動脈硬化の自覚症状はある?手・足・目・ツメの異常と検査方法

動脈硬化 自覚症状

動脈硬化は脳卒中・心筋梗塞などの病気のリスクが高いと言われていますが、自覚症状はあるのでしょうか?

人間の体にある血管は、ほとんどが毛細血管で出来ています。

血管というと太い動脈を思い浮かべますが、血管の99%が直径10マイクロミリ程度の細い毛細血管で占めているのです。

10マイクロミリとは、赤血球が1つ通れるか?ぐらいの大きさです。

1人の人間の血管を全て繋ぐと、地球2周分の約10万キロ。心臓から出た血液がまた心臓に戻ってくるまで約1分間。

毎秒1メートルのスピードで流れている血流を、動脈硬化で流れづらくしていると、大変なことではありませんか?

細い毛細血管の動脈硬化が起きると、体中に色々な自覚症状が出てきそうです。

でも、動脈硬化の検査項目は通常の健康診断では、あまり聞かないですよね。(人間ドックの脳ドックでは検査しているかもしれませんが。)

誰もがなっている動脈硬化の自覚症状、調べる方法はあるのでしょうか?

そこで、ここでは動脈硬化の自覚症状、手・足・目・頭痛などの体にサインが出るのかご紹介します。

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動脈硬化の自覚症状はある?手・足・目・ツメの異常サイン

動脈硬化の自覚症状は、初期・中期ではほとんどありません。

というのも動脈硬化とは、血管の内側の内壁がコレストロール等が詰まり、血流が悪くなる症状のことだからです。

そのため、動脈硬化の初期症状としては、血流が悪くなるといった症状です。動脈硬化が進んでいるといった自覚はほぼないといえます。

ですが、血管の詰まりがヒドくなると、血液が流れにくい→血液が流れない、と悪化していきます。

動脈硬化は、細い毛細血管から太い動脈まで体中のどこででも起きます。

毛細血管の動脈硬化が進むと、毛細血管に血液が流れなくなり、毛細血管が壊死していきます。

毛細血管が壊死していくと、体に流れていた血流が減るため、壊死した体の一部に機能障害が起きるようになります。

大きな血管は太いため、血液が流れにくくなりづらいですが、10年・20年とかけて徐々に血管をつまらせていきます。

やがてコレストロール等が溜まっていくと、太い血管でも詰まったり、血栓を作り出すようになります。

そのため、動脈硬化の進行がかなり進んでいると、高血圧・糖尿病、脂質異常、骨粗しょう症から脳梗塞・心筋梗塞・腎臓病といった重大な病気にまで発展するリスクが高まるのです。

そこで進行した動脈硬化の自覚症状についてご紹介します。

<動脈硬化の自覚症状は?>

  • 手・足の冷え

    手・足の冷えは、血行不良のためですが、元々冷え性の方もいて、問題ないこともあります。

    冷え性のチェックの仕方は、他人と較べて肌が冷えているか?他人の体温と比較します。

    他人が手・足を触ってみて冷たいと感じるようなら、冷え性と言えます。

    他人があなたの手・足を触っても冷たいと感じない時は、冷えではないです。自分だけ思い込みで冷たく感じていることも割とあるのです。

    どちらにしろ冷え性は、体の血液循環が悪い状態です。

    ですので、冷え性の改善はして頂きたいです。

  • 指のツメの色が青白い・割れる

    ツメの色は、肌が透けて見えますが、血流がよいと明るいピンク色です。

    個人差はありますが、暗いピンク色、青白くなるほど、血流が悪い状態です。

    手の先の血流が悪くなると、ツメが薄くなり、割れやすくなります。

    また、ツメにシワがありますが、横ジワが出来ていたら体調不良のサインです。縦ジワは加齢によるものが多いです。

  • 目の充血・くま

    目の充血が出やすいのも、血流が悪くなるサインです。

    白目の部分は、毛細血管が集中していて、鏡ですぐにチェックしやすい場所です。

    毛細血管の血流が悪くなると、酸素・栄養が細胞に届きづらい状態になるのです。そのため、目の機能も落ち、視力低下、眼精疲労などが起きやすくなります。

    目の周りのくまも「青グマ」が出来ていると血行不良の状態です。

    目の周りは、血管が多いので目の周り・目が充血しているかで血行不良を見つけることができます。

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動脈硬化を検査する方法とは?

動脈硬化は、体中を流れている血管について全て調べるのは難しいです。

そのため、血管トラブルが起きやすい動脈などを調べる方法で検査します。

<動脈硬化を検査する方法>

  • 血管年齢を調べる

    動脈硬化の状態を簡単に調べられるのが「血管年齢」です。

    血管年齢は、どれだけ血管が固くなっていない、柔らかい血管かどうかが分かります。

    血管年齢と実年齢を比べるというより、出来る限り血管年齢を若くすることが大事です。

    血管年齢は、血管の状態により変化するため、健康な生活をしていれば若くなるこもあります。逆に年を取ることもあります。

    血管年齢の調べ方は、2つあります。

    1. 加速度脈拍計

      加速度脈拍計は、指に血流が流れる脈の波形を調べて、血管年齢を調べる機器です。

      指を加速度脈拍計に入れるだけで、指先の脈をとらえて数秒で血管年齢が算出されます。

      指先で測るため、末端の中小の血管の年齢を調べられます。

      指で測る簡易な計測のため、血圧測定と同様に計測時の緊張などに左右されることもあります。

    2. 脈波加速度計

      脈波加速度計は、心電図のように手首・足首の血流を調べる機器です。

      脈波加速度計は、心臓と手首、足首に流れる脈の信号を調べます。

      心臓~足首、心臓~手首での血流を測るため、太い動脈の血管年齢が分かります。

  • 頸動脈エコー

    首にある頸動脈の動脈硬化を調べるには、頸動脈エコーで検査します。

    頸動脈エコーは、実際の頸動脈の血管の中を超音波で調べるため、確実な検査が可能です。

    頸動脈エコーにより動脈内にたまったコレステロールの量が分かります。

    動脈硬化の1つで、アテローム性動脈硬化の状態が分かります。

    アテローム性動脈硬化は、血管内にたまったコレステロール等のかたまり(プラーク)が血液の流れを悪くします。

    プラークが何かの原因で血管の中に流されて、細い血管に詰まると血栓となり、脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こします。

    脳梗塞・心筋梗塞は発症前に前兆があるとも言われますが、前触れがないこともあります。

    動脈硬化による脳梗塞などが気になる方は、頸動脈エコーを受診して頂きたいです。

  • 脳のMRI/MRA

    動脈硬化で怖いのは、脳の血管が詰まること・破れることです。

    日本人で多いのは、脳梗塞の中でも「ラクナ梗塞」です。

    ラクナ梗塞とは、脳の深い部分の細い血管(穿通枝・せんつうし)が詰ま、脳が壊死し、場所により神経麻痺・認知症・パーキンソン病になると言われている危険な病気です。

    ラクナ梗塞は、前兆の症状があることもありますが見落としづらいです。

    そこで、脳のMRI/MRAを定期的に検査して頂きたいです。

    MRIは磁気共鳴画像装置といい、磁気により体にある水素分子を測定できる機器です。脳の内部を輪切りにして脳内の血管の状態をチェックできます。

    MRAは磁気共鳴血管画像といい、脳内の動脈の血管だけを抜き出してチェックすることが出来る機器です。

    MRAにより、脳の動脈に詰まりがないか、動脈瘤(血管のコブ)が出来ていないか調べられます。

  • 心臓のCTスキャン

    心臓は、動脈硬化により心筋梗塞・狭心症といった生命に関わる重要な病気のリスクがあります。

    心臓には、冠動脈という心臓に血液を送っている動脈硬化が起きていないか調べる必要があります。

    それには心臓のCTスキャンが有効です。

    最近のCTスキャンは、精度がかなり高く、心臓の冠動脈から毛細血管までチェックすることが出来ます。

    MRIよりはCTスキャンの方が体への負担が少なく、検査費用も安いので、心臓はCTスキャンでよいです。

動脈硬化は、加齢により誰にでも進行し、危険な病気を発症するので甘く見ないで気を付けたいです。

検査も面倒ですが、定期的に動脈硬化の検査をすることで、大病になる前に対策をすることができます。

まとめ

  • 動脈硬化の自覚症状は初期状態ではない
  • 動脈硬化が進むと、心筋梗塞・脳卒中といった重大な病気になるリスクが高まる
  • 動脈硬化を検査するには血管年齢検査、頸動脈エコー、脳のMRI/MRA、心臓CTスキャンが有効
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