレステロール血症」と言います。

家族性コレステロール血症は、約500人に1人に発症リスクがあるとされます。

食生活で高カロリー食・糖分などを多く取っていないのに、コレステロールが高い方は、家族性コレステロール血症を疑ってみてください。

アキレス腱のコブ・しこりは何科に行く?

まずは病院でアキレス腱のコブを病院で診断します。

血液検査を含めて行うなら、内科・内分泌科などで診断ができます。

アキレス腱のコブ・しこりが「黄色腫」によるものなら、LDLコレステロールを減らすようにします。

LDLコレステロールを減らすには、食生活から変えていくことがよいですね。

アキレス腱にコブ・しこりが出来るその他の病気

アキレス腱のコブが、黄色腫でない場合は、次の病気が考えられます。

アキレス腱炎

アキレス腱が酷使されることで、アキレス腱に細かい亀裂が出来る疾患です。

アキレス腱の炎症で筋組織が増えて、コブ状になります。

スポーツなどで、アキレス腱に過度な負荷がかかると、アキレス腱炎になりやすいです。

放置すると、負荷がかかり続けて、アキレス腱が切れることがあります。

整形外科で、アキレス腱に負荷がかからないよう治療を行います。

ガングリオン

ガングリオンは関節・腱鞘(けんしょう)の周辺にできるゼリー状のコブです。

良性の腫瘍です。

放置しても問題ないこともありますが、大きくなったり、神経にできると激しい痛みがあることがあります。

整形外科に行き、注射針でガングリオンを抽出します。

アキレス腱滑液包炎(ハグランド病)

アキレス腱滑液包炎(ハグランド病) は、かかと・足首に痛みを伴う炎症です。

アキレス腱にコブのような膨らみができます。

かかとにはアキレス腱などの組織の摩擦をなくすために「滑液包(かつえきほう)」という組織があります。

ランニング・マラソンなどで長時間かかとに負荷がかかる場合や、靴でかかとが圧迫された場合に、滑液包が炎症を起こして発症します。

足首を曲げるとアキレス腱が伸びて、痛みがあります。

整形外科で、アキレス腱を使わないようサポーターなどを付けて固定するなどの治療をします。

まとめ

  • アキレス腱のコブ・しこりは、スポーツなどで痛みの覚えがない時は「黄色腫」の可能性がある
  • 黄色腫はコレステロールがたまることで出来るコブで、内科・内分泌科で受診する
  • アキレス腱のコブ・しこりが出来る病気は、アキレス腱炎・ガングリオン・アキレス腱滑液包炎(ハグランド病)などがある

オススメ記事

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ