フケ、かゆみが治らない!シャンプーの仕方間違ってませんか?
フケ、かゆみが突然出てきて、放っておいたら、
かゆみは止まらず、フケが粉雪のように飛ぶようになっていませんか。
フケが大量にでるのは、頭皮の環境が悪くなってことが原因です。
そのままにしておくと、抜け毛・薄毛につながるので、早めに対処しておきたいところです。
特に、フケが大量に出る、脂漏性皮膚炎という皮膚炎になると、
なかなか治りづらくなるので、注意が必要です。
ここでは、フケ、かゆみを抑えて、脂漏性皮膚炎を
改善する方法をご紹介します。
フケ・かゆみが治らない原因は?
フケ・かゆみが治らない方の多くは、脂漏性皮膚炎という
頭皮の皮膚炎担っている可能性が高いです。
次の症状があれば、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
- 頭皮に、うろこ状の皮膚炎症がある
頭皮でかゆいところをよく見てみると、頭皮の皮膚が乾燥して、うろこ状になっています。
かゆくて手でかいてしまうと、頭皮の皮膚がはがれて、フケとなります。
かゆみが止まらないので、手でかく→頭皮の皮膚が落ちる→フケが出る→皮膚が再生する→かゆみが出る→手でかく・・といった悪循環になっています。
- 白いフケが大量に出る
手で頭をかくと、白いフケがポロポロと出てくるのも脂漏性皮膚炎の特徴です。
ヒドイ時は、手でサッとかくだけで、粉雪のような白いフケが飛び散ります。朝起きた時も、枕に白いフケが、大量に付いている事が多いです。
寝ている間に、無意識に頭皮をかいてしまったり、寝返り時の枕との摩擦で、フケが大量に落ちてしまうのです。
- カラーリングなどで、頭皮がしみる・痛い
脂漏性皮膚炎になっていると、頭皮に炎症ができて刺激を感じるようになります。
また、ツメで引っかいてしまうことで、頭皮に傷が出来て、痛みを感じることが多いです。
カラーリングや炎症を抑える薬を付けると、頭がチクチクと痛くなります。
頭皮には、たくさんの常在菌(じょうざいきん)という菌類がいて、頭皮の皮脂を食べたり、して頭皮の皮膚環境を正常化しています。
ですが、何かしらのキッカケで、常在菌の1種類が増え始めると、頭皮にいる常在菌のバランスが崩れてしまいます。
すると、頭皮の炎症などの症状として現れてきます。
ニキビ菌(アクネ菌)も常在菌の一種で、通常は皮脂を食べて生きていますが、毛穴が詰まると、エサになる皮脂が増えてニキビ菌が増殖して、ニキビになります。
脂漏性皮膚炎では、マラセチア菌(真菌)という菌が増殖するために発生する皮膚炎症です。
脂漏性皮膚炎は、頭皮だけでなく、顔などの皮膚にもいます。
頭皮は、毛穴が多く、皮脂が多いため、脂漏性皮膚炎になりやすいのです。
脂漏性皮膚炎の問題は、一度なると、なかなか治りにくい点です。
皮膚科に行っても、薬はくれますが、治るのに時間がかかると言われてしまう皮膚炎なので、できるだけ早い対処をしてくださいね。
シャンプーのやり方で、フケ・かゆみを止める!脂漏性皮膚炎を治すには
脂漏性皮膚炎になる方は、大抵の方がシャンプーのやり方を正しいやり方に変えるだけでも、大分改善します。
もし、シャンプーのやり方が間違っていたら、脂漏性皮膚炎を治すために、正しいシャンプーをしましょう。
<脂漏性皮膚炎を治すシャンプーのやり方>
- シャンプーは1日1回まで。やり過ぎに注意!
シャンプーはやり過ぎると、頭皮に負担がかかります。
シャンプーは、頭皮の皮膚のターンオーバーをして治りかけている
皮膚をシャンプーで、壊してしまうことがあり、治りが遅くなります。そのため、シャンプーは1日、最低1回にします。
朝、晩と2回シャンプーを習慣にしている方は、どちらか1回にしてみてください。
- シャンプーでゴシゴシと手でこすらない
脂漏性皮膚炎で、悪化する原因になるのが、手や指・ツメでかいてしまうことです。
手でかゆみがある部分をかくと、気持ちいいので、やめられなくなるのです。
また、フケが付いていると、シャンプーでムリヤリ落とそうとするので、自然とゴシゴシと手で洗い過ぎます。
ゴシゴシと手で頭皮を擦ると、治りかけている頭皮が、壊れてしまうのでできるだけ優しくシャンプーで洗うようにして下さい。
洗うときは、ツメは立てずに指の腹(指紋がある所)で、やさしくシャンプーで洗って下さい。
シャンプーした後は、シャンプーの成分が頭皮に残らないように、しっかりすすぐことも大事です。
シャンプー成分が頭皮に残ったままだと、酸化して、頭皮にダメージに繋がります。
- シャンプーの種類を変える
ドラッグストアで売っている普通のシャンプーを使っているなら、使用は一旦、控えて頂きたいです。
通常のシャンプーには、強い洗浄力があります。
強い洗浄力は、頭皮にダメージを与えてしまうんですね。頭皮は弱酸性に保たれていると健康ですが、シャンプーの成分は、アルカリ性のため、頭皮環境が悪化することもあります。
特に、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムといった成分がある場合は、注意です。
ラウレス硫酸~、ラウリル硫酸~といった成分は、台所洗剤にも使えるほどの洗浄力で、多くのシャンプーに入っています。
また、アミノ酸系シャンプーで、低刺激と書かれていても、脂漏性皮膚炎のときは使用を控えたほうがいいです。
成分としては、ココイルグルタミン酸、ココアンホ~、ココイルメチルアラニンなどの成分がいいですね。
シャンプーには、低刺激といっても、頭皮の炎症に悪影響を与えますので、シャンプーの洗浄力の強さには注意したいです。
- ミコナゾール硝酸塩のシャンプーを使う
脂漏性皮膚炎の原因となっているマラセチア菌には、ミコナゾール硝酸塩が配合されている、弱酸性のシャンプーがオススメです。
低刺激の上、ミコナゾール硝酸塩という成分が、マラセチア菌の増殖を抑えて、脂漏性皮膚炎の悩みになる、かゆみを減少させます。
ミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーを使うと、フケ・かゆみが早く治りやすいです。
ミコナゾール硝酸塩のシャンプーは、いくつかありますが、私以前、脂漏性皮膚炎になったときにお世話になったのが次のシャンプーです。
コラージュフルフルネクスト トライアル3日分 うるおいなめらかタイプ…
価格:515円(税込、送料別)弱酸性の刺激の少ないシャンプーで、適度に泡立ちもよくて、とても使いやすかったです。
コラージュフルフルネクストには、さらさらタイプと、しっとりタイプがあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、頭皮が乾燥しているケースが多いので、基本は、しっとりタイプがいいですね。ただ、頭皮がオイリーという方は、さらさらタイプを選ぶといいですね。
3日分のトライアルもあるので、試してみるのもいいかもしれません。
ちなみに、シャンプーとリンスがありますが、リンスはお好みで使って下さい。
リンスがあったほうが、髪の毛の仕上がりが良くなる印象はあります。
脂漏性皮膚炎は、場合によっては治るまでに数ヶ月かかることがあるので、できるだけ早めに対策をして、改善をして頂きたいです。
まとめ
- フケ・かゆみが止まらないなら、頭皮の脂漏性皮膚炎の疑いがある
- フケを増やしてしまう、間違ったシャンプーのやり方をしていないかチェックすることが大事です
- 脂漏性皮膚炎向けのシャンプーを使うと、早くフケ、かゆみの改善ができる