転んで子供の歯が折れたら?元に戻す治療法・親がすべきことは

子供 歯 折れる

子供は転んだり物に顔をぶつけると、歯が折れてしまうことがあります。

特に前歯は、倒れた時に顔からぶつかるので前歯が折れやすいです。

歯は折れたり抜けてから6時間以上経過すると再接着は難しくなります。

また、折れた後の歯の保存や子供の口の中の処置を間違えると、折れた歯をもとに戻すことが難しくなるので注意が必要です。

歯が折れるまでいかず、グラグラするようなら、歯の根元が傷んでいる可能性があるので、歯科医に相談して頂きたいです。

歯が折れてしまうと、血が出たりして、子供も親もパニックになってしまいますが、落ち着いて行動することが大事です。

歯の折れ方によりケースバイケースですが、歯を元に戻すこともできますので、早く適切な処置をして頂きたいです。

ここでは、子供の歯が折れた場合、欠けた場合、グラグラする場合の対処法についてご紹介します。

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転んで子供の歯が折れたら?どうしたらいい

転んで子供の歯が折れたら、次のように止血・折れた歯の保存・歯科医への連絡・指示をもらうとよいです。

  • 傷口を止血する

    子供が転んで前歯を折ったときは、傷口を清潔なガーゼ・脱脂綿などでおさえます。
    口の中の流血は、割と簡単に血を止めることが出来ます。

    10分経っても止血できない時は、歯科医師に電話などで指示を仰ぐようにします。口の傷が深くて縫合が必要なときは、歯科医ではできないときもあるので、まずはいつも見てもらっている歯科医師に相談してください。

    注意1血液は飲み込まないようにする

    血液は固まりやすい性質があるため、飲み込むと気管に入ったりすると危険です。
    子供が泣いてパニックを起こしているときは、落ち着かせて、血を飲み込まないようにすることが大切です。

    注意2止血するまで、水で口をゆすがない

    止血しようとしているところに、ミネラルウォーターなどの水で洗おうとすると、固まった血液が溶けて、血が止まりづらくなります。
    口の中に土などが入ってしまうことがあるかと思いますが、まずは止血を優先します。

    そのため、止血してしばらくするまでは口をゆすがないようにします。どうしても口を洗いたいときは、血が止まってから、しばらく立って血が出なくなったら洗うようにします。できたら、歯科医師に診てもらうまで口は洗わないほうがよいです。

  • 歯の状態をチェックする

    止血ができたら歯の状態を確認します。

    折れた歯は、すぐに保存することが大事です。折れた歯・歯茎の状態によりますが、6時間以内に歯科医で治療をすれば上手く接着することができることが多いです。

    歯科医に電話などで相談出来るときは、保存方法も合わせて聞いておくとよいです。

    また、他に歯の損傷がないかチェックします。折れなくても、歯がグラグラするような状態ならできるだけそのままにします。

    グラグラする歯はあまり動かすと、歯の根の部分がさらに傷むことがあるので、歯科医でみてもらうまでいじらないようにします。

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  • 歯を保存する

    折れた歯は、乾燥すると元に戻す時に接着が難しくなるため次のように保存します。

    • 口の中で保存

      大人の口の中に、一時的に折れた歯を入れて保存すると唾液で乾燥が防げます。
      小さい子供の口の中に入れたままにすると、誤って飲み込んでしまうため、大人の口に入れて保存しておくほうが安心です。

    • 専用保存液(幼稚園・小学校などの保健室にある)

      幼稚園・小学校などでは、折れた歯を入れられる保存液があることが多いです。
      もし、幼稚園や小学校で歯が折れてしまったら、保存液に入れて保存してください。

    • 生理食塩水で保存

      薬局・ドラッグストアで販売している生理食塩水を使って、綺麗に洗った容器に入れて折れた歯を保存することが出来ます。

      ドラッグストアで生理食塩水が手に入らない時は、水を沸騰させて殺菌した後、濃度が0.85%になるように塩を入れて作ることも出来ます。(100gの水に0.85gの塩を入れる)

    • 未開封の牛乳で保存する

      牛乳のタンパク質を使うと歯の保存ができます。

      開封済みの牛乳は雑菌がある可能性があるので、未開封の牛乳に密閉した容器に入れて保存ができます。

  • 痛みの手当

    歯が折れた状態だと、痛みが出ていることが多いです。腫れて痛い状態なので冷やしていあげると痛みが和らぎます。

    保冷剤や冷却シート、水で濡らしたタオルなどで頬などを冷やしておくとよいです。

折れた歯は元通りくっつくの?

折れた歯は、どのような欠けたかをしたかにより、医師の判断により元通りにくっつくか決まります。

元通りになるケースは、歯がキレイに割れて断面がキレイなときです。歯を接着することで、もとに戻すことができます。

歯が乾燥せず保存され、歯の組織が壊れていなければ、歯が割れても戻ることが多いです。

歯の一部が欠けてしまった場合は、欠けた部分が噛み合わせが悪くなったり、虫歯の進行をおさえるために、形を整えたり、カバーを被せたりします。

歯の根元から割れてしまった場合は、根本から炎症になることがあるため、抜歯することもあります。乳歯が割れた時は、永久歯が生えるまで入れ歯にすることもあります。

まとめ

  • 転んで子供の歯が折れた時は、止血・折れた歯の保存・歯科医への連絡をする
  • 折れた歯は、状態によるが保存をしておくとことで元に戻る可能性が高くなる
  • 歯が折れると血が出て子供はパニックになるので、親もパニックにならずに冷静に対処が大切

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