尿蛋白の正常値は?陽性のクレアチニン・尿素窒素の見方

最近になり、慢性腎臓病(CKD)になる方が増えています。

20歳以上の成人の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)に
なっている
と言われています。

慢性腎臓病(CKD)は、尿蛋白の正常値を調べるには、
尿検査と血液検査ですぐ分かるため、
早めに対策していただきたい病気です。

慢性腎臓病は、生活習慣病と関わりが強く、
心筋梗塞、脳梗塞になりやすいだけでなく、
糖尿病や痛風・高血圧などの合併症になりやすいため、
「新しい国民病」となりつつあります。

ここでは、尿蛋白が陽性の場合に関係する検査項目や
慢性腎臓病の対策についてご紹介します。

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尿蛋白の正常値は?

尿検査で、尿蛋白が陰性(ー)なら、問題ありません。

尿検査で、尿蛋白が陽性(+)なら、
尿の中に血液中にあるタンパク質が漏れだしていることを意味します。

尿からタンパク質が出ている場合、尿を作る
腎臓で障害が起きている可能性があり、腎臓病の疑いがあります。

<尿蛋白の正常値>

  • 尿蛋白:陰性

<尿蛋白が陽性の場合の検査基準>

  • 尿蛋白:陽性
  • 血液検査・クレアチニン(Cr):1.1mg/dl以下 (目安)
  • 血液検査・尿素窒素(BUN):22mg/dl以下

尿蛋白が陽性の場合、血液検査が必要になります。

血液検査では、クレアチニン(Cr)値と尿素窒素(BUN)値を
チェックします。

クレアチニンとは、筋肉中に含まれるアミノ酸が
消費された後の老廃物で、通常は腎臓で濾過され、
尿として排出されます。

腎臓の機能低下しているときは、クレアチニンが
腎臓で濾過されず、血液中に溜まってしまいます。

クレアチニンの血中濃度は、年齢・性別によって
異なってくることがあるので、eGFR(推算糸球体濾過量)
という計算方法によって正常値の目安を計算により算出します。

eGFRに数値により、腎臓の推定できる状況が分かります。
ですが、あくまで推定のため、詳細は病院にて
精密検査をすることをおすすめします。

尿素窒素(BUN)は、尿素に含まれる成分で、
尿素窒素値が高いと、腎不全などが疑われます。

尿蛋白は検査キットで自宅でできるものがありますが、
できるだけ正確に判断するには、病院や健康診断・
人間ドックで検査していただきたいです。
(診断結果を自己解釈すると危険なときがあるため)

尿蛋白が陽性の時に疑われる腎臓病は?

腎臓病は、冒頭に述べたように患者数が急増しており、
糖尿病・脳梗塞などの病気と合併症になることが多いので、注意が必要です。

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腎炎
腎炎は、腎臓にある糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる、
たんぱくなどの老廃物をろ過する器官に炎症が起こり、
正常に老廃物が濾過できなくなる病気です。

腎炎には急性腎炎、慢性腎炎があります。

急性腎炎は、ウィルスなどの感染により、
急に高血圧やむくみなどの症状が出ます。
治療をすればすぐに改善します。

慢性腎炎は、徐々に糸球体に炎症が起こり、
機能低下していき、自覚症状がないまま
慢性腎炎になります。

健康診断で定期的に、腎臓のチェックをすることで
腎臓の機能低下を防ぐことができます。

ネフローゼ症候群

原因が分かっていない腎疾患です。

急性腎炎が繰り返し起こることで、
糸球体の炎症が慢性化して、タンパク質が
尿から排出されるため、血液中にタンパク質が
減ってしまい、血中コレステロールが上昇します。

それに伴い、脂質異常(高脂血症)、糖尿病などの
合併症のリスクが増えることになり注意が必要です。

慢性腎臓病は人工透析が必要になる怖い病気です

慢性腎臓病は、悪化すると、倦怠感、息切れ、
夜中のトイレ、高血圧、むくみなどの症状に悩まされます。

腎臓の機能が正常時の30%以下に低下した場合は、
腎不全と診断されます。

腎不全になると、血液の老廃物をろ過することが
できず、老廃物が体中にめぐることになり、
尿毒症という状態になり、生命の維持が困難になります。

その時は、人工透析により、血液を人工的にろ過する
必要が出てきます。

腎臓は尿蛋白・血液検査からすぐに診断できるので、
慢性腎臓病にならないようチェックしていくことが大切です。

慢性腎臓病の対策は?CKDにならないために

慢性腎臓病にならないためには、食事の対策が有効です。

・腎臓に負担をかける栄養素は控える

腎臓に負担をかける食品は、控えるようにします

  • タンパク質を多く含む食品
  • 塩分が多い食品
  • カリウムが多い食品
  • 水分が多い食品
  • リンが多い食品

・良質なタンパク質を取り、限度を守る

魚・肉・卵などのタンパク質は適量に取るようにします。
タンパク質の取り過ぎは、腎臓に負担をかけるので、
医師の指示にしたがい、適量を食べるようにします。

・高カリウム症に注意

カリウムは、腎臓機能低下をすると、排出されず、
血液中にカリウムが高濃度になり,高カリウム症になるので注意です。

カリウムは、多くの食品に入っているため、
自然に取り過ぎてしまいます。

そのため、カリウムが水で流れやすい性質を利用し、
野菜などの食品は、ゆでたり、水に浸したりしてから
食べるようにするとよいです。

まとめ

  • 尿蛋白が陽性なら、すぐに精密検査する
  • 慢性腎臓病(CKD)は、8人に1人の割合で増えている
  • 腎臓に負担をかけない食生活をする
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