子供の車酔い対策 治らない体質を解消する即効性のある方法とは

子供 車酔い

子供が車酔いをすると、遠足などのバス移動や車での旅行で車酔いしてしまい大変ですよね。

子供が車酔いをすると、クルマに乗るのがいやになったり、遠足など集団でのバス移動が嫌になってしまいます。

せっかくの旅行やイベントが子供が車酔いすると、楽しさが半減してしまいますよね。

子供の車酔いは、誰でもなりやすいです。子供が車酔いをしやすいのでしたら、しっかり車の酔い止め対策をすれば、解消します。

子供の車酔いは、気分が悪くならないか・吐いてしまわないか?などと非常にストレスになっています。

特に、学校などの集団行動のイベントで車酔いがひどいと、友達の前で吐いたりしたくないため、遠足を休んだりする子供もいます。

子供の車酔いは、子供の精神面の負担になるので、早めに対策・解消してあげて頂きたいです。

ここでは、子供の車酔い対策、予防法についてご紹介します。

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子供の車酔い対策・解消する即効性の高い方法?

子供の車酔いは、約3~4歳になってから車酔いするようになります。
車に酔いやすい体質は「動揺病(どうよう・びょう)」といい病気の1つです。

車酔いをする原因は、目の視覚情報と三半規管などの平衡感覚のズレ、自律神経の乱れ、小脳のコントロールができない、ことによります

子供の場合は、車などの動きに慣れておらず自分のもつ平衡感覚と車・バスなどの動きにズレがあり、酔ってしまいます。

一度、車に酔ってしまうと、車に酔う恐怖を感じてしまい、自律神経の乱れが起き、次からも車酔いをしてしまうといった悪循環があります。

そのため、まずは車酔いをしない、という自信を付けて、車酔いの悪循環を断ち切るのが大切です。

<子供の車酔い対策・解消法>

  • 十分な睡眠

    車やバスで長距離を移動するときは、前日はしっかり睡眠をとっておくことが大切です。

    睡眠をとることで自律神経の乱れを改善し、副交感神経を優位にしてリラックスできるようになります。

    睡眠不足や疲れているときは、車に酔いやすい傾向があります。

  • 出かける前に、満腹・空腹は避ける・消化の良い食べ物を食べる

    車に乗る前に、食事を食べ過ぎたり、何も食べないのは酔いやすくなります。

    満腹状態や空腹状態は、車の急加速・急停止時は、胃に不快感があり、気分が悪くなりやすいです。

    満腹、空腹でも吐きやすくなりますので、食事は適度な分量にしてくださいね。

    消化の良い食べ物を食べることで、胃腸にストレスがかからなくなります。

    食事を取るときは、出かける30分以上前に食べるとよいです。

  • 頭を動かさない・前を見る

    頭には平衡感覚を完治する三半規管があるため、頭が自分の意図しない方向にひっぱられると車酔いが酷くなります。

    そのため、前を見て頭を車と同じ動きにすると車酔いしなくなります。

    前を見ることで、車がどちらの方向に曲がるか予想できるので、平衡感覚も合わせることが出来ます。頭もカーブする方向に動かして、車と同じように動かすと車酔いしなくなります。

    小さい子供の場合は、シートベルトなどで動かないように固定して頭が横に動かないようにしてあげるといいです。

    子供が座る方法は前向きにするようにして下さい。後ろ向きだと、車酔いをしやすくなります。

    頭は下を向かないようにして、ゆったり頭をイスにつけるようにするといいですね。

    どうしても頭が動いてしまう時は、遠くの山など、動かないものを見続けると、車酔い予防になります。

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  • 本を読む・携帯ゲーム・スマホをしない

    昔から言われていますが、車に乗りながら、本を読んだり、ゲームをするのは良くないです。

    動いている車の中で文字を読むと、振動で文字がブレたりして酔いやすい状態になります。

    ゲームも同様で、車での移動中は使わないようにします。
    退屈でゲームをやりたがるときは、家族なら歌を歌ったり、言葉で出来るゲーム(しりとりなど)をして楽しむのもよいです。

  • 体を締め付ける服は着ない

    制服など体を締め付けるきつい服を着ているなら、車やバスにのる時にラクな格好にするとよいです。

    特にお腹を締め付けると、気分が悪くなりやすいです。シートベルトをするときも、少し余裕をもって締めるように工夫するといいです。

  • 車酔いしない席に座る

    車の振動が大きいところに座ると、酔いやすい状態になります。

    バスなら、カーブで動きが少ない前方の席で、特に運転席の後ろ付近は酔いづらい場所です。

    下にタイヤがある高い場所(盛り上がっている所)は、酔いやすいので注意が必要です。

    座るときは、必ず進行方向に向かって乗って、景色が前から見えるようにします。逆を見ていると、気分が悪くなることがあります。

  • 酔い止め薬を飲んでおく

    事前に酔い止め薬を飲んでおくのも大事です。

    酔い止め薬には、自律神経を興奮を抑えて、気分が悪くなる神経を一時的に遮断します。

    抗ヒスタミン剤が入っていると、眠くなることもあるので注意が必要です。眠ってもよいなら寝ているのも酔い止めになります。

    酔い止め薬は、水なしタイプもあるので、クルマに乗るときは酔い止め薬を飲まずにいて、気分が悪くなったら飲むといった方法も効果的です。酔っても薬があるという安心感で酔わなくなります。

    酔い止め薬は、5歳未満、5歳~10歳、11歳~15歳までがジュニア用として売られています。酔い止め効果の時間、飲むタイミング、飲む量などが製品によって違うので、使用上の注意をよく読んで酔い止め薬を飲むことをおすすめします。

    ただ、酔い止め薬は、バスや車に乗るたびに飲む必要があり、根本的な改善にならないので、後述の車酔いを治す方法をご覧ください。

子供の車酔いが治らない体質を解消するには?

子供の車酔いが治らないの酔い止め薬の飲み過ぎの可能性があります。酔い止め薬を使うと一時的に治りますが、根本的な解決になっていないのです。

子供は車・バスのような激しい揺れや振動に慣れていないので、慣れるまでに時間が掛かる子供もいます。

車に乗ることに慣れれば、車酔いはなくなりますが、車にのるたびに気分が悪くなるのもストレスがかかりますよね。

そこで、車酔いが治らない場合に、車に乗らずに車酔いを解消する方法をご紹介します。

  • ブランコ・トランポリンなどの運動

    ブランコやトランポリンは、平衡感覚が身につく遊びです。

    <子供の車酔いが治らない体質を解消する>

    ブランコ・トランポリンをすると、体から受け取った情報と三半規管のバランス感覚が調整され、体から受けた情報のバランスを処理する小脳の発達を促します。

    ブランコ、トランポリンは無理に高く跳ぶ必要はなく、自由に遊ばせるのがよいです。

    もし、ブランコ、トランポリンで気分が悪くなってきたら、危険ですのですぐに中止させて下さい。

  • でんぐり返しをする

    毎日、前回り・後ろ周りのでんぐり返しをすると、回転のバランス感覚がよくなります。

    一人で回れない時は、手伝ってでんぐり返しをやってみるといいです。

    天と地が逆になる体験を通して、三半規管の平衡感覚が身についていきます。

    1日1回から回数を増やしていきます。でんぐり返しは、毎日やることでバランス感覚が身についていきます。

    でんぐり返しも、気分が悪くなるようならすぐに中止させてください。

  • 短い期間でバスに乗る練習をする

    短い期間でバスや車に乗って練習してみます。バスは気分が悪くなったらすぐ停留所で降りれるので、練習としては便利です。

    無料のバスや循環バスを利用すると、費用も安く練習ができます。気分転換も兼ねて、降りた停留所で散歩してみるのも楽しいですね。

    小さい成功体験を身につけることで自信がついて、車に酔うことが気にならなくなり、車酔いになりづらくなります。

    バスに乗る場所は、前の方で、運転席の後ろ付近がよいです。タイヤなどがあるところは避けるようにします。

子供の車酔いが治らないのは、体質もありますが”慣れ”もあります。

車酔いは、子供によってはトラウマ的な体験にもなりうるので、ヒドイようなら早めに対策してあげていただきたいです。

どうしても治らない車酔いと病気の関係はある?

車酔いが治らないくてどうしようもない!という時は、子供の病気が関係している時があります。

もしどうしても車酔いが治らないようでしたら、お近くの耳鼻科へ診察してみることをおすすめします。

<どうしても治らない車酔いと病気の関係>

  • 両側半規管欠損(りょうそく・はんきかん・けっそん)

    両側半規管欠損とは、耳の中にある「半規管」という器官が生まれつきない病気です。

    両側半規管欠損の子供は、幼児期に転びやすい、平衡感覚がないといった行動を取りやすいです。

    5歳~6歳までは発達が遅れたように感じますが、7歳~8歳くらいまでに健常者と同じように生活は送れます。

  • アレルギー体質

    花粉症、アレルギー鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギーがある子供は乗り物に酔いやすいと言われています。

    原因は分かっていませんが、車酔いがヒドイようならかかりつけ医に相談するのもいいかもしれません。

    すでにアレルギーの薬に抗ヒスタミン剤が入っているときは、酔い止め薬に抗ヒスタミン剤がないことを確認してください。

  • 小脳低形成

    小脳の形成・成長が未熟だと、平衡感覚がしっかりしません。

    運動をしても動作がおかしく、文字も上手く書けないなどの症状があります。

車酔いだけでなく、子供のバランス感覚がおかしい、動きに気になることがあれば、病院にて検査をしてみて頂きたいです。

過度な心配は不要ですが、長く続くようならかかりつけの医師へ相談するといいですね。

まとめ

  • 車酔いは動揺病という病気の一種で、平衡感覚が発達していないために酔ってしまう
  • 車酔いをすぐ治すには、水なしの酔い止め薬、食べ物・姿勢・座る位置などを変えてみる
  • 治らない車酔いは、平衡感覚が身につく運動、トランポリン・ブランコ・でんぐり返しで練習してみる

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