血圧の上と下の差が大きいと悪い?勘違いしやすい値の違いとは

血圧 上 下の差

血圧の上と下の差が大きいと健康?それとも差が小さいと健康?どちらが正しいでしょうか?

血圧の上下の差は大きい方が良いか、小さいほうがいいかなど話題になりますよね。高血圧の方は、血圧測定の度に上下の血圧だけでなく、血圧の上下差も常に気になりますね。

でも実は、血圧の上下差だけは、大きいと悪い・良い、小さいと良い・悪いといったことは言えないのです。

血圧の差が良い悪いをチェックするには、上の血圧と下の血圧の意味、血管と心臓の働きを知ることが大事です。血圧の上と下の差は「脈圧(みゃくあつ」と言って、脈圧はその時点でなく、脈圧の変化を知ることが大事なんですね。

脈圧は、個人差がありますが、健康であれば高血圧・低血圧になっても人生を通じて一定であるのが理想です。

ですので、下の血圧が下がっても上の血圧が変わらなくても、脈圧(血圧の上下差)が大きくなるので良くないです。

脈圧が同じであっても、上と下の血圧が同時に上がるのも血管に負担がかかっていて、健康に良くない状態です。

では上の血圧と下の血圧をどうチェックしたらいいの?と思いますよね。

そこで、ここでは、上の血圧と下の血圧の差を見ながら、健康に過ごすための血圧の意味についてご説明いたします。

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血圧の上と下の差が大きいと悪い?小さいと良い?勘違いしやすい値の違い

血圧の上と下の差が大きいと悪い、良いかは、血圧差だけでは判断できないです。

血圧とは、心臓から体中に血液を送るのに必要な圧力(流す力)です。体に流す血液の量は1分当たり60-70回の拍動で、1回当たり70-80cc(ml)で、1分で5リットルの血液を流しています。

血を送る量は成人であれば、年齢も男女もあまり大差ないのです。ですので血圧の上と下の差(脈圧)は健康であればずっと同じ値になります。ですので脈圧だけを見ても健康かそうでないかは判断が難しいです。脈圧の変化を知ることが重要になります。

そこで、脈圧の変化する理由、上の血圧、下の血圧の意味についてご紹介します。

<血圧の上と下の差が大きいと良い?小さいと良い?>

  • 血圧の上と下の差(脈圧)は変わらないのが理想

    血圧の上と下の差は、年齢・男女関係なく、差の値は健康であれば、人生の中で変わらないとされています。

    健康であれば、例えば、30歳の時の血圧の差と60歳の血圧の差は変わらないということです。

    目安は、血圧の上と下の血圧の差は、およそ50くらいが健康といえます。

    年齢が高齢になるに従い、血管は固くなり血管の内壁にコレステロールなどが溜まり、血液を通す道が細くなる傾向にあります。血管が柔らかいと血液が流れやすく、高い圧力を必要なく体中に運べます。血管が固くなると曲がりくねった血管の中を血液が通りづらく、強い圧力が必要になります。

    血管が固くなることを「動脈硬化」といい、加齢だけでなく生活習慣病により血液が通りづらくなります。

    動脈硬化が起きる血管の種類により、脈圧(血圧の上と下の差)に変化が起きてきます。

  • 動脈硬化になると脈圧は高くなる

    脈圧の変化

    動脈硬化が進むと、上の血圧は上がり、下の血圧は下がって血圧の上と下の差は大きくなりやすいです。

    よく勘違いしやすいのが、単純に下の血圧が下がると良いと思うと危険です。上の血圧も同じように下がらないとあまり良いとは言えないのです。

    血管は老化すると動脈硬化が進みます。血管が固くなったり、血液の内壁にコレステロールなどが溜まって血管が細くなります。すると、血液を送り出す道が細くなるので、血液を流すのに力(圧力)が必要になり、心臓が血液を送る力を強めるようになります。

    すると、血管の中には強い力で送り出された血液で満たされるため、圧力が高くなります。細いホースで水まきをしようとすると、水を出す圧力を上げない(水道の蛇口を開かないと)と、水が勢い良くでないのと似ています。

    ですので、動脈硬化が起きると「上の血圧が高くなる」と言えます。

    心臓から送られる血管を流れる血液は、ずっと同じ方向の力が働いているわけではありません。

    大動脈のような太い血液は、血液が細い血管にたどり着くと、血管にぶつかって反射して戻ってきます。この時柔らかい血管だと弾力があるため、戻りの血流が少ないです。

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    ですが、動脈硬化といった血管が固くなる状態になっていると、コンクリートにボールをぶつけたように、戻りの血流が多くなってきます。すると、心臓の拍動のタイミングから戻りの血流と送り終えた血流の流れが相殺して「下の血圧が下がります」。

  • 上の血圧は低い方が良い

    高血圧の方は「上の血圧は低いほど良い」と言えます。

    下の血圧は、低いと動脈硬化の可能性がありますが、上の血圧に関しては低いほうがいいです。

    血管にかかる最大圧力が、低いほうが血管・心臓に負担がかからないためです。

    加齢によりどうしても血管の動脈硬化が進むため、誰でも血圧は上下とも高くなる傾向があります。

    食生活・運動などの生活習慣を見直すことで、年齢層等の血圧で生活するとことを目指すとよいですね。

    *高血圧を改善する食べ物・飲み物についてはコチラを御覧ください。

血管の病気を予防する正確な血圧の測り方

病院で測る水銀の血圧計を基準に、家庭で同じように血圧を測定するのが理想です。

指や腕で血圧を測定できる便利で楽な機械もありますが、できたら腕で測定する血圧計がよいです。指や腕の血圧計は、誤差が多い傾向があるので正確に測るのであれば、腕にマンシェット(帯)を付ける血圧計がよいです。

血圧を測る姿勢ですが、腕のマンシェットの位置が心臓と同じ高さになるようにします。

腕より高い位置で測定すると血圧は低くなり、腕より低い位置で測定すると血圧は高くなります。

ですので、いつも同じ姿勢で測定しないと血圧は上下して正確に測れませんので注意してください。

血圧を測る前は、深呼吸して少し気持ちを落ち着かせます。

そして、一度測ってみて高い血圧が出てしまっても、それも記録しておくことが大事です。2回めは血圧が下がっていても、普段の生活で、緊張する場面で同じように血圧が上がっている可能性があるからです。

また、毎日測定する血圧値に一喜一憂しないで、淡々と測る事が大事です。血圧は1日中で常に変化しているので、一度良い数値が出ても、次はどうなるか分かりません。

そして、高血圧の方は、主治医の先生に血圧の状態をチェックしてもらい、適切なアドバイスをもらうことが大事です。

血圧の上・下の数値はいつ測るとよい?

血圧は、1日の中でも上昇したり、下降したりして測定する時間により大きく変わります。

朝は血圧が低く、昼は血圧が高くなりやすい傾向にあります。

確実に高血圧を予防するには、血圧を1日2回測ることをおすすめします。

家庭用の血圧計は、病院で測定する水銀血圧計よりも低めに出る傾向があります。出来る限り同じ血圧計と姿勢(場所)、時間帯に計測することで、血管による病気を早めに検知・予防ができます。

<正確な血圧を測る時間帯とは?>

  • 朝起きて1時間以内に血圧測定する

    朝はできたら起きてすぐに血圧を測ることをおすすめします。

    急いで起きる必要はなく、ゆっくり落ち着いてトイレなどを済ませてから測っても良いです。ただ、降圧剤、食事などの前に血圧測定してください。

    朝は、急に血圧が高くなることから、脳梗塞・心筋梗塞といった血管の病気が起きやすい時間帯です。

    というのも、夜寝ている間は副交感神経が働き、血圧は下がっています。そして水分不足で血液はドロドロな状態になっています。

    そこで、朝起きると副交感神経から交感神経が働き出し、血圧が急に上がります。そのとき、ドロドロの血液が体中を回ります。そこで、血の塊ができて血栓となり脳梗塞、心筋梗塞が起きやすくなります。

    また、血管が弱くなっていると突然の血圧上昇で脳出血、くも膜下出血といった脳卒中が起きやすいのです。

    朝の血圧を知っておくと、脳梗塞などの病気になるリスクが分かるので、毎朝測ってみてくださいね。

  • 夕方、夕食前に血圧を測る

    夕方は、夕食前・降圧剤を飲む前に血圧測定します。

    できたら、朝と同じ場所・姿勢で測定するとよいです。運動した後、気持ちが高ぶっている時などは少しクールダウンした後に血圧測定を行います。

    夜も風呂や就寝前の時間帯に脳梗塞、心筋梗塞などの動脈硬化による病気が出やすい時間帯です。

    水分不足の状態で風呂に入ったり、風呂場が寒いことから急に血管が収縮することで、血圧が急上昇しやすいです。アルコールも脱水するため、高血圧の方は飲まないほうがよいです。

    夕方に血圧測定しておくことで、夜に発生する脳梗塞などの血管の病気を予防できるので、朝と合わせて血圧測定してみて頂きたいです。

まとめ

  • 血圧の上と下の差(脈圧)だけでは、健康かどうかチェックはできない
  • 動脈硬化が進むと、上の血圧が上がり下の血圧が下がり、脈圧が大きくなる
  • 血圧を毎日2回、定期的に測定することで脳梗塞、心筋梗塞などの病気を防げる
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