急に血圧が上がる原因とは?隠れた病気・注意したい症状とは

急に血圧が上がると心配になりますよね。

血圧は1日の中でも起床、食事、運動などの日常生活でも常に上下に変動しています。

また、緊張したり、不安になった時など気分によっても大きく変動します。

それは分かっていても・・血圧値が正常だった方が急に血圧が上がると、普段は血圧が気にならなかったのに、血圧値が心配になってきますよね。

すると、血圧測定すること自体がストレスにり、さらに血圧が上がってしまう悪循環になってきます。

すると、血圧が高いのは、一時的なもの・・と思いたくなってきます。

ですが、急に血圧が上がるのは原因があり、症状が出ていない隠れた病気が原因になっている可能性もあります。

血圧が上昇する病気には、腎臓障害、アルドステロン症、副腎の腫瘍などがあります。特に、腎臓障害は腎不全にならないよう早めの対処が必要になります。

また、40代~50代の女性の場合、女性ホルモンの影響でずっと低かった血圧が急に上昇することもあります。

急な血圧の上昇は問題ないこともありますが、隠れた病気が原因のこともありますので注意が必要です。

そこでここでは、血圧が急に上昇した原因の確認方法と対処方法についてご紹介します。

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急に血圧が上がる原因とは?

急に血圧が上がる原因は、隠れた病気による原因、生活習慣などによる原因があります。

すでに高血圧と診断されている方が、さらに血圧が上がるようなら注意が必要です。

高血圧状態が続くと、脳・心臓・腎臓などの臓器に負担がかかっており合併症などのリスクが高くなっています。

高血圧の方で、頭痛・しびれ・動悸などの自覚症状がある場合は早めに病院での診察をして頂きたいです。

生活習慣などによる血圧上昇は、徐々に上がっていく事が多く、健康診断・人間ドックなどの検査でしか分からないことも多いです。

血圧が高血圧と診断されるようなら、高血圧による合併症のリスクが高まっているので、これまで低血圧であっても医師の指示をあおぐようにしたいです。

ここで注意したいのは、糖尿病などの病気もなく、ずっと血圧が低かったのに、急に血圧が上がった場合です。

急な血圧上昇の裏側には「隠れた病気」が関係していることがあるためです。

「隠れた病気」による高血圧は、自分は血圧が高いという自覚がないこともあり、たまたま血圧が高かっただけ・・と軽視しがちなので注意が必要なのです。

ここでは急に血圧を上げている「隠れた病気」についてご紹介します。

<急に血圧が上がる原因「隠れた病気」とは?>

主な原因 病気 内容
腎機能障害 糖尿病による腎炎、糸球体腎炎、腎硬化症、腎嚢胞(のうほう)など 糖尿病など腎臓の病気による血圧上昇
腎動脈の狭窄 腎動脈の動脈硬化、線維筋性異形成、大動脈炎など 腎臓の血管が狭くなり血圧上昇する
ホルモン分泌異常(コルチゾール) クッシング症候群 脳・腎臓の腺腫によるホルモン分泌異常で血圧上昇
ホルモン分泌異常(カテコラミン) 褐色細胞腫 副腎髄質の腫瘍によるホルモン分泌で血圧上昇
ホルモン分泌異常(アルドステロン) 副腎腺腫・副腎過形成による血圧上昇
甲状腺異常 バセドウ病 甲状腺ホルモン分泌による血圧上昇
睡眠障害 睡眠時無呼吸症候群(SAS) 自律神経の乱れによる血圧上昇

他にも動脈の炎症、自律神経異常などにより高血圧になります。

高血圧の状態が続くと、脳・心臓・腎臓・大動脈にトラブルが発生するリスクが高くなります。脳出血・心筋梗塞・心不全・腎不全・大動脈解離など緊急性が高い病気になる可能性が高くなるので注意したいです。

高血圧のに、動悸・頭痛・めまい・発汗などの自覚症状がある場合は、できるだけ早めに医師の診断を受けて頂きたいです。

自覚症状がなくても、血圧上昇の状態が続くようなら、病院での診察を受けて正しい対処・治療を受けて頂きたいです。

急に血圧が上がる病気以外の原因は?

急に血圧が上がる原因として、病気以外では、女性特有の原因、生活習慣、血圧測定の問題があります。

女性の場合は、病気以外で妊娠時、更年期で血圧が急に上昇することがあります。

妊娠・更年期障害による血圧上昇は一時的ではありますが、血圧上昇による脳・心臓・腎臓などに負担がかかるため、注意したいです。

まずは高血圧を病院にて診断いただき病気でないことを確認した上で、生活習慣のチェックなどをして頂きたいです。

<病気でない生活習慣による急な血圧上昇の原因>

  • 血圧の測り方が間違っている

    血圧は測り方を間違えると、上がったり下がったりしますので注意です。

    血圧を自宅で測る時は、できるだけ同じ時間帯、同じ姿勢で条件を同じにして測るようにします。

    • 血圧測定ベルト(マンシェット/カフ)は心臓と同じ高さにする

      腕で測定する血圧計は、血圧測定ベルトを心臓と同じ高さにします。

      血圧測定のベルトを心臓より低い位置で巻いて測定すると、血圧が高く出る傾向があります。

      また、血圧測定ベルトをきつく巻きすぎると、血圧値が高くなる傾向があります。

      ですので、家庭用の血圧計で血圧を測る時は、取扱説明書をよく読んで使用して頂きたいです。

      また、手首で測る血圧計よりは、腕で測る血圧計を使ったほうが正しい血圧値が安定して計測できます。手首で計測すると、血管をしっかり抑えられないことや、心臓との位置関係がズレて正確に測定できないことがあります。

    • 測定条件(時間・場所)を決める

      朝でも起床した直後と、着替えや朝食を食べた後では血圧が変わってきます。

      何かしら体を動かしたり、ちょっとしたストレスなどがあると血圧値に影響が出てきてしまうのです。

      そのため、血圧測定は出来るだけ同じ時間、場所で安静の状態で測定するとよいです。

      測定する腕の位置も変わらない同じ机・椅子で計測するようにします。

      気持ちが安定する時間帯で、同じ環境にして血圧を測るようにしたいです。

  • ストレス

    ストレスは自律神経の交感神経を優位にさせ、血圧が上昇しやすくなります。

    交感神経が優位になると、アドレナリン、ノルアドレナリンといったホルモンが分泌され、心臓をより動かすよう指令が出ます。

    過度なストレスがあると、常に心臓に負担をかけ、血圧を上げる原因になります。

    自分ではストレスがないと思っていても、生活環境が変わったり無理をしていたりすると、想像以上にストレスがかかっていることがあります。

    ストレスをなくすのは難しいですが、十分な睡眠をとり、気分転換・リラックスできることがあれば実践してみて頂きたいです。

    ストレス解消・血圧低下には、睡眠は特に大事なのでしっかり眠るとよいです。

  • 食生活、睡眠の乱れ

    食事で甘いもの、塩分が多いものを食べすぎると、一時的に血圧が上昇します。

    そのため、毎日同じような食事をしていると、血圧が上がっていきます。

    また睡眠時間が短いと自律神経の交感神経が優位になり、血圧が上昇しやすくなります。

    塩分が多い食べ物のとり過ぎでは、自覚症状はないですが、血管の中では塩分が入ってくることで水分が少なくなり、血液がドロドロになっていきます。

    血液がドロドロになってくると、血液が固まりやすくなり血管の周りに、こびり付いたコレステロールなどで血管の流れを悪くしていきます。

    その結果、血管が固くなっていき(動脈硬化)、詰まりかけた血管が剥がれた「血栓」ができ、脳に行くと脳梗塞、心臓に行くと心筋梗塞になります。

    動脈硬化は、加齢により進行していきます。「血管年齢が若い」ということは動脈硬化が起きていないこととも言えます。

    ですので、高血圧ではないから、甘いものや塩分のとり過ぎは気にしてない、という方も普段の食事には気を付けて頂きたいです。

  • 喫煙・受動喫煙

    喫煙は高血圧の原因になります。

    タバコに入っているニコチンは、交感神経を優位にするため血圧の上昇が起こります。

    また、喫煙中の一酸化炭素(CO)は、血液中の酸素を奪うため一時的に酸欠状態になります。酸欠状態をカバーするために心臓が動くために血圧が上がります。

    他の人の煙草の煙を吸ってしまう「受動喫煙」も同様の原因で、血圧上昇しますので注意したいです。

  • 薬による血圧上昇

    薬服用が血圧上昇の原因になることがあります。

    漢方薬の「カンゾウ(甘草)」は血圧を上げる作用があります。

    また、関節リウマチなどの治療で使われる「グルココルチコイド」(プレドニゾン)も血圧を上げる作用があります。

    薬を飲んでいる場合は、飲んでいる薬を医師や薬剤師に確認していただきたいです。

  • 妊娠による血圧上昇

    妊娠時の血圧は通常は、妊娠初期(約7週目)までに下がっていき、姙娠32週くらいまでに妊娠前の血圧に戻ることが多いです。

    ですが、姙娠20週~で血圧上昇する方もいます。

    原因は、胎盤を作る時に血管の形成不全を起こして、血圧を上昇させる物質が作られてしまうと言われています。

    姙娠20週~ではじめて上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上になると「妊娠高血圧症候群」と診断されます。血圧上昇により、糖尿病などの合併症に注意する必要があります。

    妊娠高血圧症候群は重症になると、赤ちゃんへの影響も出るため、医師による治療が必要になります。

  • 更年期障害による血圧上昇

    女性ホルモン(エストロゲン)が減少してくる更年期は、血圧が上昇しやすいです。

    女性ホルモンは血管の内側の皮(血管内皮)を柔らかくして、血圧の上昇を抑える働きがあります。

    血液中の女性ホルモンが減少してくると血管内皮が固くなる動脈硬化が起きるようになり、血圧が上がりやすくなります。

    男性と比べて40代、50代~の女性が急に高血圧になる方が増えるのは、女性ホルモンが原因です。

    若い頃から低血圧だから・・と思い込まずに、急激な血圧がある場合は注意したいです。

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血圧を上げている本当の原因とは?

体中で血圧を上げている原因は、自律神経バランスと、ホルモン分泌の影響によります。

自律神経は敏感に血圧の変化を起こします。

自律神経とは、交感神経と副交感神経のバランス調整を行います。交感神経は覚醒している時に優位になり、副交感神経はリラックス・睡眠時に優位になりやすいです。

交感神経が優位になると、副腎(ふくじん)からアドレナリン、神経内にノルアドレナリンが増えます。

アドレナリン、ノルアドレナリンは血管を収縮させ、心拍数を上げます。血管が縮まって心拍数が上がるので、血管内の血液が増えて血圧が上がります。

副交感神経が優位になると、アセチルコリンという物質が増えて血管を拡張させ、心拍数低下・血圧を下げます。

自律神経以外には、ホルモン分泌により血圧が変化します。

血圧を上昇させるホルモンは、レニン・バソプレッシン・甲状腺ホルモンなどがあります。

レニンは腎臓の血流が不足する時に分泌されるホルモンで、腎臓に十分な血流を増やし、血圧上昇になります。

バソプレッシンは、血液の水分を減らして利尿作用、血管収縮を促進させます。

甲状腺ホルモンは自律神経をサポートするホルモンです。甲状腺ホルモンの分泌異常になると、血圧が不安定になることがあります。

リラックスすると血圧が下がると思いがちですが、ホルモン分泌の異常が原因で血圧が上昇していることもあるので注意が必要です。

まとめ

  • 急に血圧が上がる原因には隠れた病気、生活習慣が関係している可能性がある
  • 血圧が高い状態が続くなら早めに病院で診察をする
  • 生活習慣による高血圧でも医師の診断・指示のもとで改善をする
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