健康診断の総蛋白が高い時・低い時は?アルブミン値との関係

血清 総蛋白

健康診断の血液検査で、血清の総蛋白(たんぱく)TPを
測定しますが、この総蛋白値は、体に異常がなくても、
日常生活で上下変動します。

総蛋白値は、朝方は低く、夕方は高くなる傾向があります。

また、横になってしばらくしてから測ると、低くなったり、高齢者も低く出る傾向があります。

ただし、異常値が出る場合は、肝臓などに
機能低下などがある可能性があるため、できるだけ早く、精密検査を行い、病気の有無を確定診断することをおすすめします。

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血清 総蛋白(TP)が高いなら?

血清総蛋白値(TP)は、血液中のタンパク質の濃度を
表します。

<血清総蛋白の正常値>
血清総蛋白:6.0~8.0g/dlなら正常

食事をすると、食べ物が体内で吸収され、アミノ酸に
一度、変換されます。

ですが、アミノ酸の状態だと、体のすみずみまで
届けられないので、血液に溶け込ませて
体中に運ぶようにします。

そこで、アミノ酸は肝臓にて色々なタンパク質に変換され、
血液中に溶け込むのです。

血液中にあるタンパク質は、100種類以上あり、
その約65%がアルブミン、約35%がグロブリンです。

そのため、血液中の大半は、アルブミンとγグロブリンで
構成されています。

<血液中に変換されるタンパク質(主なもの)>

  • アルブミン
    体中の細胞にタンパク質を届ける役目をするタンパク質。
    浸透圧(血液の濃度)の調整も行う重要な役目もする。
  • γグロブリン
    血中に入ってくる異物を排除する働きをする。
  • フィブリノゲン
    血液を固める働きをする。
  • アンチトロンビンⅢ
    血液を固めすぎないような働きをする。
  • リポタンパク質
    脂肪・コレステロールを運ぶ働きをします。
    リポタンパク質が多いと、高脂血症に繋がります。
  • トランスフェリン
    鉄を運ぶ働きをします。
  • セルロプラスミン
    銅を運ぶ働きをします。

総蛋白値が異常値の場合は、タンパク質を作っている
肝臓か、タンパク質を最終的に排出している腎臓に問題がある可能性があります。

総蛋白値が高い時は、高タンパク症と診断され、
肝臓、または、腎臓の疾患の疑いがあります。

肝機能低下では、慢性肝炎などの疾患や、
膠原病など他の病気のリスクもあります。

そのため、総蛋白値に異常が見つかると、
さらに詳細な検査をする必要があります。

具体的には、アルブミンとグロブリンの割合(A/G比)や、
アルブミン・グロブリンの量の変化を検査します。

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総蛋白値が低い時は?

総蛋白値が低い時は、低たんぱく症と診断され、
総蛋白値が高い時と同様、肝臓または、腎臓の疾患の疑いがあります。

急性肝炎や肝硬変、急性腎炎、ネフローゼ症候群などの
病気の疑いもあるため、早急な精密検査が必要です。

ただ、総蛋白値が低い時は、栄養不足によるもの、
高齢者によって出やすいときもあるので、
病気でない可能性もあります。

ですが、総蛋白値が異常の時は、問題がないかも
しれませんが、念のため精密検査をすることをおすすめします。

総蛋白値が低い時の食事は?

高齢になり総蛋白値が低くでてしまうときに、
食事はどうするのか?いう悩みが多いです。

タンパク質を多く含む肉などの脂肪分、コレステロールを多く
摂る食事にすると、脂質が高くなってしまい、
動脈硬化などの病気のリスクになります。

とはいってもタンパク質を取らないと・・という方には、
高タンパク質で、低脂肪の食事をおすすめしています。

<高タンパク・低脂肪の料理>
・鳥のささ身(脂を抜くためゆでたりすると良いです)
・魚(特に青魚はオメガ3脂肪酸のためよいです)
・豆類(豆腐、納豆など)
・低脂肪乳
など

野菜なども一緒に取り、バランスの良い食生活と、
軽めの運動をしますと、体によいです。

まとめ

  • 総蛋白値は、変動することが多いが、異常値があるときは念のため精密検査を。
  • 総蛋白値が異常値の時は、アルブミン・グロブリンの比率・増加率を検査する
  • 総蛋白値が低いときの食事は、高タンパク・低脂肪の料理。
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